こんにちは!MySTEPです!
「頑張ってるのにテストの点数が平均点以下!」
「勉強はしてるのにテストになると点が取れない!」
そんな平均点がなかなか取れないという小中学生には共通の問題点があります。
それは「間違った演習の仕方」です。
勉強は「理解」「暗記」「演習」という3つの段階で構成されます。
その中でもっとも勉強した気になれてしまうのが「演習」です。
今回は、この「演習」段階における注意点をひとつ!
塾での宿題チェックの仕方・ポイントを通じてお伝えします!
(たくさんあるので、今回の注意点以外はまた後日お知らせします!)
宿題で間違った問題の数だけ成績が上がる!?
MySTEPでは、毎授業の初めに宿題チェックを行っています。
宿題チェックは生徒ひとりで「演習」が正しくできているかを確認できる絶好の機会です。
まずは
「指定された範囲を実施しているか」
「丸つけやテキストの○☓つけを実施しているか」
をチェックします。
次に「正解できているか」をチェックします。
ここでは、生徒が前回の授業や学校で学習した内容をしっかりと理解できているかを確認しています。
この段階で正答率が100%であったり、わからない問題がない、という状況であれば、授業は次の単元へと進んでいきます。
ここからが大事!
次に「不正解の問題を解き直しているかどうか」をチェックします。
テストで平均点を取れない多くの生徒はこの「解き直し」に問題を抱えています。
不正解になった問題があった場合、
「なぜ間違えたのか」
「なぜこの答えになるのか」
をテキストを見たり、例題の解き方を確認したりして考え、
もう一度自分ひとりで「解き直し」をする。
この「解き直し」ができていないことが非常に多いです。
間違えた問題に☓のみをつけて正しい答えを書かなかったり、なぜ間違えたのかを考えずに終わってしまったりすると、その部分をきちんと理解しないまま授業が進んでしまうことになります。
宿題は、病院から出される処方箋と同じです。
宿題の内容は、毎回の授業の理解度や苦手部分に合わせ、苦手が得意になるように、授業内容がきちんと身につくよう決められています。
いわば宿題チェックは出された薬が効いたかどうかを確認しているのと同じです。
宿題の正答率が良いからテストの点数が上がるのではなく、宿題の中で間違えた問題やわからない問題を見つけ出し、それを解決するからテストの点数が上がります。
宿題の正答率が悪い、わからなくて解けない、というのは悪いことではなく、むしろ成績を上げられるチャンスなのです。
正しい丸つけ・直しの仕方とは……?
まず、正しい丸つけ・直しをするためには、正しいノートの書き方を身につけておく必要があります。
ここで、そのポイントを紹介しておきます。
これができたら、いよいよ正しい丸つけ・直しの仕方を身につけていきます。
~数学の正しい丸つけ・直し(例)~
1
間違えた問題の正しい答えを赤ペンで書く。
2
間違えた部分の直しをする。
どこで間違えたかを探し、考えることで計算のしくみや決まりを改めて理解することができるので、ここが最も重要です。
3
間違えた理由や間違えやすいポイントを青ペンで書く。
ここでなぜ間違えたかがわからない場合は、前回の授業内容が理解できていないかもしれないので、次の授業で必ず先生に質問しましょう。
4
別ページに間違えた問題の解き直しをする。
別ページに解き直しをした方がよいのは、ヒントがない状態でもう一度解くことで、学習の定着を図ることができるからです。
解き直しで間違えてしまった場合は、もう一度2に戻り、正解するまで何度も解き直しましょう。
それでも正解できなかった場合は、次の授業で必ず先生に質問しましょう。
この他にも、様々なノートの工夫がありますが、最低でもこの4つのポイントをおさえておくと、自分が何を理解していて、何を理解していないのかが明確になります。
~英語の正しい丸つけ・直し(例)~
1
間違えた問題の正しい答え(スペルミスなら単語全体・語順ミスなら文全体)を赤ペンで書く。
英語のノートは単語・英文全体を書き直すことで英語の順序が理解できたり、正しいスペルの習得にもつながります。
文字の上から赤ペンで重ねて書いたり、矢印だけで直してしまうと、正しい文法や単語が覚えられません。
↓これはダメ✖️
2
間違えた理由や間違えやすいポイントを青ペンで書く。
3
別ページに間違えた問題の解き直しをする。
「ケアレスミスだし、テスト本番ではこんなミスはしないから、書き直して〇にしちゃおう…」
「ただの符号間違いだ。まあこれはよくある間違いだし、理解もしているから直さなくても大丈夫だろう…」
「この単元は何回も解いているから、直しなんていらないよな…」
普段の丸つけをこんな気持ちで行ってはいませんか?
なぜ何度も同じ単元が宿題に出されるのか
なぜ先生は丸つけや直しを忘れただけで居残りにさせるのか
なぜちょっとくらいのミスで☓にしなければならないのか…。
それは、今後の成績や学力向上に関わる最も重要な取り組みだからです。
宿題での取り組みによって、次の授業の内容や成果も大きく変わっていきます。
今回はノートの書き方、丸つけ・直しの仕方の一例をご紹介しましたが、もちろん自分が分かりやすいように工夫を加えるのもよいでしょう。
また、宿題だけでなく、学校のノートや自主学習でも活用できます。
ぜひ自分だけのオリジナル参考書を作ってみてください!
次回もお楽しみに!