こんにちは!
あざみ野・新百合ヶ丘・たまプラーザの学習塾/予備校の
MySTEP(マイステップ)です!
今日は大学受験「難関私大・国公立の一般入試対策」として、
英語長文の勉強法(part1)
をお伝えします!
あくまでも「大学受験の一般入試対策」としての勉強法です!
実用英語・TOEIC・TOEFL等の勉強法とは異なるので注意してください。
では本題!
入試英語長文の勉強は
①「単語力」
②「熟語力」
③「文法力」
④「短文解釈力」
⑤「速読力」
⑥「読解力」
の6つを鍛えていく必要があり、①~⑥は勉強の優先度(学習順)となっています。
今回は「英語長文の勉強法」として①~⑥を紹介していますが、受験英語の勉強は全てこの順番で学習してください!
センター対策も、文法問題を含む一般入試、文法問題を含まない一般入試、
全て同じ順番です!
※難関大の文法問題(③)が解けるレベルまで学習が進んでから、
「短文解釈」(④)などの長文問題演習に進むべきという意味ではありません!
それぞれの勉強法を伝えていきますが、
最も大事なことは基礎を固めること!
具体的には①~⑦のセンターレベルをマスターすることが、
難関私大・国公立合格への近道となります!
ではそれぞれの勉強法へ!
①「単語力」
英語長文を読むためには「単語力」が最も大事です!
どの単語帳を使うにしてもまずは
センターレベルまでの単語をマスターしましょう!
ここでよくありがちな失敗パターンは、自分のレベルに合わない単語帳を使ってしまうことです!
「単語帳はどれも同じ!とにかく1冊を完璧に!」
は半分ホントで半分ウソです。
何が自分にとって一番良い単語帳か?
気になった人はこの記事も参考にしてください!
単語の勉強法はこちら!
英語長文の勉強をしている生徒から
「先生~なかなか英語長文が読めるようになりません」
もしくは
「英語長文を早く読むことができません」
とよく言われます。
その生徒からは
「読み方教えてくれませんか?」
「よい参考書はありませんか?」
と質問されます。
ですが、 実際に英語長文の読解を授業中にしてもらい分析をすると、
「読めない原因」
「読むのが遅い原因」
のダントツTOPがこの「単語力不足」です。
文章中で知らない単語が出てきたときには、前後の文脈から「推測」することで読み進めます。
この「推測」回数が多ければ多いほど、英文を読み取る精度が低くなり、また速度も遅くなってしまいます。
だからこそ「単語力」をつけ「推測」回数をできるだけ抑えることが長文読解には必要です!
この超重要な「単語暗記」ですが、、、
「やる気にならない勉強」ダントツTOPも「単語暗記」です。
その結果、
単語暗記が中途半端な状態で、センターレベル、 MARCH レベルの長文読解の演習をして自信喪失する生徒が数多く存在します。
早慶レベルになるとより顕著です。
以前、
「単語わからないけど長文読みながら覚えていけばいいじゃん!!」と言ってくる生徒がいました。
長文を読み、出てきた単語、熟語、言い回しをその都度覚えていくことができ、
忘れないように復習も自分でできるという強者でない限り、長文テキストを多読し単語を覚えていくのは非常に効率の悪い勉強です!
プライドを捨てて今すぐ長文テキストを閉じましょう!
もちろん、単語を簡単な文章とセットで覚えていきたいという人もいると思います。
そのような人には「速読英単語」や「DUO3.0」のような単語帳がオススメです。
ただし、「速読英単語」や「DUO3.0」は初学者にはあまりオススメできないので、英語が得意で自分に合っていると確信した場合に限り選択してください!
また、「単語力」が不足した状態での「文法」学習でも同じことが起こります。
詳しくは③「文法力」で!!
続いて
②「熟語力」
センターレベルの「単語力」を身に付けたら、次はセンターレベルの「熟語」を覚えましょう!
「熟語」は文法問題ではもちろん、国公立2次や私大の和訳問題など、直接問われることが多いので、得点に直結させることができます。
「熟語」の覚え方(勉強法)は「単語」と同じです。
ただ、単語よりも圧倒的に覚えにくいのが「熟語」です!
そこで、
「自分のレベルに合っている & 覚えやすい」熟語帳を慎重に選択してください!
