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大学受験帰国入試 TOEFL SATについて

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こんにちは!

あざみ野・新百合ヶ丘・たまプラーザの学習塾/予備校の

MySTEP(マイステップ)です!

 

今回は、

「大学受験帰国入試 TOEFL SATについて」

と題して、TOEFLにも触れつつSATについて考えたいと思います。

帰国子女の皆さんや、これから海外留学を考える受験生の皆さん、そして、大学の英語単位プログラムなどに進学を考えている受験生の皆さんには是非知っておいてほしい内容です!

 

1 TOEFLって?どのくらい取れればいいの?

以前のブログでも紹介しましたが、4技能を一度の試験で測る、アカデミックな(学術的な内容を含む)試験です。

mystep.hatenablog.jp

 

日本では、TOEFL iBTという試験が実施されており、120点満点で、全てタブレット端末を使用した試験です。

講義系のリスニングやタスク型のライティングなど、非英語圏を対象にした英語試験の中では最高峰のものです。

アメリカやオーストラリアをはじめとした多くの国々で、ビザや留学の基準となっています。

最近では、日本の大学でも、帰国生入試やグローバル入試、英語単位プログラムの入試で基準が設けられており、第一の基準は60〜72です。(私立難関や海外の大学に出願する際には95が1つの目安になります。)

 

一般に帰国入試(大学受験)とは、海外の教育(原則12カ年目)を終えて、日本の大学に進学することを指します。
*原則と表記したのは、海外の教育機関には飛び級が存在し、飛び級の可能性がある為です。

近年、海外在住の子女の約半数が、現地・海外の大学・他高等教育機関に進学するとも言われており、帰国入試を受ける子女も母体数は多くはありませんがTOEICTOEFL、IELTSなど外資系英語試験と言える英語試験の導入が一般的になり、さらなる変貌を遂げる大学入試はホットな話題です。

 

*英語単位プログラム日本の大学にいながらも、大学の授業から卒業論文までの全てを英語で行えるコースのこと。早稲田(理系全般、政治経済学部など)慶応(経済学部、SFC)上智(国際教養学部)では学部により入試形態は違いますが、導入されています。

mystep.hatenablog.jp

www.waseda.jp

www.keio.ac.jp

www.sophia.ac.jp

 

2 どうしてTOEICじゃないの?

長らく日本でも注目されてきたTOEICですが、TOEICではアメリカのビザが取れなくなりましたし、イギリスやオーストラリア、カナダではそもそも認められたことさえありません。

1度で4技能を測れないということと、TOEFLに比べ、難易度が低いこともあってでしょうか、国際的な信用は得られにくくなっているようです。

mystep.hatenablog.jp

 

TOEICが高得点・満点でも英語が話せない学生さんや社会人の方をたくさん見たことがあります。そもそも、TOEICのリスニングの速度では、日常的に話されるスピードにはついていけませんし、映画やドラマを見ることさえ難しいでしょう。加えて、TOEICTOEFLに比べ出題語彙も易しく、問題傾向も捻られないため、対策をすれば高得点を狙える学校のテストのようなものです。

TOEICが高得点=英語が話せる

はウソかもしれません…

こういう点では、英検準1級や1級の方がよっぽど英語が話せるのではないかと思います。

 

受験生の大半は東アジア人です。国際的に公平な試験と言いづらくなってきているのでしょうか、TOEFLに注目が集まっています。

 

3 SATって何?

皆さんは、SATというテストを聞いたことがありますか?

Scholastic Assessment Test (大学能力評価試験)

いわば、アメリカ版センター試験です。

collegereadiness.collegeboard.org

アメリカでは、州によって教育内容が異なるため統一試験を設け、学生のレベルに応じて、進学できる大学を振り分けています。

国によって新学期や卒業、統一試験(日本のセンター試験のようなもの)の時期が異なりますから、日本の大学でも、帰国生にはSATを課す大学が少なくありません。

むしろ、TOEFLとSATで合否が決まる大学もあるほどです。

 

SATはまず、2つに分かれます。

SAT Reasoning TestSAT Subject Testsです。

 

SAT Reasoning Test

SATと言われれば多くはこちらを指します。

アメリカ人用(英語圏向け)の英語のテストです。当然ですが、TOEFLなんかより難しいです!

Reading Test、Writing and Language、Math(電卓あり・なし)、エッセイ

5セクション、2科目で構成されています。

教科ごとに200点から800点で合計1,600点満点です。

英語で600点・数学で800点の合計1400点は欲しいところです。

日本の数学ほど難しくありません!

 

構成

Section1 Reading Test (65分)

Section2 Writing and Language Test (35分)

Section3 Mathematics with No Calculator (25分)

Section4 Mathematics with Calculator(55分)

Section5 Essay(50分)

エッセイなしの場合、どこかのセクションにダミー問題が配置されており、解いても評価されません。

 

*日本では考えられないことですが、西欧諸国では、数学の授業では電卓(関数電卓)を使用しますし、テストでも使用が認められています。

 

SAT Subject Tests

こちらは、科目別テストです。

大学側が指定した科目を受験しますが、1つの試験では3科目しか受験できません。

英語、歴史・社会学、数学、自然科学(理科)、語学(日本語や中国語、スペイン語など9言語)の5分野・20科目です。

こちらも、各200点から800点のスケールで評価されます。

日本人も日本語の受験が可能ですが、母語規制があるため、評価されません。

 

TOEFL・SAT対策や受験科目選びについてはご相談ください!

peing.net

多くの場合は3科目が指定され、一度合格した科目は、合格を保持できます。(1年内)

 

4 最後に

「大学受験」という枠組みですが、
大学受験生だけでなく、
「これから海外転勤を考えているご家族、保護者の方」
「これから海外留学を考えている日本在住の中高生のみなさん、保護者の方」
「これから帰国・受験を考えている海外在住の中高生の皆さん、保護者の方」

こういった皆さんにお届けしたいと思います。
帰国枠を利用した、中学受験や高校受験の
 ご質問もお受けしています!

peing.net