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英検・TOEIC・TEAP・GTEC・TOEFL・IELTS の 特徴と対策

こんにちは!

あざみ野・新百合ヶ丘・たまプラーザの学習塾/予備校の

MySTEP(マイステップ)です!

 

今日は、
英語外部試験
「英検・TOEIC・TEAP・GTEC
TOEFL・IELTS」

です!

大学入試の変革(センター試験の廃止・大学入学共通テストの新設)によって、
英語外部試験(民間試験)の需要が高まってきました。
 *大学入試の要件を満たした英語試験はこちら(PDFファイルが開きます)。

各大学が英語外部検定利用を薦めています。
 *詳しくはこちら(PDFファイルが開きます)。
 GMARCH早慶上智の基準スコアはやはり高めですね。

評価にはCEFR(ヨーロッパ共通参照枠)が用いられ、
級ではなく、スコアで判断されます。
移行期間が設けられてはいますが、原則4技能(LRSW*)測定です。
*... Listening, Reading, Speaking, Writing の略。

検定について
① 各試験の特徴
② 各技能の特徴と対策
の2本立てで進めていきます。

それでは、行きましょう!

① 各試験の特徴
各検定の説明をする前に、少しだけ。
多くの試験は、
General ModuleAcademic Moduleの2タイプがあります。
General Moduleは一般用。生活を意識して作られています。
Academic Moduleは学術用。大学等での場面を意識して作られています。

英検
General度 ★★★☆
Acadimic度 ★★☆☆
言わずと知れた、日本最長の英語検定ですが、
2017年度から3級にもWritingが加わるなど、進化しています。
また、大学受験の外部試験として採用されるために、
1日でできる英検CBT*も始まりました。
*...Computer Based Testの略。
ケンブリッジ大学の機関との業務提携もあり、
大学受験英語とは違った一面を持った検定です。
近年は、合否判定にスコア評価が導入され、
その数値でどの分野が弱点なのかも把握できます。
日本最長の検定であることもあり、対策本が数多出版されています。
大学入試での導入も多く、オトクな検定でもあります。
日本での認知度はバツグンですが、海外での認知度はほとんどありません。
あくまでも、日本の中の英語検定と言うところでしょうか。
私立高校の推薦加点では英検の級が影響します。
今の成績に何点加点されるのか、考えて受験をすることもできます。

1級では文法や語法の問題はネイティブでも難しい単語が出てきます。
各級ともに単語や熟語の対策が明暗を分けるテストでもあります。
小中学生(外国の在住経験・英会話の経験なし)
英語検定受験
は、
テキストを1〜2冊、単熟語も含めて完璧に仕上げること
が先決です。

TOEIC
General度 ★★★★
Acadimic度 ★★☆☆
ビジネスや留学などでも注目度の高いTOEICですが、
近年の受験者の4割は日本人だとも言われています。
大学受験英語でも選択肢の吟味に使用される「品詞」
この品詞の使用について詳しく学んでおきましょう。
アメリカ英語が中心となった試験ですが、
時々違ったアクセントに出会います。
昇進や手当の基準など、社会人の受験の割合も高いTOEICですが、
L&R(990満点)とS&W(400満点)の2タイプに分かれています。
L&R
文法・語法からメール文・新聞記事の切り抜きのようなものまで
満遍なく測定されます。945点以上はケアレスミスをするかどうか
運、と言えますね。
S&W
短時間で重要な技能(日常のワンシーンから会議・自分の意見まで)
の測定をされますが、400点を取ることは中々簡単ではありません。
他の英語試験に比べて効率の良い英語試験です。

ちなみに、
大学生のTOEIC平均は約580点、社会人のTOEIC平均は約600点
と、TOEICそのものの平均点が580〜600点であることを考えると、
非常に平均的なスコアです。

TEAP
General度 ★★☆☆
Acadimic度 ★★★☆
大学受験を見据えた4技能測定のために作られた英語試験
それがTEAPです。
高等教育(大学教育)で出会う場面や言葉・フレーズを想定して作られたもので、
全体のレベルが高めに設定されています。
他の英語試験は幅広く設定されてる事が多いのですが、
TEAPはアカデミック(学術的)な内容です。
長文では
語注がないため、知らない単語を推測する力
リスニングでは
一回しか流れないため、重要なキーワードを聞き取る力
ライティングやスピーキンでは
短時間でまとめて、述べる
が求められます。
他の検定に比べ高度です。

