こんにちは!
あざみ野・新百合ヶ丘・たまプラーザの学習塾/予備校の
MySTEP(マイステップ)です!
まず、本題に入る前に、皆さんにご理解いただきたいことがひとつあります。
それは、
塾に通う「だけ」で結果が出るわけではない
ということです。
皆さんは、何のために塾に通っていますか?
成績を上げるため。
志望校に合格するため。
勉強法を身につけるため。
他にも多くの目的をもって、塾に通っていると思います。
それらの目的を達成するためには、皆さんの生活・考え方などすべてを変える必要があります。
しかし、塾の授業は1コマ75分。
一週間のうちのたった75分を変えた「だけ」では、すべてを変えることはできません。
もし、「塾に通っているから大丈夫」と思って安心しているとしたら、今すぐにその考えを修正しなければ、今後絶対に結果が出ることはありません。
つまり、
塾に通う「だけ」の状態
になってしまいます。
この記事を読んでいる皆さんがそうした状態にならないよう、秘訣をお伝えします!
伸びている子の三原則
塾に通って伸びている子には、共通点があります。
それは、
「成績を伸ばしたい、合格したいという強い気持ちがあり」
「正しい勉強法で」
「毎日(長時間)勉強する」
という三原則を満たしているかどうか
ということです。
まず、この三原則を満たすことができれば100%の確率で結果が出ます。
もし、現状で結果が出ていないとしたら、この三原則のうちどれかが欠けているはずです。
では、三原則を詳しく説明していきましょう。
「成績を伸ばしたい、合格したいという強い気持ち」
まず、三原則の中で最も重要で初めに満たしたい項目であり、クリアするのが最も難しいのが「気持ち」です。「モチベーション」とも言います。
なぜ「気持ち」が最も重要なのでしょうか。
それは、「テストの点数を上げたい」「成績を上げたい」「志望校に合格したい」という「気持ち」が伴っていなければ、
「正しい勉強法」で「毎日(長時間)勉強」をすることができないからです。
「正しい勉強法」で「毎日勉強する」ことは決して楽なことではありません。
日々の勉強の中で、理解できたときの喜びや達成感を感じる人でさえ、
そんなとき、「気持ち」が伴っていれば「踏ん張り」がききます。
「耐える」ことができます。
しかし、この「気持ち」がなければ、やらなければいけないことから「逃げずに踏ん張る」ことができません。
だからこそ、「気持ち」をしっかりつくっておく必要があるのです。
もっとも、小中学生の中には、「親が塾に行けっていうから入塾する」など、なんとなく塾に入ってくる子もいます。
このような場合、自分一人の力で「気持ち」をつくり出し、維持していくのは至難の業です。
では、一体どうすればよいのでしょうか。
塾が実践している「モチベーション管理法」
「志望校に合格したい」「成績を上げたい」という強い気持ちを持たせるために、塾が実践していることは、
「現状分析」「成功体験」「目標設定」の3つ
です。
一人ひとりの学年や状況に合わせてこの3つをうまく組み合わせながら実践しています。
「現状分析」
現状分析では、
「何のために勉強しているのか」「何のために入塾したのか」「自分は何になりたいのか」「今何をしなければいけないのか」という根本的な話から、
「結果を出すために具体的にいつ・どんなことを・どのようにするのか」
「今までの勉強法で直さなくてはいけないことはなにか」
「これから実施しようとしている方法で結果が出ないとしたら、何が問題となりうるか」
などの具体的な話を本人主導で展開します。
このとき、気をつけなければいけないことが3つあります。
それは、
「論理的に話すこと」「感情的にならないこと」
「子どもの『逃げ』からくる発言を真に受けないこと」
です。
感情的になって伝えてしまうと、子どもからすれば、ただ怒られただけという印象を持つのみで効果的ではありません。
ゆっくりと落ち着いて論理的に、端的に話をしてあげる必要があります。