ターゲットを使用して単語を覚えている人も熟語帳を安易に「ターゲット英熟語1000」にするのではなく、「解体英熟語」や「システム英熟語」などの熟語帳を自分の目で見て選択しましょう!
「解体英熟語」は「熟語の成り立ち」や「前置詞の意味」など数多くの情報が掲載されているので人によっては覚えやすく、カード式になっているためランダム演習が可能です。さらに熟語に関する問題も載っているため、迷ったらこれ!と言える熟語帳です。
「システム英熟語」は解体英熟語ほどではないですが熟語に関する情報を掲載し、特に「前置詞のイメージ」を詳しく説明してくれているので、解体英熟語だと情報量が多くて・・・という人にはオススメの熟語帳です。
「解体英熟語」「システム英熟語」ともに1冊のレベルは難関私大・国公立レベルです。
1冊全てを覚えるのではなく、あくまでもセンターレベルの「熟語力」を身につけることを最優先にしましょう!
「解体英熟語」であれば「必修語」「重要語」「上級語」の中の「必修語」のみを優先して覚えてください。
「必修語」を覚えた後は③「文法力」の学習と並行して「重要語」「上級語」を覚えていくようにしましょう!
この「熟語」を暗記する際は必ずセンターレベルの「単語」をマスターしてから覚えるようにしてください!
なぜなら、熟語は「単語」と「単語」が合わさった言葉だからです!
ひとつひとつの単語の意味が分からない状態で熟語を覚えようとすると余計な苦労をすることになってしまいます。
この「熟語」を後回しにしてしまう生徒が多いのですが、③「文法力」の学習に進み、文法問題を解く段階までには必ず身につけておきましょう!
具体的な弊害は③「文法力」で!!
続いて
③「文法力」
センターレベルの「単語力」「熟語力」を身に付けたら、
次は③「文法力」を身につけましょう!
もちろんセンターレベルの「文法力」です!
今まで、「センターレベル!」「センターレベル!!」と言ってきましたが、
「文法力」の学習においては、特に重要となります!
なぜなら、多くの高校生が、「正しく理解もせずに」「センターレベル以上の問題演習」 をしてしまうからです!
犯人は・・・
高校1年生に対して「ネクステ」「ビンテージ」「アップグレード」などの文法問題集を配布してしまう・・・
学校の先生です!
基礎文法力もない高校1年生に「ネクステ」や「ビンテージ」「アップグレード」などの文法問題集を配布し、「とにかくこの1冊を!」「問題と答えを覚えるくらいやり込もう!」と言ってる学校の先生(近隣のとある高校の先生)がいますが、
何を考えているのかわかりません・・・。
「中3までに高校英文法をマスターしている中高一貫校の高1生」
「時間のない高3生」
でもない限り、最初に手を出してもらいたくないのが「ネクステ」や「ビンテージ」「アップグレード」などの4択系文法問題集です!
この問題集は難関私大・国公立レベルまで網羅し、センターレベルを超える文法問題集です!
基礎文法力のない人がこの問題集を使用してしまうと、
「なんとなく訳して合いそうなものを選ぶ」
「解説を読み、自分なりに納得して勉強した気になる」
「1冊を何周もするべきだよ!という言葉を都合よく解釈して、問題と答えと解説を覚えるまで何度も繰り返し、満点がとれるだけで満足する」
「使っている問題集は満点をとれるのに、いざ、初見問題を解くと全然解けない、もしくは、解くのが遅いという状況に陥る」
といった落とし穴に落ちます!
ではどうすればよいのか?
それは
「基礎文法を正しく理解し」
「基礎文法問題を正しい解き方で解く」
この2つです!
「基礎文法を正しく理解する」ためにどんなツールを使っても構いません。
学校や予備校、塾の授業を受ける、動画を見る、参考書を読むなど。
「理解」できるのであれば、なんでもかまいません。
オススメの参考書はこちら!
初学者向け
中級者向け
中級者から上級者向け
※初学者向け参考書「大岩」や「安河内」を使用する場合は、そのまま問題演習に進むと知識が足りずに困ることがあります。必ず「FOREST」や「Evergreen」など英文法が詳しく書いてある参考書で調べながら問題演習をしてください。
※何が合うかは個人差があるので気になる人は相談に来てください!
このような参考書を活用してしっかりと「理解」していく際に注意!
