こんにちは!
あざみ野・新百合ヶ丘・たまプラーザの学習塾/予備校の
MySTEP(マイステップ)です!
さて、今回は、「なぜ英会話教室に通っても英語が話せないのか?」と題して、昨今の英会話ブームについて考えたいと思います。
1 どうして英会話がブームなの?
冒頭から、「英会話ブーム」と銘打っていますが、今に始まったものではありませんね。
日本ではまだまだ、英語が話せることが「カッコイイ」とか「スゴイ」とかって思われる風潮がある事は確かです。
ですが、ここ最近の教育業界における英会話熱は、小学校の英語の教科化・教科書改訂からも見て取れる通り、かなり高まっています!
大学入試の変革が各教育段階に及ぼす影響は大きいようですね。
小学校の英語教科化、高校の科目再編など気になる話題が目白押しですので、また紹介しますね。
2 英会話は意味あるの?
何歳から始めればいいの?
さて、英会話。通ったけど…って経験をお持ちの方もいるんじゃないですか?
そもそも、中高大と10年間英語を学校で習っても苦手。っていうお父様お母様もいらっしゃると思います。
ですが、学校教育は、近年では4技能やスピーキングに全体として力を入れ始めましたが、今までは読み書きに注力していましたから、無理もありません。英語の先生がその教育の中で育った先生であることが大半でしたし。
ですから、これから先、もっとグローバルな人材が学校の英語教育を担うようになって、ますます変わっていくと思われます。
というのも、アジア圏の優秀な人材確保のため、日本の大学は「英語だけで学べる学部」をどんどん増やしています!(過去に紹介した記事はこちら。)
話題が逸れていますが、英会話は、英語への抵抗をなくす意味では、ある程度早い段階から取り入れるのもいいのでは?と思います。
賛否両論多々ありますから、難しいところではありますが、初めて損はないと思います。
しかし!!
未就学児から小学校卒業にかけては、言語形成の時期でもあり、とても大切な時期なんです。
ネイティブや準ネイティブ*に教わること
を徹底してください。
ネイティブやそれに準ずる人間が英語で話すのと、そうでない人が英語で話すのとでは微妙なニュアンスの差が出ますね。
国際結婚をされた家庭では、それぞれがそれぞれの母国語で話すことを心がけている家庭を多く見かけます。
実際に海外で公教育に携わっていたときも、多国籍な環境でしたが、ほとんどのご家庭が実践なさっており、学校では英語、家では日本語・中国語・韓国語・スペイン語などなど。そんな環境で生まれ育った彼らは小学4年生にもなるとほとんど差がなくどちらの言語も話すようになります。
そういう意味でも、ネイティブや準ネイティブに教わりましょう。
始める時期は楽しいと思えれば何歳でもいいと思いますが、7歳ごろまでには言語の基盤が完成すると言われていますから、それまでに触れさせるといいのではないでしょうか。
で・す・が・!
週1回、1、2時間、英語に触れたところで話せるようにはなりません。
毎日、英語のクラスがない日でも英語環境に身を置くことは必要でしょう。
言語はどの勉強分野よりも脳に密接に関わっている分野ですから、使わなければ成長はあり得ません!
よく「楽しみながら自然と身につく英語」などというキャッチコピーを目にしますが、騙されてはいけません。
「楽しみながら・・・」というのは、吸収の早い子供が、毎日家でも外でも英語に触れられる環境で、生活と英語が密接に結びついていたり、週に1回と言わず、週に3回も4回も、8時間も10時間も英語で過ごせるという場合に成立します。ですので、習い事程度では難しいと言えます。
実際、EION、Gaba、ECCなどで話せるようになってる子供達は、家でも英語に触れたり、意図的に英語を使ったりして、母国語と外国語の両方をつなげて使ってる人が多いです。ディズニーの英語システムなども導入して、英語に長い時間触れるなどの工夫をしている家庭もあります。
つまり、英語を話せるようになるには、英語に触れる時間・環境が大事ということです。
海外で3年も4年も住んで生活しているのに英語が話せない人もいます。
理由は自発的に英語を話そうとしない。すなわち英語に触れる時間が少ない、最適な環境に身を置いていないからです。
海外に身を置くからには意図的に日本人との関わりを避けることや日本語で考えることをやめるなどの工夫が必要です。
英語を話せるようになるための環境作りは非常に大事です。この環境が整って初めて「楽しみながら英語を話せるようになる」ということが可能となります。
「英会話教室に通えばできるようになる」なんてことはありません。
※補足ですが、「読み書き」と「話す」とでは使う脳の領域の違いもあるため、英会話教室を有効活用し英語が話せるようになっても「読める」「書ける」状態になるとは限りません。
「ある程度話せるけど、難しい文章は書けない・読めない」という状態であれば、通った意味は十分にあると思います。しかし、1年以上英会話教室に通っていたという子供で、ローマ字、アルファベットも書けない、読めない、もちろん話せないという子供は非常に多いです。
どのような目的をもって通わせるか、短期的、中長期的にどのような状態に成長させたいのかなどは事前に相談したうえで通わせるべきです。
*準ネイティブ…本ブログ内では、言語形成時期に外国語教育を受けている、または、外国語の発音矯正などを受けていること と致します。
3 英検は受けるべき?
日本で、英語試験といえば…
英検
は必ずと言っていいほど名前が上がるのではないでしょうか。
結論から言いますと、受けるべきだと思います。
小中高生のうちはもっとも身近な英語試験でしょうし、おおよそのレベルわけされたテストであることも相まって、非常に使い勝手のいい試験です。
当教室がある神奈川県周辺の私立高校では推薦の加点基準にする学校が多い試験ですし、横浜市は、毎年10月の英検を公費で3年生に受験させています。
そういう意味でも、「まず、英検」といえます。
が、TOEICはどうでしょう。
今や受験生の4割は日本人と言われる試験です。
アメリカのビザ基準からも外されました。昇給や昇進の基準にしている企業もあるようですが、これからの時代、TOEICは1つの試験で2技能しか検査できないということもあり、下火になることも予想されます。
大学入試のことも考えると、TOEFLが欠かせなくなってきます。
4 最後に
お読みいただき、ありがとうございます。