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【小・中学生向け】宿題の正しいやり方

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こんにちは!

あざみ野・新百合ヶ丘・たまプラーザの学習塾/予備校の

MySTEP(マイステップ)です!

普段、皆さんは宿題を正しい方法で実施できているでしょうか。

成績を上げていくためには、宿題を「正しい方法」で実施する必要があります。 

「とりあえず解いただけ」「丸つけしただけ」だけでは、宿題を正しく実施したとは言えません。

 

「正しい宿題の実施方法」については、以前の記事でも取り上げてはいました。

しかし、求められる能力や結果に合わせて、勉強法は日々進化しています。

 

今回の記事では、「正しい宿題の実施方法」の最新版をご紹介します!

 

 

 

これだけはおさえてほしい4つのポイント

① 出題内容を全て実施できているかどうか
② 丸つけできているかどうか
③ テキストに〇×ができているかどうか
④ 解き直しができているかどうか

 

① 出題内容を全て実施できているかどうか

基本中の基本です。

 

宿題内容は、現状の正答率・今後出てくると予想される課題・生徒自身の目標値などに合わせて構成しています。

 

つまり、

一人ひとりの状況に合わせて内容が決められている

のです。

 

全く同じ宿題は存在しません。

 

そのため、指定された内容を全て実施できなければ、受けた授業が無駄になり、塾に通っている意味がなくなってしまいます。


<よくある未実施の例>

△どのページを解けばいいのかわからなかった

△作図ページがなくてできなかった

→授業終了時に宿題を出された時点で、わからないこと、必要なものなどがあればきちんと先生に質問、確認しましょう。

なお、ノートにきちんと写せているかどうかなどの確認は、授業終了時に実施しているので、その際に聞いておきましょう。

 

もし、質問・確認するのを忘れてしまった場合は、次の授業の前日までに塾に来るか電話するなどして内容を確認しましょう。

因みに、宿題は一週間分の量を出しているので、前日や当日に聞いてその時点から宿題をやり始めても期限までに終わらない可能性があります。

早めにスタッフまでお問い合わせください。


△解き方がわからなかった

→まず、実施している時期が適正かどうか確かめましょう。

授業から離れた時期(次の授業の前日や当日など)に実施している場合、前の授業で学習した内容を忘れてしまっている可能性があります。

宿題は毎日少しずつ計画的に実施しましょう。

 

計画的に実施していても、わからない問題が出てくる場合、原因は一つに限られません。

そもそも授業内で理解できていなかった、問題の傾向が変わるとわからなくなる、公式を暗記していないなど様々な原因が考えられます。

その原因を分析するのが我々スタッフと、みなさん自身です。

スタッフが分析するのはもちろんですが、みなさんにも原因と改善策を考えてもらい、一人でも勉強できる状態をつくることが我々の大切な役割です。

一緒に分析、改善を行っていきましょう!

 

△ノート、学校ワークを家(学校)に置いてきた

→基本的に、ノートや学校ワークを忘れてしまった場合、その日中に提出できない場合は居残りをしていただきます。

なぜかというと、「忘れた」と言えば許してもらえる環境で過ごしてほしくはないからです。

学校には、提出物があります。

提出物をきちんと出せなければ、成績は下がってしまいます。これは社会に出ても同じです。

期限までに仕事を提出できなければ、周りの人に信用してはもらえません。

塾では提出物で成績はつきませんが、意識することを大切にしてください。

 

△英単語・ポイントなどの暗記をしていない(テストをしていない)

→これは半分以上の生徒が実施できていない課題です。

主に英語・国語・理科・社会では、暗記の宿題を出しています。

なぜなら、暗記していない状態で授業を受けても無意味だからです。

暗記すべき内容が頭に入っていない状況で授業を受けても内容がわからず、前の単元に戻ることになります。

そして、進度が遅れ、テストには間に合いません。

また塾の授業が無駄になります。

 

そうならないためには、暗記の宿題は覚えてきちんとテストをすることが重要です。

ただテストしただけでも無意味です。

きちんと満点になるまで何度も繰り返しテストしましょう。

 

暗記やテストの方法がわからない場合は、スタッフに声をかけてください。

暗記からテストを一人でできるようになるまで徹底的にサポートします!

 

 

以上のような理由で、宿題が「未実施」になることが多い場合は、要注意です。

基本の勉強法が身についておらず、このまま塾に通っていても無駄になるだけです。

塾に通っていることを無駄にしないためには、今すぐ一緒に改善しましょう!

