今回は公立高校受験、私立オープン入試、筆記テストが課される私立推薦入試を控えた中学3年生の冬期講習内容についてお伝えします。
中3冬期講習はⅠ期~Ⅲ期で、それぞれ実施する内容が異なります。
公立高校入試
【Ⅰ期】
期間:11月中旬~12月中旬
内容:中3の未習単元を先取り学習
※国語のみこの時期より2期内容を実施する場合あり。
※Ⅱ期、Ⅲ期の冬期講習では、中1から中3までの基礎知識を組み合わせた入試レベルの総合演習を実施するため、冬期講習Ⅱ期開始までにⅠ期の内容を終わらせる必要があります。
【Ⅱ期】
期間:12月中旬~1月中旬
内容:神奈川の入試傾向に合わせたテキストを使用して小問ごとの入試類似問題を演習
※基礎レベルの知識の使い方、大問ごとの問題の解き方を学ぶ時期となります。そのため、冬期講習Ⅰ期までに行う内容(中1から中3までの基礎レベル)が定着できていないと学習効率が落ちてしまいます。Ⅱ期を円滑に進めるためにはⅠ期の完成度が重要となります。
【Ⅲ期】
期間:1月中旬~受験日
内容:過去問や神奈川入試模擬演習教材を使用した実践的演習
※Ⅱ期までに修得した分野別の知識を本試験と同じように演習した後、解説を行います。時間配分の習得や「解くべき問題」「捨てるべき問題」の区別をつけられるようになることも必要です。
私立オープン・推薦筆記入試
【Ⅰ期】
期間:11月中旬~12月中旬
内容:英語、数学のみ、中3の未習単元を先取り学習
※国語のみこの時期より2期内容を実施する場合あり。
※Ⅱ期、Ⅲ期の冬期講習では、中1から中3までの基礎知識を組み合わせた入試レベルの総合演習を実施するため、冬期講習Ⅱ期開始までにⅠ期の内容を終わらせる必要があります。
【Ⅱ期】
期間:12月中旬~1月中旬
内容:私立の入試傾向に合わせたテキストを使用して小問ごとの入試類似問題を演習
※受験校によって頻出の単元や過去数年間出題されない単元などが存在するため、受験校別の対策が必要となります。Ⅰ期の完成度が重要となってくる点は公立受験生と変わりません。Ⅰ期の内容が定着できていない状態での演習は学習効率を低下させます。
【Ⅲ期】
期間:1月中旬~受験日
内容:過去問を使用した実践的演習
※学校によって合格点が異なるため科目別に目標点を設定します。目標点に対しての時間配分の習得や「解くべき問題」「捨てるべき問題」の区別をつけられるように演習と解説を行います。
※基本の流れは上記の通りですが、冬期講習は中3夏期講習期間でどの程度学習が終了しているかで実施すべき内容が異なります。Ⅰ期~Ⅲ期の時期や内容についての説明は夏期講習期間中に中1、中2内容も含め、これまでに習った単元全てにおいて基礎レベルの復習が終えていることを前提といたします。復習単元に不安がある場合は、冬期講習Ⅰ期の内容にプラスして学習することが必要となります。
また、公立、私立ともに上位校を狙う生徒様の場合は、夏期講習期間で冬期講習内容のⅠ期~Ⅱ期の内容を終えている生徒様もおりますので、あくまでも上記内容は目安とお考え下さい。
※個別コースにお通いの生徒様については、冬期講習期間も通常授業はございます。開校時間はお手持ちのスケジュールをご確認ください。
その他スケジュール(目安)
11月中旬:後期中間テスト
11月下旬:中3成績発表
12月上旬:学校面談(私立最終決定)
1月中旬:私立推薦願書提出
1月中旬~下旬:私立推薦入試
1月中旬~下旬:私立推薦入試合格発表
1月下旬:私立一般(併願含)願書提出
1月下旬:公立願書提出
2月上旬:公立倍率発表
2月上旬:公立志願変更期間
2月上旬:公立最終倍率発表
2月中旬:私立一般入試(併願含)
2月中旬:私立一般入試合格発表
2月14日~17日:公立高校受験
2月末~3月1日:公立高校合格発表