そして、「子どもの『逃げ』からくる発言を真に受けないこと」も重要です。
これは、良い意味で「子どもを信用しない」ということです。
「現状分析」では、本人主導で話を展開することが重要なので、基本的に子どもたちが自分の言葉で質問に答え、自分の考えや主張を述べていきます。
その中で「逃げ癖」がついている子どもたちは、自分に都合のいいように抽象的な言葉でごまかしたり、論理矛盾を起こしたりすることが多々あります。
このとき、我々大人が抽象的なことばの概念をはっきりさせないまま話を続けたり、論理矛盾を指摘できずに話を展開してしまうと、出口を見失い、結局何の意味もない話し合いになってしまいます。
「できる」「やってる」「大丈夫」「時間はない」「勉強の仕方が分からないからできない」
これらの言葉を信用するのは簡単ですが、それでは子どものためにはなりません。
面倒でも、「逃げ癖」からくる言葉一つひとつの根拠やその判断材料などをはっきりとさせていく必要があるのです。
この「逃げ癖」は非常に厄介なもので、伸びにくい子の共通点と言えます。
具体例を少しご紹介します。
勉強時間を確保できていない子に「自習にきて勉強しよう!」と言うと…
⇒「塾で勉強すると眠くなる」
⇒「自習に行っても何をすればいいかわからない」
⇒「人が多くて集中できない」
スマホの自己管理ができていない子に「スマホをお家の人に預けよう!」と言うと…
⇒「調べものがあるから困る」
⇒「部活で連絡が必要」
⇒「スマホがないと不便」
「間違えた問題は解き直しをしよう」と言うと…
⇒「ケアレスミスだから解き直しは必要ない」
⇒「解き直しをしても答えを覚えているから無駄」
⇒「もう理解できたから大丈夫」
このように、「逃げ癖」がついていると、家にいたい理由やスマホを触る理由を正当化したり、自分の勉強法が間違っていることを認められなかったりします。
その結果、同じ間違いを繰り返してしまうのです。
そして、一生、問題を解決することはできない、つまり、結果が出ないのです。
こうした「逃げ」を繰り返してきた生徒は、全員後悔して苦しんできました。
過去の通塾生に話を聞いてみると、
「塾に行くのが面倒で『家でやる』って言ったけど、結局無理だった。」
「スマホに触りたいから『勉強に必要』と言ってしまった。もっと早くからスマホを預けていればよかった。」
「勉強法を変えたら成績が上がった。自分のやりたいようにやっていたけど、あのときは間違っていた。」
と言って後悔していることが多くなっています。
初めにも書きましたが、どんな人でも、本当に大事な場面では「逃げ」たくなります。
大事な場面というのは、最も苦しい場面でもあります。
苦しいからこそ「逃げたい」と思う、それは仕方のないことです。
だからこそ我々は、その逃げと戦うサポートをしていきたいと考えています。
そのためにも、良い意味で「信用しないこと」を心がけています。
「成功体験」
過去の通塾生でも、「なんとなく塾に通っている」状態から「志望校に合格したい」と本気で思うまでには、数々の「成功体験」がありました。
小テストで満点を取ることができた。
塾の宿題をきちんと終わらせた。
学校の授業で発言ができるようになった。
定期テストで点数がアップした。
「志望校合格」「定期テスト90点以上」「成績オール5」などの大きな目標からしたら、些細な出来事かもしれません。
しかし、こうした小さく見える「成功体験」の積み重ねこそが、子ども自身の「気持ち」を少しずつ育てていきます。
「以前できなかったことができるようになった」という経験が、自信を持たせることにつながっていくのです。
だからこそ、我々スタッフは、一人一人の「成功体験」を大切に、日々指導をしています。
生徒に合わせて「できる」部分を計画的に作り出し、「できる」部分が増えたら褒めるなど、周りがきちんと評価し続けることで、子どもたちは自信を持てるようになり、「次はもっとできるようになりたい」と思い始めます。
しかし、本人を大切に思えば思うほど、「できない」部分に目が行きがちです。
