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【小・中学生向け】独学力を上げるための「守・破・離」part2

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こんにちは!

あざみ野・新百合ヶ丘・たまプラーザの学習塾/予備校の

MySTEP(マイステップ)です!

 

前回は、「守・破・離」の教えをもとにした勉強法についてご紹介しました。

 (前回の記事はコチラ)

  

mystep.hatenablog.jp

 

今回は、その中でも基本中の基本である「守」の勉強法について詳しくご紹介します!

 

 

 

「守」の勉強法~これが基本の勉強法!~

以下は、前回の記事にも掲載した「基本の勉強法」のチェックリストです。

 

基本の勉強法、どれくらいできていますか?チェック

チェック項目において、☑が3個以上当てはまったとすれば、あなたの勉強法は危機的状況にあります。
まずは以下のチェックリストを確認し、自分の勉強法を振り返りましょう!

~普段の学習編~
□ 丸つけをしない
□ 解き終わって時間が経ってから丸つけしている
□ 正答の根拠があっているかどうかを確認しない(勘で合っているのをよしとする)
□ すべての選択肢の正誤の理由を考えない
□ なぜ間違えたのかを考えない
□ 解き直しをしない
□ ポイントや説明を見ながら問題を解いて丸にした後、そのまま終わりにしている
□ 暗記するときにひたすら書いて練習する「だけ」
□ 計算で途中式を書かない・残さない
□ 英語で全文書かない
□ 間違えた問題を消して直す
□ ノートに日付を書かない
□ ノートに文字を書きなぐっている
□ 姿勢が悪い
□ 音読・和訳しない
□ 分からない問題をずっと考えている、時間を計らない
□ 「なぜそうなるのか」を考えない
□ 自分の言葉で説明することを意識していない
□ 勉強のゴールをノルマではなく時間に設定している
□ 音楽を聴きながら勉強している

~テスト勉強編~
□ 教科書やノートを読む「だけ」
□ テスト直前にノートまとめをする「だけ」
□ 副科目を後回しにする
□ テスト直前からしか勉強を始めない

~メンタル編~
□ 正答率に一喜一憂してしまう(完成度や精度を気にする)
□ 自分流のやり方に固執している(性格・能力・精神状態に合わない勉強をしている)
□ 「~だろう」で行動している
□ 自分の勉強に満足している
□ ゴール(成績向上や志望校合格)を意識していない
□ やらされている感覚が強い
□ スマホがないと落ち着かない
□ 息抜きにスマホを使っていたらいつのまにか30分以上経っていることが多い

 

今回は、以上のチェック項目の勉強法を「なぜ実施しなければならないのか」を一部抜粋してご紹介します。 

 

✖理解が正しくできていない

□ 「なぜそうなるのか」を考えない

□ 自分の言葉で説明することを意識していない

 

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読む「だけ」、まとめる「だけ」の勉強法は、非常に危険

です!

 

なぜかというと、内容が本当に理解できているかどうかが確かめられていないからです。

 

そのまま暗記や演習に進むと、上手くいかない可能性が高く、結局は理解の段階に戻らなくてはならなくなります。

 

本当に理解しているかどうかを確かめるには、

① 「なぜそうなるのか」を考え、納得できるまで聞いたり調べたりして追究する

② 自分の言葉で説明し、説明できない部分があれば①に戻る

以上の2点を繰り返しましょう。

 

✖暗記が正しくできていない

□ 暗記するときにひたすら書いて練習する「だけ」

 

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間違った暗記法としてよく挙げられるのが、書く「だけ」、読む「だけ」の暗記法です。

 

この方法では、インプット(情報を脳に入れる作業)しかできていないため、アウトプット(情報を脳から出す作業)ができるかどうかが確かめられません

 

効率よく確実に暗記するためには、

① インプットの時間を最小限にして、アウトプットの時間を多くとる

② 多くの情報を一気に覚えるのではなく、細かく区切ってブロックごとに覚える

③ 細かく区切って覚えた内容は、最後にまとめてテストする

④ ①~③の内容を定期的に繰り返す(毎日実施、テストまで1週間おきに実施など)

以上の4点を繰り返しましょう。

 

✖演習が正しくできていない

□ ポイントを見ながら問題を解いて丸にした後、そのまま終わりにしている

□ 分からない問題をずっと考えている、時間を計らない

 

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演習の段階でよくある間違った方法として挙げられるのが上記の2点です。

 

正しい演習を行うには、

① ポイントを見ずに3分考えて解けない問題は誤答とし、ポイントを見て解法を確認する

② もう一度ポイントを見ずに解き直しをして、本当に理解できたかを確かめる

以上の2点に気をつけましょう!

※ 「ポイント」とは、塾教材のフォレスタにおける、解法の説明が載っているページを指します。

 

 

✖丸つけが正しくできていない

□ 丸つけをしない

□ 解き終わって時間が経ってから丸つけしている

□ なぜ間違えたのかを考えない

□ 解き直しをしない

□ 間違えた問題を消して直す

 

ちょっとレベルアップすると・・・

□ 正答の根拠があっているかどうかを確認しない(勘で合っているのをよしとする)

□ すべての選択肢の正誤の理由を考えない

 

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問題を解く「だけ」、丸つけをする「だけ」では、自分の課題が把握できないまま進むことになるため、ずっと同じ間違いをし続けてしまいます。

 

もちろん、テストの点数も成績も上がることはありません。

 

テストの点数や成績を上げるためには、正しい丸つけの仕方を身につける必要があります。

 

正しい丸つけの仕方

① 1単元目を解き終わったら、すぐに丸つけをする
② 間違えた問題では、間違えた原因を考え、解き直しをする
③ 説明を見ながら解いた問題を誤答とし、解き直しまでする
④ 符号ミスなどのケアレスミスをした問題を誤答とし、解き直しまでする

 ①を行う主な理由としては、間違えた原因を明確にするためです。
解いてから時間が経ったときに丸つけをしても、解いたときの記憶がないため、間違えた原因を思い出すことができなくなってしまいます。

 ②を行う主な理由としては、2つあります。
まず、間違えた原因を考える理由は、同じ間違いを繰り返さないようにするためです。
次に、解き直しをする理由は、自分自身が間違えた原因をきちんと理解し、正答することができるかどうかを確かめるためです。 

③を行う主な理由としては、テストにおいて一人で解ける状態をつくるためです。
説明を見ないと解けない状態を放置してしまうとこの先一人では解けない、つまり、テストで解けない状態になってしまいます。 

④を行う主な理由としては、同じ間違いを二度と繰り返さないようにするためです。
符号ミスなどのケアレスミスをした際に、答えを直して正答としてしまうことは誰しも経験があると思います。
間違いを「間違い」だと受け入れなければ、その先の成長は見込めません。
ケアレスミスがあれば、原因を徹底的に追求し、二度と同じ間違いをしないようにしましょう。

 ※ 解き直しをする際に、「答えを覚えているから意味がない・・・」と感じた場合は、2・3日空けるなどして間を空けて解き直しましょう。覚えているからといって、解き直しをしないのは非常に危険です!

 

 

さいごに

さて、これまでご紹介した基本の勉強法がどれだけ大事かお分かりいただけたでしょうか。

 

間違った勉強法を続けていると、どんなに時間をかけても、問題を多く解いても結果は出ません。

 

実力をつけて結果を出したいのであれば、基本の勉強法を疎かにせず、「守」っていきましょう!