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【小・中学生向け】記述問題の対策

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こんにちは!

あざみ野・新百合ヶ丘・たまプラーザの学習塾/予備校の

MySTEP(マイステップ)です!

今回は、定期テストや入試の問題の中で近年増えている「記述問題」の対策についてご紹介します。

 

記述問題への対策法

「記述問題」は国語の問題にしか出てこない・・・そう考えている方はいませんか?

これからの時代の定期テストや入試問題には、国語だけでなく、全教科に共通して「記述問題」が出題されることが予想されます。

それは、2020年度から導入される大学入学共通テストや公立中高一貫校の適性検査の傾向を見れば明らかです。

そして、そうした傾向は中学校などの定期テストにも影響します。つまり、「記述問題」に対応できなければ、定期テストや入試は突破できないのです。

そこで今回は、「記述問題」の解き方や勉強法をご紹介し、日頃の学習に活用していただければと思います。



1.神奈川県公立高校入試の例

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上記の問題は、神奈川県公立高校入試の国語の問題で毎年出題される、「資料読み取り問題」です。

「資料読み取り問題」とは、資料や会話文を正確に読み取り、問に必要な情報だけを取り出し、作文としてまとめる問題です。

こうした傾向の問題は、大学入学共通テストや適性検査と類似していますが、現状では学校の定期テストには一切出題されません。

そのため、模試を受ける際や入試直前期しか対策をする機会がありません。当然、それでは間に合いません。

「資料読み取り問題」の解き方を知れば、国語の文章読解問題における記述問題はもちろん、理科や社会の記述問題にも対応することができます。

まずは、先ほどの問題を例に、「資料読み取り問題」の解き方をご紹介します。

 

「資料読み取り問題」の解き方

① キーワードを集める。
② キーワードで文章をつくる。
③ 問の条件(文字数・形式など)に合っているかを確認する。


〈例〉(ア)を例に解いていきます。

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①キーワードを集める。

まずは、Bさんのセリフに注目します。

Bさんのセリフから、表1に注目します。

条件①にある――線部では、「国語と数学の正答率」に注目していることから、表1内の「朝食をまったく食べない生徒」の「国語と数学の正答率」に着目し、キーワードを見つけます。

ここでのキーワードは、

「朝食をまったく食べない生徒」
「国語と数学の正答率」
「最も低い」

の3つとなります。

 

②キーワードから文章をつくる。

集めたキーワードをもとに、文章をつくります。

この問題では、「朝食をまったく食べない生徒は、国語と数学の正答率が最も低くなっています。」という文章ができます。

③問の条件(文字数・形式など)を満たしているかを確認する。

最後に、条件を満たしているかを確認します。

まず、①の――線部の説明の仕方を参考にし、文字数を全体で30字以上40字以内になるように調整します。すると、
「朝食をまったく食べない生徒は、国語、数学とも正答率が最も低くなっています。」(37字)
という文章ができます。

これで、解答の完成です。

 

※文字数は、〇字以上という条件がなければ、最低8~9割は満たすようにしましょう。

 

次回は、国語・作文課題の書き方をお伝えします!

 

 

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