今回はこの時期に質問の多い「夏期講習」について、外部生向けに当塾のシステムをお伝えします。
集団塾のシステムと混同されてる方が多いので、集団塾との違いを軸にお伝えします。
よく質問される内容
「単元や科目は決まっているの?」
「期間はいつからいつまで?時間帯は?」
「料金はいくら?」
「受験対策はどうしているの?」
「集団塾とは何が違うの?」
「通塾すると夏期講習は必ず受けなければいけないの?」
単元・科目について
実施科目、実施単元は一人ひとりに合った授業プランを作成します。
プランの作成方法
【カウンセリング】
生徒または保護者さんとのカウンセリングを実施します。
現状の学習状況・目標を把握し、その目標達成実現の弊害となっている問題点と問題解決に向けた改善策をいくつか選定します。
【データ分析】
学力診断テスト・外部模試・学校の定期試験・通塾生であれば授業中の正答率などのデータを分析します。
カウンセリングの際に把握した問題点の裏付け、改善策の精度を上げるための分析です。
直近のデータからは苦手単元や苦手科目が数値(正答率)として把握できます。
さらに、過去のデータも分析することで改善策の精度を上げることができます。
定期テスト得点、模試得点、偏差値の過去から現在に至るまでの推移を見ることで、現状の学習状況だけでなく、過去から現在に至るまでの学習状況を把握します。
この過去から現在までの分析により、改善策の精度をさらに上げることができます。
例えば、数学の定期テスト得点が60→80→40と推移していた場合、
詳細な問題分析を行っているのは大前提として、まずはそれぞれの答案の失点部分と得点部分を分析することで、不得意分野・得意分野を予想します。ここまでは答案一つ一つを独立したものとして分析します。
その後、60点が80点に上昇した理由、80点が40点に下落した理由を分析します。
この分析は「計算が得意な生徒であれば、計算問題の割合に比例して得点も上下している」といった単純な分析だけではなく、
本人の得意不得意に関係なく得点が上下している場合には、
「学習習慣」「学習法」「精神状態」「モチベーション」「環境」なども含めた原因分析をカウンセリングを交えながら行います。
実際に分析をしてみると、推移した原因がはっきりと見えてくる場合があり、こうして見えてきた「原因」に対しての「対策」を考えることで、学習プランの精度が上がっていきます。
【プランニング】
カウンセリング・データ分析内容をもとに、目標達成のための「学習科目」「学習単元」「使用教材」「教材の使用方法」などを個別に考え、プランを作成します。
そのプランについて書面または面談で「どの科目、単元を自習で行い、どの科目、単元を授業で行うか」等を相談、修正をした後、学習プランの最終決定となります。
集団塾との違い①
単元や科目は一人ひとり違う個別プラン。
プランも個別に分析して作成。
期間や時間帯について
期間は毎年変動はしますが、7月中旬から8月末を夏期講習期間と定めています。
曜日や時間帯は、一人ひとりの通塾可能な曜日、時間帯の中で作成します。
集団塾との違い②
通塾スケジュールは決められた日程ではなく、個別に設定。
料金について
個別にプランを作り授業数を決定するため、一人ひとり料金も異なります。
目標達成のための学習プランを作成し、そのプランの中で授業として扱う単元がいくつあり、その単元を実施するために授業数が何コマ必要かが決まれば、夏期講習費が決まります。テキストを持っていない場合は別途テキスト代が発生します。
例:
学年:中2
必要科目:数学・英語
必要回数:数学4コマ、英語6コマ
1コマあたりの金額:2592円(2021年現在)
夏期講習費:2592円×10(コマ)=25920円
使用テキスト:フォレスタ中2英語、フォレスタ中2数学
テキスト代:2200円×2=4400円
総額:25920円+4400円=30320円
強制プランの有無について
1対2の個別コースは全ての講習、各種対策授業について、完全任意制を採用しています。
外部生、内部生問わず、夏期講習の参加・不参加は自由に決定することができます。
学習プランを作成した後、授業ではなく全て自習で行うと決まれば、夏期講習費は0コマ、0円となります。
集団塾との違い③
料金は一人ひとり異なる。
夏期講習を受講するかしないかは自由に決定可能。
受験対策について
中学受験、高校受験、大学受験、非受験学年生への対策や指導方針については内部生向け記事をご覧ください。
各学年ごとの指導方針やプラン例などを記載しています。