 

 

② 丸つけできているかどうか

①と同じく、基本中の基本です。

せっかく努力して問題を解き終えても、丸つけをしなければ、すべてが無駄になります。

 

みなさんは、なぜ宿題を実施しなければならないのか考えたことはあるでしょうか。

 

なぜ宿題をやるのか、それは、

「授業で学習した内容を定着させるため」

「自分の弱点を見つけるため」

です。

 

丸つけをしなければ、授業で学習した内容が正しく定着しているかどうかを確かめることができず、間違ったまま覚えてしまう可能性があります。

 

また、自分の弱点、つまり、ミスするときの癖を知っておかなければ、同じミスを繰り返してしまい、成績は上がりません。

 

丸つけをしないということは、宿題をまったくやらないことと同じなのです。

 

<よくある未実施の例>

△間違えた問題の「正しい答え」や「間違えた原因」を書かなかった

→ノートに〇×のみを書いて、「正しい答え」や「間違えた原因」を書かずに終えてしまうということは、「正しい答え」や「間違えた原因」を確認できないということです。

そのままでは、自分の弱点を把握できず、同じミスを繰り返してしまいます。

問題を間違えた場合は、「正しい答え」と「間違えた原因」をきちんと書いて、自分の弱点を把握しましょう。

 

△ノートに〇×はつけず、目で確認した

→ノートに〇×をつけないと、丸つけをしたのか、していないのかがわからなくなってしまいます。

きちんとノートに〇×をつけ、問題が合っているのか、間違っているのかを明確にしておきましょう。

 

△問題を解いたあとすぐに丸つけをしなかった

→丸つけをしたあと、「間違えた原因」を把握するためには解いたときの記憶が必要です。

しかし、解いて時間が経ってから丸つけをしてしまうとその記憶がないため、「間違えた原因」を把握することはできません。

また、忘れた際にもう一度問題を読んだり解いたりすることも時間の無駄になります。

丸つけをするときは1単元ずつ行い、すぐに振り返ることができる状況をつくりましょう。

 

 

③ テキストに〇×ができているかどうか

ノートだけではなくテキスト(問題番号の部分)にも〇×をつけます。

なぜかというと、あとでもう一度演習する際に、間違えた問題だけを復習できるようにするためです。

そうすることで、テスト直前などにおいて効率的に学習を進めることができます。

 

<よくある未実施の例>

△全問正解なので〇×をつけなかった

→問題を解いたのか、解いていないのかがわからなくなるため、全問正解でも〇×をつけるようにしましょう。

 

△すでに〇×がついていたのでつけなかった

→授業中・宿題・その後の演習時など、演習ごとに〇×をつけるようにしましょう。

2回目以降は、すでに書かれている〇×の横に書きます。

そうすることで、「何度解いても間違えてしまう問題」が明確になり、自分の弱点が把握できます。

 

 

④ 解き直しができているかどうか

解き直しは、②で判明した自分の弱点を確実に修正するために必要な作業です。

「間違えた原因」を把握できたとしても、解き直しをしなければ解けるようになっているかどうかはを確認できません。

この確認がないまま学習を終えてしまうと、同じミスを繰り返す可能性が高くなります。

きちんと解き直しを行い、自分が本当に解けるのか、理解できているのかを確認しましょう。

 

<よくある未実施の例>

△間違えた原因を考えずに解き直した

間違えた原因を把握しないまま解き直しをしてしまうと、同じミスを繰り返してしまいます。

間違えた原因を把握せずに解き直しをするのは時間の無駄だと思ってください。

もし間違えた原因を考えてもわからない場合は、次回の授業で先生に質問しましょう。

 

ケアレスミスなので解き直しをしなかった

これはよくある課題です。

「符号ミス」「約分ミス」「計算ミス」などは、「次解くときに気をつければ大丈夫だろう」「解き直しの必要はない」と思われがちですが、実はその考え方こそが大きな間違いなのです。

ケアレスミスと呼ばれる作業ミスにも、必ず原因があります。

途中式の有無や書き方、見直しの有無や見直しする箇所など、修正できるポイントはいくらでもあります。

ケアレスミスこそ修正が必要であり、重大なミスだと受け止め、慎重かつ丁寧に解き直しを行ってください。

 

△解き方はわからないが答えを暗記したので解き直しをした

解き方を理解しないまま答えを暗記して解き直しを行うことは、非常に危険です。

宿題で出された問題の解き方を暗記したとしても、他の問題を解けるとは限りません。

解き直しを行う際に、なんとなく覚えている状態で解いて合っていた場合は、理解ができていないと判断し、次の授業で先生に質問しましょう。

この場面で「大丈夫だろう」と思ってしまう人は、この先、成績は上がらないと思ってください。

 

 

 以上①~④のポイントは、基本中の基本であり、実行できていなければ塾に通っていないのと同じです。

 

一週間のうち、授業は1コマ75分間。

たった75分間、塾で勉強しただけで成績が上がることはまずありません。

 

重要なのは、

75分間に学習したことを定着させるための宿題

です。

 

我々スタッフは、各生徒の学習状況・スケジュールに合わせて最適な宿題をご提案するのはもちろんのこと、宿題が実施できていなければ、その原因を突き止め、改善策を提案します。

 

また、未実施の場合は「居残り」できちんとやりきっていただきます。

(「居残り」は授業後に行うものなので、最善の策ではありません。)

 

成績を上げるには、宿題を実施することが必要不可欠です。

一緒に頑張っていきましょう!

 

 

さらにレベルアップ!効果的に宿題を活用する3つのポイント

ここまでの基本事項は「できている!」というあなた!

