塾選びの基準
新学期に向け、たくさんのお問い合わせをいただきありがとうございます!
その中で「初めて塾に通うので、どのような塾を選んだらよいか分からない」というご相談をたくさんいただきました。
そこで今回は「塾選びの基準」についてお伝えします!
是非参考にしてください!
◎集団指導と個別指導
集団指導
集団指導とは、約10~15人程度を一クラスとして、講師が一斉指導を行う形態です。
学力診断テストなどを受け、習熟度別にクラス分けされる場合があります。
集団指導の良い点は、競争心が生まれやすいというところです。
周りの生徒と一緒に同じ授業を受けるため、自分と周りの生徒との理解度を比較したり、周りの生徒の前で発言をしたりする機会があります。
また、テストや模試の結果を教室に貼り出される場合があるため、「周りに負けたくない」という競争心や緊張感が生まれやすい雰囲気があります。
また、一人の講師が複数の生徒に一斉指導を行うため、指導にも一貫性が出やすくなっています。
(個別指導の塾でも講師の指名による固定制もありますが、人気講師となると枠が埋まってしまい、受講できない例があります。)
さらに、一斉指導によるスピーディーな進行も、一人でダラダラと学習してしまう生徒にとっては、魅力の一つです。
ただ、一斉指導のスピーディーな進行についていけない、先生の教え方に合わないとなると、理解ができないままどんどん先に進んでしまうことがあります。
また、個別指導と比べると、先生に質問や相談をしにくかったり、自分のやりたいことができなかったり、
(理解できている単元だとしてもとばしたりすることができない、分からない部分だけを教えてもらうことができない、など)
というデメリットがあります。
まとめ
集団指導のメリット
・競い合う雰囲気、緊張感がある
・指導に一貫性がある
・スピーディーな進行
集団指導のデメリット
・自分の能力やペースに合わない場合がある
・質問、相談がしにくい
・やりたいことができない
集団指導はこんな生徒にぴったり!
□友達と競い合って勉強したい!
□塾(先生)のペースで引っ張っていってほしい!
□決められたカリキュラムに沿って学習したい!
□分からない部分は自分から積極的に聞きに行ける!
個別指導
個別指導は、先生一人に対して生徒が一人~五人程度で、マンツーマン指導を行う形態です。
生徒が二人以上の場合は、先生が各生徒を行き来しながら授業が進んでいきます。
個別指導の良い点は、自分の能力やペースに合った指導を受けられるところです。
分からない部分があれば、その場で質問ができ、前の単元に戻って復習することもできます。
また、使用するテキストのレベルを目標や現状の学習状況に合わせることができたり、自分のやりたい部分をピンポイントで教えてもらえたりするのも魅力の一つです。
個別指導では、先生と一対一で話すことができるので、よき相談相手になってくれる場合があり、メンタルサポートも充実しています。
先生から見ても、集団指導と比べて一人をじっくり指導するため、生徒の現状分析を詳しく行うことができます。
ただ、個別指導では、周りの生徒の習熟度などが分からないため、競争心や緊張感が生まれにくくなります。
また、生徒のペースや要望にばかり合わせてしまうと、進行速度が落ちたり、結果につながりにくくなったりしてしまう恐れもあります。
例えば、「この問題が分からない」という発言一つでも、
・本当に「分からない」状態である
・やりたくないから「分からない」と言っている
・何が「分からない」のか生徒本人も分かっていない
など、様々な状況が考えられます。
その状況を正しく判断してもらえないと、課題の根本的な解決には繋がらない可能性があります。
まとめ
個別指導のメリット
・一人一人の能力やペースに合わせてくれる
・質問、相談がしやすい・やりたいことができる
・細かい分析をしてもらえる
個別指導のデメリット
・競争心が生まれにくい
・進行速度が落ちる場合がある
・生徒の要望で授業が進むため、課題の根本的な解決に繋がらない
個別指導はこんな生徒にぴったり!
□雰囲気に呑まれやすく、自分から積極的に行動するのが苦手…
□ゆっくり丁寧に教えてほしい!
□自分の弱点を細かく知りたい!
□メンタルサポートをしてほしい!□教えてほしい内容がはっきりしている!
MySTEPでは個別指導と集団指導のメリットを併せたコースも個別指導コースとは別に存在しますが、詳しくはまたの機会にお知らせします!
