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中学受験 公立中高一貫校(神奈川県) 求められる力

こんにちは!

あざみ野・新百合ヶ丘・たまプラーザの学習塾/予備校の

MySTEP(マイステップ)です!

 

今日は、

中学受験「公立中高一貫校(神奈川県内)」

合格に必要な「チカラ」とは?

です!

 

中学受験というと、
私立の中学校を受験するというのが一般的ですが、
公立の中高一貫校もあります。

神奈川県内には以下の10校の公立中高一貫校が存在します。

 国立

横浜国立大学教育学部附属横浜中学校(連携型)
 *横浜国立大学教育学部附属鎌倉中学校(附属・連携先なし)

 地方公共団体

神奈川県立相模原中等教育学校(中等教育学校型)
神奈川県立平塚中等教育学校(中等教育学校型)

横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校附属中学校(併設型)
横浜市立南高等学校附属中学校(併設型)

川崎市立川崎高等学校附属中学校(併設型)

愛川町立愛川中学校(連携型・非受験)
愛川町立愛川東中学校(連携型・非受験)
愛川町立愛川中原中学校(連携型・非受験)

いずれの学校の受験も
簡単ではありません

というのも、
適性検査と呼ばれる
AL(アクティブラーニング)入試的な問題形式
があるからです。
一般的に思考力を問う試験ですから、
私立の中学校の受験とは一線を画した問題になっており、
知識よりも、今ある情報をどう使うか
というところに焦点を置いた、
非常に能動的な学びを必要とする試験です。

小学生の時期というのは、
発達教育の観点から言えば、
直感的思考から論理的思考に移り変わる
非常に重要な時期でもあり、
この時期に触れる思考プロセス
一生物になる、といっても過言ではありません。

通常の中学受験は未だ、詰め込み型を中心とする、
知識と発想の問題形式ですが、
公立中高一貫校の入試 (適性検査)は、
思考と発想に重点を置いた問題形式です。

どれだけ正確に情報を
読み取り
整理し
答えの糸口に辿り着く
が求められています。

この問題を解けるような受験生が
最大で10倍ほどの倍率で合格していくのですが、
その中には、
私立中学校の御三家や上位校を
併願受験している受験生も少なくありません。

ただし、
私立の上位校の受験生が公立中高一貫校を併願できても、
公立中高一貫校を目指す受験生は、
私立を併願しづらい

ということをお伝えしておかなければなりません。

先にお伝えした、AL入試ですが、
私立の導入はまだ多く無く
そうでない一般の試験では、
算数では
中学受験特有の特殊算を含む問題が多く
理科・社会では
思考に加え、
膨大な量の
(通常の公立中学3年分に匹敵する)知識
が必要になるため、
私立の受験生に対して、少々分が悪いということです。

私立中学の入試も含めて、
単なる一問一答ではまるでダメです。
原因と結果や思考プロセスを把握した上での
解答が求められます。

また、適性検査は(神奈川県・横浜市川崎市)の場合、
適性検査Ⅰ適性検査Ⅱに分かれており、

 適性検査Ⅰ国語・社会系の問題で、
与えられた課題文や資料をどう整理し、
自分の意見をどう展開するか、が重要になってきます。

 適性検査Ⅱ算数・理科系の問題で、
今ある情報からどの道筋を辿れば答えに行き着くのか、
という公式探しから始まります。
つまり、情報さえ与えれば、学習範囲は問わない
とも言えるということです。

時事的な課題文
理科年表を用いた動植物の様子や習性
多面体を文字どうり多面的に把握する空間把握問題
の出題が顕著です。

また、こういった中学校では、
定期試験の問題も思考力を問う問題になっており、
近隣のすすき野中やあざみ野中、王禅寺中などの
一般的な公立中学校の問題と比べると
かなり難易度が高いと言えます。

さて、公立中高一貫校は、
学区が指定されており、
私立中学では学区はおよそ無く、
神奈川県内の公立高校も学区は撤廃されましたが、

公立中高一貫校は、
神奈川県立であれば、神奈川県民のみ
横浜市立であれば、横浜市民のみ
川崎市立であれば、川崎市民のみ
の受験資格となっています。

高校入試や大学入試においても
思考型の問題が増えている昨今、
まず注目すべきは、
「公立中高一貫校」なのかもしれません。
*公立高校入試の問題が、
他の都道府県の公立中高一貫校
入試問題になっていたりするのです!

大切なことは、
どの段階の勉強・学び
においても、
能動的な学び
を大切にすることです。

公立中高一貫校受験では
特に顕著ですが、
自分のハテナを明確にする勉強をすること
自分のニガテを目の当たりにする勉強をすること
つまり、勉強において自分を知ること
が、能動的な学びを作り出すのです。

今後の学習指導要領や入試の変革によって
さらに必要になる能動的な姿勢。
皆さんも日頃の学びで意識してみましょう!

 

ちなみに…
私立中学
では、
NEW TREASUREBirdland
体系数学
のような中高一貫用教材を用いて、
4〜5カ年で公立中学・高校の
6カ年のカリキュラムをこなす学校も多く、
各校、進学率や必修科目以外の教育にも
力を入れています。
*近隣では、捜真女学校、青山学院横浜英和、
実践女子、中大横浜、森村、日本女子、跡見学園
桜美林神大附属、桐蔭 などがあります。(順不同)