「理解する」とは「人に説明できる」ことを指します。
「納得」しただけで満足する人がいますが。ダメです。
文法書の目次だけ、見出しだけ見て、その単元を紙に書きながら説明してみてください。
サラサラと書きながら、正しく説明できれば「理解している」ということです。
予備校や塾で授業をどんなに受けても、動画を見ても、参考書を読んでも、
説明できなければ、すべてムダです。
受けるだけ、見るだけ、読むだけなら、小学生でもできます。
もちろん、「復習」をして全範囲を説明できる状態を作りましょう!
基礎文法を正しく理解したら
基礎文法問題を「正しい解き方」で解きましょう!
何度も言いますが、「ネクステ」「ビンテージ」「アップグレード」などは基礎文法問題集ではありません!
「レベル別英文法3」「英文法語法ベスト400」などの問題集を解きましょう!
「正しい解き方で!」
この「正しい解き方」で問題集を解いている生徒は極めて少ないです!
多くの生徒が「問題文を訳してから、訳的に適していそうなものを選ぶ」
という解き方をしてしまっています!
「文法問題集の正しい解き方」を簡単に言うと
①選択肢を見て、何が問われているかを推測する。
※まだ問題文は見ません。当然問題文は訳しません。
②選択肢を見て、文法的に正しくない選択肢を切る。
※まだ問題文は見ません。当然問題文は訳しません。
選択肢を切るときは文法的な根拠をもって切ります。
③空欄の前後を文構造的に見て、文法的に正しくない選択肢を切る。
※問題文全体は見ません。空欄の前後は文構造的に見るだけなので、当然訳しません。
選択肢を切るときは文法的な根拠をもって切ります。
④選択肢がまだ2つ以上残っていたら、空欄以外を必要最小限の範囲で訳し、訳的に適したものを選択する。
※ここで初めて問題文を必要最低限の範囲で訳します。
この手順が「文法問題集の正しい解き方」です!
本番では必要ないですが、①~④を実施して正解にたどり着いた後、正解を見る前に全文を訳すことは必要です。
正解を導くために和訳するというよりは、この先の長文読解に向けたウォーミングアップとして訳します!
この解き方をマスターすれば、
必要最小限の時間で文法問題を解くことが可能であり、かつ、正解の選択肢の根拠だけではなく、不正解の選択肢の根拠まで考えることになるので、一問で多くの知識をアウトプットすることが可能です!
「レベル別文法3」「英文法語法ベスト400」に限らず、
「ネクステ」「ビンテージ」「アップグレード」等の文法問題集を
「完璧にする」ということは、正解を導けるだけでなく、
その過程も「完璧」になるということです!
本当の意味での「完璧」な状態になれば初見問題も解くことが可能です!
問題文と答えと解説を覚えただけで満足するようなレベルでは初見問題に立ち向かうことは到底できません。
ここで!
「そんなこと言うけど、問題と答えと解説を覚えるくらいネクステやったら初見も解けるって先輩が言ってた!」
と思った人もいるのではないでしょうか。
もちろん「その先輩」のような人は実際います。
しかし、実際にその先輩がどのような思考プロセスで解いたのか(解説を覚えるとはどういう状態を指すのか、どのような解き方で解いたのか)を確認した人は少ないのではないでしょうか。
「問題と答えと解説を覚える」といっても、
先輩(A君)にとっては
「解説に書いてあることを理解し、書いてないことは調べ、理解し、不正解の根拠まで導けること」であり、
B君にとっては、「ただ書いてある解説を覚えただけ」である場合、
この2人の解き方の違いは目に見えません。
しかも、満点が取れるという結果も同じです。
ところが到達度では圧倒的に違いが出ます。
その結果、
「ネクステ」などの文法問題集は満点が取れるけど、センター過去問の文法が5割も取れない生徒が生み出されてしまうのです。
違いはネクステの「解き方」です。
「ネクステ10週して完璧なのに、初見問題解けません!」
という生徒のほとんどは、B君状態になっています。
だからこそ、文法問題は「正しい解き方」で解く必要があるのです!
文法問題の「正しい解き方」をもう少し詳しく知りたいという人はこの記事も参考にしてください!
以上、英語長文の勉強法(part1)でした!
この続きはpart2でお伝えします!!
part2はこちら