◎自分に合った個別指導とは
個別指導の塾、と言っても、多くの塾があり、何が良いのか、自分には何が合うのか、分からなくなってしまう場合があります。
そういうときは、「教室長の方針」に注目してみてください。
塾の方針ではなく、実際に通うことになる校舎の教室長の方針です。
教室長が、方針を持っているのか、具体的にどのような方針を持っているのか、また、それを実現するためにどのような取り組みを行っているのかなど、詳しく聞いてみましょう。
教室長が講師に任せっきりの教室では、素人同然のアルバイト講師が、その場の判断で指導している場合もあります。
そのため、教室長の方針が合っている、と思ったとしても、教室長自身が常駐しているのか、教室長自身が講師に直接指示を出しているのかなども確認しておくとよいでしょう。
また、他に判断の基準となるのが、
・情報量(各学校の定期テストや先生の情報、入試情報など)
・分析力
です。
「知りたい情報を持っているのかどうか」は、非常に重要です。
通っている中学校の定期テストや先生の傾向などの情報があれば、定期テスト対策に有効です。
また、入試情報も「大手の塾だから持っているだろう」というのも一概にそうとは言えません。
なぜなら、大手の塾では、中堅~上位校を目指す生徒が多く、下位~中堅校の情報があまりないことがあるからです。
そのため、地域の情報や志望校の入試情報を持っているかどうか、というのも確認しておくと良いでしょう。
また、「どのように生徒を分析しているのか」というのも重要です。
分析力は、「生徒一人一人に対してどれだけ真剣に向き合っているか」という判断材料になります。
決められたカリキュラムを機械的に行うような指導では、当然、結果には繋がりません。
授業内容の決め方、宿題内容の決め方、宿題チェックを行うのか、宿題チェックでは何を確認するのか、など、計画から実行、修正までをどのように行うのかを確認しておきましょう。
ここまで確認して、「自分に(うちの子に)合っている」と思ったら、実際に体験授業などを受けてみてください。
体験授業は、ここまでの内容が本当に実行されているのかどうかの最終確認です。
ただし、一回の授業ですべてを確認することはできないため、最終的には、雰囲気が合いそう・楽しそう・頑張れそう、という「気持ち」を大事にしてみてください。
◎塾に通う目的
ここまで、集団指導や個別指導のメリット・デメリットをお伝えしてきましたが、塾選びで最も重要なのは「なぜ塾に通いたいのか」という目的をはっきりさせておくことです。
「成績を上げたい」
「志望校に合格したい」
「苦手を克服したい」
「学習習慣を身に付けたい」
「質問できる環境がほしい」
このように、塾に通う目的は生徒一人一人、異なっています。
塾選びの基準として、この目的が果たせるのか、というのが非常に重要です。
目的とは、現状の課題です。その課題を解決できる塾こそが、自分に合った塾なのだと、私たちは考えています。
目的(現状の課題)がはっきりしないまま塾に通っても、「ただ通っているだけ」の状態になり、費用や時間が無駄になってしまうという事態になりかねません。
だからこそ、塾を探す際は、
「なぜ塾に通いたいのか」
ということをはっきりさせてから、その目的に合った塾を探していきましょう。
◎MyTEPでは
最後に、MyTEPではどのような方針で指導にあたっているのか、お伝えします。
私たちが大切にしているのは、以下の3つです。
①生徒に寄り添った指導
②情報量と分析力
③勉強法に対するサポート(塾でも、塾以外でも)
①生徒に寄り添った指導
まず、初回のカウンセリングでは、「何のために塾に通うのか」という目的をうかがいます。
私たちは、その目的に合わせて、どのようなサポートができるのかをご提案させていただきます。
(その際、MyTEPでは力不足だと判断した場合は、他塾をおすすめする場合もあります。一人一人、責任を持ってお預かりしたいからです。)
そして、ご要望に合わせたプランを立て、実行(授業)に移ります。
その際、上手くいった場合と、上手くいかなかった場合を想定したプランをご用意し、上手くいかなかった場合は、生徒面談やお電話等でご相談させていただきます。
授業の中では、目的達成はもちろんのこと、生徒がどんな思いで塾に通っているかを第一に考えて行動しています。
生徒たちの多くは、
「塾に通いなさい言われたから、嫌々通っている」
「本当は勉強なんかしたくない」
「勉強を頑張りたいけど、自信がなくて不安」
「先生に馬鹿だと思われたくない」
など、様々な思いを抱えて塾に通っています。
私たちは、そのような思いを無視せず、どうしたら勉強が楽しくなるのか、少しでも自信を持ってもらうにはどうしたらよいのか、ということを考えながら指導にあたっています。
当たり前と言えば当たり前ですが、そうした思いを第一に考える姿勢は絶対に崩したくない、という固い意志のもとで生徒と関わっています。
②情報量と分析力
まず、生徒が通っている学校の問題・先生分析は欠かせません。
学校ではどのような授業が行われ、どのようなノートやプリントがあり、そこからどのように問題が出題されているのかを、定期テスト毎に分析を行っています。
また、生徒一人一人に対する分析も欠かせません。
例えば、計算ミス一つでも、「なぜ間違ってしまったのか」を徹底的に分析します。
まず、どのように途中式を書いたのかを確認し、符号のつけ忘れがあれば、符号に意識がいっていないことが原因だと考え、途中式の書き方を修正する。
このように、ミス一つから、そうしてそのような思考に至ったのかをできる限り分析し、同じミスが二度と起きないように対策を講じています。
他にも、生徒の言動や性格からこれから起こりそうな問題を予測して先回りをしたり、その日の挨拶のテンションから授業内容を変更したり、生徒の一挙手一投足を見逃さないよう努めています。
③勉強法に対するサポート(塾でも、塾以外でも)
まず、授業では、生徒の「分からない」を「分かる」に変えるのはもちろんのこと、「分からない」状況になってしまった原因を追究し、今後「分からない」状況にならないよう、対策を考えます。
ただ解かせて解説するだけでなく、本当に理解しているかどうか、口頭チェックを行ったり、生徒自身に説明してもらったりしています。
また、授業以外の時間には、宿題を出します。
そのあと、宿題がきちんとできているかどうかのチェックも重要です。
宿題チェックでは、
・すべて解き終わっているか
・丸つけはしてあるか
・分からない問題はあるか
・解き直しがしてあるか
という細かいチェックを行っています。
さらに、ノートの書き方や、宿題をいつ、どのくらいの時間をかけて行ったのかを確認する場合もあります。
家で学習する習慣がついていない生徒には、次の授業までのスケジュールを作成し、その通りに行えているかどうかも確認します。
このように、授業以外の時間の学習の質向上を目指しています。
MyTEPでは以上の方針のもとで指導にあたっていますが、今挙げたのはほんの一部です。
他にも、様々な取り組みを行っているため、気になる方は、是非他のブログ記事もご覧ください!