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【小・中学生向け】定期テスト後の自己分析法②

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こんにちは!

あざみ野・新百合ヶ丘・たまプラーザの学習塾/予備校の

MySTEP(マイステップ)です!

今回は前回に続き定期テスト後の自己分析法」として、

実際の面談内容をお伝えします!

前回の記事はこちら

 

mystep.hatenablog.jp

 

面談内容紹介


面談内容:新中学1年生(現小学6年生)
◆ケース1

【課題】前回の授業内容を忘れてしまっている。

【原因】
「塾の宿題をいつやっているか」に注目して振り返ります。

「宿題を出されたその日や次の日に終わらせてしまう」

「授業の前日や当日に慌ててやっている」

などの取り組み方をしているのであれば要注意です。

何もしない日が一日でもあると、せっかく授業で学習した内容を忘れてしまいます。

また、宿題を出されたその日や次の日に一気に実施してしまうと、内容や答えを覚えている場合があるので、復習の意味がなくなってしまいます。

もちろん、すぐに終わらせるということ自体はいいことですが、せっかく実施するのなら定着しやすい方法で、さらに空いた時間で他の課題をやるなど効率的に学習をした方が、結果につながりやすくなります。


【対策】
まずは、「宿題の実施計画」を立てましょう。

始めのうちは一日〇ページずつ進めるなどの簡易的なものでいいので、計画通りに実施してみてください。

毎日少しずつ進めることで、学習内容を忘れにくくなり、毎日の習慣にもつながります。

また、計画を立てることは定期テスト対策の勉強法の確立にも大いに役立ちます。

さらに、毎日少しずつ進める習慣ができたら、単元ごとに進めるのではなく、毎日全単元に触れられるような進め方に発展させることで、内容の定着が望めます。

宿題の実施計画の立て方に関しては、始めはスタッフと一緒に実施することも可能です。

是非お声掛けください。

◆ケース2
【課題】暗記の仕方が分からない。

【原因】
「どのように暗記しているか」に注目して振り返ります。

現状で、「ただ眺めるだけ」「何十回も書くだけ」という方法で暗記ができていないと感じる方は、アウトプットの回数が足りないということが考えられます。

語句を眺めたり書いたりする行為は、脳に情報を入れるインプットの作業です。

しかし、テストで必要なのは、脳から情報を出すアウトプットの力です。

練習でどんなに脳に情報を入れても、脳から出す練習をしなければ、「暗記した」ことにはなりません。

【対策】
まずは、インプットの時間を短く、アウトプットの回数を多くすることを心がけましょう。

インプットの時間をどんなに長くとったとしても、アウトプットがなければ脳に情報は定着しません。

限られた時間の中で多くの情報を暗記するために、インプットの時間を最小限に抑えて、アウトプットに時間をかけましょう。

また、アウトプットの回数を増やすことで、情報が何度も脳から出たり入ったりを繰り返すことになり、脳に情報が定着しやすくなります。

記憶の仕組みや暗記法に関しては、過去記事でもご紹介しています。

是非ご覧ください。


【過去記事】暗記が苦手な人は脳を騙して覚えよう!

 

mystep.hatenablog.jp

 


【過去記事】1日で英単語を100個覚える方法

 

mystep.hatenablog.jp

 

 

◆ケース3
【課題】宿題を実施しているのに結果が出ない。
【原因】
「宿題の実施方法」に注目して振り返ります。

宿題は、基本的に授業内で実施した内容を出題します。

その中で、実施する時期(ケース1でご紹介した実施計画など)も重要ですが、ここでは、特に問題を解くときに注目します。
まず、「問題を解くときにポイント(説明部分)などを見ていないか」ということです。

問題を解くときにヒントのある状況で実施してしまうと、この先ヒントがないと問題が解けないという状態に陥ります。

その結果、テストで点は取れません。

次に、「やりっぱなしになっていないか」ということです。

問題を解いた後に丸つけをしなかったり、間違えた問題をそのまま放置したりしていては、自分のわからない部分・苦手な部分を把握・修正しないままになってしまいます。

その結果、同じ間違いを繰り返してしまい、結果は出ません。

【対策】
宿題を実施するときは、ポイントなどを見ずに、テストと同じ状況で実施しましょう。そのとき、「わからなくなる」「間違える」などの機会が増えます。

きっと、落ち込み、悔しい思いをするでしょう。

しかし、それでいいのです。いかに失敗するかによって、今後の伸びしろは大きく変わります。

失敗するということは、自分の課題が見える、つまり、もっと良くなる可能性があるということです。

もし課題がないとしたら、そこまでしか成長できないということです。

さらに、間違えた問題をきちんと振り返り、「原因」と「対策」を考えましょう。仮に、失敗をして「課題が見つかった、僕(私)はもっと良くなるんだ!」と考えられたとしても、この振り返りがなければ、全く意味はありません。

「原因」と「対策」がわかったら、もう一度解き直し、自分の分析が合っているかの確認をしましょう。これがないと、ただの自己満足で終わってしまいます。

大切なのは、ポイントなどを見るというインプットの作業を「いつやるか」と、インプットした後に「どう行動するか」ということです。

インプットをした後すぐにアウトプットをしてしまうと、インプットからアウトプットまでの時間が短く、テストで解ける状態まで定着させることができません。

まずはテストと同じ状況でアウトプットを実施し、「できない自分」を認識します。そうすることで焦りや危機感が生まれ、その先のインプットの効率が良くなります。

また、インプットした後は必ずアウトプットを実施し、本当に定着しているかを確かめましょう。

ただし、「できない自分」を認識することで精神的につらくなってしまう生徒様に対しては、敢えて戦略的に初めのアウトプットを飛ばしてインプットから始めさせることもあります。

まずは「できる自分」を認識させ、自信を持ってもらうことでその先の学習を進みやすくするためです。

宿題を解くときに、以上のことを意識することで、学習の定着が期待できます。是非試してみて下さい!

 

次回の記事はこちら

 

mystep.hatenablog.jp

 

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