ちなみに、一般的なテストとアカデミックなテストとでは、
普通、アカデミックの方がレベルが高いです。
一般的なテストは「生活」が根底にありますが、
アカデミックなテストは「高等教育」を主とするからです。
世界的な大学(高等教育機関)進学率は60%程度です。
まだまだ、生活よりも高等教育のレベルの方が高いという事がわかります。

GTEC
General度 ★★★☆
Acadimic度 ★★★☆
ベネッセが主催するスコア型英語試験です。
公立高校でも1年生から、
私立の中学校では中学3年生から導入されるなど、
認知度の高い試験でもあります。
大学生や社会人向けに用意されたGTECもありますが、
英検に比べ、世界的な認知度は高く
アメリカとカナダの154の学校で、入試に用いられています。
こちらもTEAPと同じでアカデミックな内容を主体としていますが、
学年によって問題のレベルも変わるため、
今の英語力でできる事を測ることができます。

TOEFL
General度 ★★★☆
Acadimic度 ★★★★
日本ではIBT*と呼ばれるテストが実施されているTOEFLですが、
簡潔に言うと、TOEICのアカデミック版です。
*...Internet Based Testの略。
アメリカやオーストラリアをはじめとし国々で、
入学や進級、卒業の基準となっています。
この試験は4技能を測定する試験ですが、
Listeningが60〜90分と、
他の英語試験に比べて長く、講義を聞いて答える
ICUのリスニングのような試験です。

トータル120満点のスコア型試験です。
大学留学で61以上、大学院留学で80以上
が概ねの基準です。
TOEFLの世界平均が約80と言われていますから、
難易度も高く、受験者レベルも高いんですね。

IELTS
General度 ★★★★
Acadimic度 ★★★★
日本では認知度の低い英語試験ですが、
世界的な受験者は多いと言えます。
簡単に言うと、イギリス英語検定です。
TOEICTOEFLがUKVI(イギリスのビザ)に使用できないため、
日本で受験できるイギリス留学・在住のための英語試験は
IELTSのみです。
*イギリス国内ではGESEの実施もあります。
テストの形式は他の英語試験と大きく変わることはありませんが、
SpeakingはFace to Faceで行われ、
コンピューターは使用されません。
テスト形式もGeneralAcademicの2つがあり、
滞在・在住か留学か、目的によって受験タイプが変わります。

IELTSはスコア型ではなく、
バンドスコアと呼ばれる評価基準が取られており、
4技能それぞれのバンドを総合して、
全体のバンドスコアが算出されます。

日本ではまだ認知度の高い検定とは言えません。
テキストの数もまだまだ少ないですが、
テストの時間は他の試験と比べて短く、
イギリス・オーストラリア・ニュージーランドでの生活が想定されており、
アクセントから出題される地名や習慣までが
その地域を中心に構成されています。

② 各技能の特徴と対策
Listening
英語試験でのリスニングは
40~60分が多いです(英検5~3級は短いです)。
集中力の必要な技能でもあります。
日本語で小一時間話されていることを想像してください…ね…。

テレビでも方言が出てくると聞き取りづらいことがあるように、
英語のアクセントの違いから、聞き取りやすさが変わります。
アメリカ英語とイギリス英語との違いは有名ですが。

リスニングの速さですが、
英検は1級でも
TOEICTOEFLに比べて遅いです(体感)が、一会話が長いです。
これからTOEICTOEFLの対策を考えている方は、
英検の2級や準1級で慣れましょう。

対策はこちら!
STEP1 単語の正しい発音を知る
正しい発音を知ることで、聞こえてくる音を自分の知っている単語と結びつけます。
このとき、英語の接頭語接尾語語幹の持つイメージ
について知っておくと効果的です!(詳しくは質問してください!)

STEP2 書き取りの練習をする
ディクテーションと言います。
聞こえてくる単語を、穴埋めから書き取る練習をしていきます。
STEP1で知った正しい発音が正しく聞き取れるか、を練習します。

STEP3 要約の練習をする
聞き取れるようになったら、要約の練習です!
聞こえた話を要約します。
日常的な会話と同じように聞き取れるようになりましょう!