それでも成績が絶対に上がるとは言い切れません。

さらにレベルアップするためには、以下のことを意識して進めましょう。

① 実施する時期・期間の計画を立てる!
② 宿題が「わからない」ときは自分に厳しく!
③ 自分で説明できる状態をつくる!

 

① 実施する時期・期間の計画を立てる!

宿題を実施しているのに、次の授業までに内容を忘れてしまう場合、宿題を実施する時期・期間に問題がある場合があります。

 

△授業が終わったその日や次の日に終わらせてしまう

△次の授業の前日や当日に終わらせてしまう

△一日で一気に終わらせてしまう

 以上のような方法で宿題を実施しても成績は上がりません。

まず、授業から近いときに実施すると、授業の記憶が残っているためスムーズに終わらせることができるかもしれません。

しかし、宿題が終わったあとは何もしないため、次の授業の頃には内容を忘れてしまいます。

 

また、授業の前日や当日に実施すると、授業を受けてから時間が経っているため、内容を忘れてしまい解けなくなってしまいます。

さらに、一気に終わらせてしまうことで、内容に触れない期間ができてしまい、忘れてしまうこともあります。

前回の授業内容を覚えていない状態で授業を受けるということは、結局は前回の内容に戻らなければならないことになり、授業が無駄になるということなのです。

 

そうならないための適切な時期・期間は以下の通りです。

<実施例>
「フォレスタ2-1~2-6のTry・Exercise」が出題された場合
(月) 2-1~2-6 Try(1)~(5)
(火) 2-1~2-6 Try(6)~(10)
(水) 2-1~2-6 Exercise(1) ~(5)
(木) 2-1~2-6 Exercise(6) ~(10)
(金) 2-1~2-6 Exercise(11)~(15)
(土) 2-1~2-6 Exercise(16)~(20)
(日) 予備日(教科書・学校ワークなど)

 

以上の実施例のポイントは、以下の2つです。

 

◎毎日少しずつ問題を解く(一日でも何もしない日をつくらない)

◎宿題で出された各単元の内容を毎日触れられるように分割する

 

以上のように実施することで、毎日全ての単元に触れられるため、内容を忘れません。

また、毎日実施できるので、内容が定着しやすくなります。

 

 

② 宿題が「わからない」ときは自分に厳しく!

宿題が「わからない」状況になった場合(実施の時期・期間が適正なものとします)、その場で解くのをやめてしまうと、次回の授業で前回の単元に戻ることになり、進度が遅れてしまう可能性があります。

 

もし「わからない」状況になった場合は、まずテキストのPointやWarmUpに戻り、解き方を確認しましょう。

ただし、PointやWarmUpを参考に解いた場合、丸つけの段階で×をつけるようにしましょう。

 

なぜかというと、「PointやWarmUpを見ないと解けない」状況を変えなければならないからです。

「わからない」状況でPointやWarmUpを参考にすること自体は間違っていません。

しかし、いつまでも「PointやWarmUpを見ないと解けない」状況では、テスト本番で問題を解くことができなくなってしまいます。

そうならないために、何かを参考にした場合は×をつけ、今度は何も見ずに解き直しをするようにしましょう。

 

解いた直後だと答えを暗記してしまっているという場合は、翌日以降に解き直しするのも効果的です。

 

他にも「答えは合っているけど理解はしていない」「なんとなく答えを覚えていた」という状況になった場合は、積極的に×をつけ、きちんと内容を確認したうえで解き直すようにしましょう。

 

ここで「大丈夫だろう」と判断すると、成績は上がりません。

 

重要なのは、

いかに自分が辛いと感じる環境に身を置けるか

ということです。

 

自分に甘くした分だけ、未来の自分が苦しむと思ってください。

自分に厳しく、満足しない人が結果を出します!

 

 

③ 自分で説明できる状態をつくる!

問題が解け、解き方も完璧に理解・暗記しているという状況になった場合は、「人に説明できる」状態を目指しましょう。

説明することで、自分が理解できていない部分が明確になります。

自分の頭の中で説明したり、家族や友達に説明したりするとよいでしょう。

「人に説明できる」状態をつくると、思考力問題・記述問題にも対応できるようになります。

ぜひ実施してみてください!

 

 

正しい宿題ノートの例

以下のノートは、実際に生徒が正しい方法で実施してくれたノートの例です。

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   の部分には、「間違えた原因」が書かれています。

自分の状況を分析し、「忘れていた」のか、「理解していなかった」のか、「問題を読み間違えた」のかなどが丁寧に書かれているため、内容によって改善策を変えることができます。

 

の部分には、全体の「自分の弱点」がまとめてあります。このまとめを行うことで、自分の勉強法のどこを改善すればよいのかが明確になります。

 

 

さいごに

宿題の正しい方法のポイントは、今回ご紹介したもの以外にも多く存在します。

そのポイントは、生徒一人ひとりによって変わっています。

 

まずは、基本の方法を実施し、自分だけの最高の勉強法を一緒に確立しましょう!

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