Reading
この分野はどの試験も(大学入試でも)問題の形として
似通っています。
1.文法・語法
文法(品詞含む)や単語・熟語・フレーズに関する問題です。
「選択肢を切る」という解答法が一般的です。
日本語訳を考えるよりも、
前後の文の関係から品詞や使える時制を把握します。
テキストで繰り返し練習しましょう。
単熟語帳を仕上げるのも効果的です!
mystep.hatenablog.jp 
2.整序・文完成
語順や文の順番を並び替えて、意味の通る文を作る分野です。
ここでも、いきなり文を作るのではなく、
熟語やまとまりを作ることから始めます。
作ったまとまりをどうやってくっつけるか
を考えましょう!

3.読解1
読解1は広告やメール文です。
センター試験でもそうですが、受験者の多くは、
見落としが多い!
読んでいるつもりで、読んでない
ということが多いです。
しっかりと情報をまとめて
本当にそのチラシやメールを受け取った人になって、
読み、解答しましょう。

4.読解2
読解2は物語や日記、評論文・新聞記事です。
日本語でも少し読むのを躊躇うようなものもありますから、
こういうものこそ、精読が必要です。
General Moduleでは取扱説明書のようなものが出てきます。
どれも、状況や状態を想定しながら、
まとめながら、
読みましょう。

Speaking
日本人が苦手、と謳われる技能です。
他言語に比べ、
言語の文構造が英語と遠いのが問題です。
地域によって話し方や使う文法の差はありますが、
簡潔に話すことが先決です。
長く言葉を話そうとするのではなく、
必要な情報だけを入れるようにしましょう。
短時間で言いたいことをまとめて、過不足なく話す
これが一番大事です。
自信を持って言えるフレーズを作るのも効果的!

他技能に比べて、練習がしづらい技能でもあります。
練習法について、詳しくは質問してください

まずは言いたいことを述べられるようになること、ですが、
次には、音の壁が待っています。
これも言語の構造と骨格の構造上、
日本語にはない音が必要になります。
私事ですが、カタカナすぎる発音やrの音を含みすぎる発音
かなり聴き取りづらいです。(発音についての質問も待っています!)
なるべく近い音が出せるような練習も必要です。
リスニングの練習も兼ねて、
まずは、外国人(好きな有名人など)のスピーチやインタビューを
真似してみましょう!

Writing
最後の技能です。
日本語でも文章を書くのが得意ではない人、好きではない人
がいると思いますが、それを英語で、となると
かなり労力が要りますね。

英検やGTECのWritingは比較的易しいです。
論旨が一貫していて、条件に従っていて、文法や単語のミスがなければ
およそ正答です。

対して、その他の試験のWritingはテーマも条件も
難易度が高く感じられます。
STEP1 言いたいことをまとめる
STEP2 話の展開を決める
STEP3 条件を確認する
この3STEPが必要です。
STEP1とSTEP2はマインドマップのように作成してみましょう。

さて、
英語外部試験
「英検・TOEIC・TEAP・GTEC
TOEFL・IELTS」

について話してきましたが、
諸外国のビザ要件って!?
など、今回お話しきれなかった部分もあります。
疑問が解決する・指針が見える反面
新たな疑問や霧が生まれた方もいると思います。
その際には、ご質問いただければ、可能な範囲でお答えいたします!

違いを知って、対策を知って、
最短で合格やスコアアップを目指しましょう!

今回紹介した英語試験ですが、
当教室の近隣では、
市が尾高校・中央大学横浜・川和高校など
GTECを取り入れており、
桐蔭学園では帰国生に
TOEIC S&Wの受験が義務付けられています。
すすき野中やあざみ野中をはじめとする
横浜市の中学校では
中学3年生の10月に英検の受験が公費で行われています。

ますます注目される英語試験。
気になる方はご相談ください!

 

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P.S.
この9月から、東京都江東区のTGG(Tokyo Global Gateway)、
東京英語村がオープンしました!
私も非常に興味のある施設です。
何と言っても様々な地域の英語話者がいることが目玉だと思っています。
まさにGlobal Gatewayですね。
日本には東京以外にも英語村がありますが、
ここまで本格的ではないような気がします。
いずれにしても、これからの日本の英語教育を変革させる
一石になることを望みます。