「どうしてできないんだ!」と責めてしまうと「気持ち」を作っていくうえで逆効果になってしまう場合もあります。
そのため、「褒めて」「見守る」という姿勢が非常に重要となります。
もちろん、「見守る」姿勢ばかりだと受験に間に合わない可能性があるため、厳しく指導していく場面もありますが、本人の性格や学力、精神力、目標に合わせて、「厳しく指導するか」「褒めつつ見守るか」を慎重に判断しながらサポートをしています。
ここで、最近の成功例をひとつご紹介します。
中学1年生で、今まで勉強する習慣が全くなかった子が、
実施した数学の小テストで満点を取ったことによって「やればできる」と思えたようで、満点を取った日以来、毎日自習に来て勉強できるようになりました。
そして毎日、自習に来て勉強をした結果、数学のテストが20点ほどあがり、数学以外の科目も自分から勉強するようになりました。
こうした何気ない「成功体験」が「気持ち」の成長に大きく作用していくのです。
この「成功体験」をさせるために学習環境を整えることは非常に大切です。
そこで、学習環境作りの際は
「強制力のあるルール」
を作ることを強くお勧めします。
中途半端なルールにしてしまうと、子どもたちをさらに苦しめることになります。
例えば、
できるだけスマホを使う時間を減らす。
時間が空いたら勉強する。
など、具体性も強制力もないルールにしてしまうと、楽な方に逃げやすくなるので、成功体験につながりません。
やるべきことを具体的に決めたり、ノルマを達成しないと帰れなかったりなど、強制力のあるルールできちんと管理をする必要がります。
もっとも、生徒の年齢や性格、精神状態によっては、ルールが厳しすぎてしまう場合もあります。
その場合は、 段階的にルールを厳しくしていく必要があります。
ここで大切なのは、
成功体験ができる環境を、生徒本人に合わせてつくっていく必要がある
ということです。
実際に、勉強していても定期的にスマホをチェックしてしまう中2生に、
「スマホを塾で預かり、使えるのは塾での休み時間のみ」というルールを実行したところ、
「初めは辛かったけど、慣れたら平気になった!」と、今では全くスマホに触ることがなくなり、集中して勉強ができるようになりました。
その結果、テストの点数が30点以上も上がったのです。
このようなケースは珍しいことではありません。子供たちは環境を作ってあげれば飛躍的に成長していくことができるのです。
~補足~
学習環境を整え、成功体験につなげる方法は、小中学生に限った話ではなく、高校生にとっても共通して重要です。
今年、中央大学に合格した私立高校3年生のN君。
入塾時の学年順位は550人中ほぼ最下位でしたが、スマホも含め学習環境を整えた結果、わずか半年で学年順位を40番台まで上げました。500人以上の生徒を半年で抜き去ったということです。
N君の成功事例はまた別の機会に詳しくお伝えしますが、この学習環境の話を幼稚な話だと思わず、高校生も含め真剣に考えていただきたいと思っています。
「強制力のあるルール」は、初めは嫌々でも慣れてしまえば楽になることがほとんどです。
もし、ルールが定着しなかった場合は、本人の性格や状況に合っていない可能性があります。
その場合は、ルールを修正しながら定着を目指しましょう。
「目標設定」
将来の夢や、行きたい学校、入りたい部活など、目標を設定することで、モチベーション管理をしていく方法です。
学校見学や、部活見学、職業体験などを通じて生徒が自発的に目標を設定できるように促します。
一般的に生徒のモチベーションを上げる方法として真っ先に挙げられる手法であり、効果も抜群ですが、志望校や将来の夢を持つ時期は個人差があるため、この手法だけに頼るのは得策ではありません。
やはり、「現状分析」と「成功体験」。その為の「学習環境の整備」が最重要だと言えます。
今回は、「塾に通うだけの状態がいかに危険なのか」そして、結果を出している生徒の特長である「気持ち」「正しい勉強法」「毎日の学習」の3要素を挙げ、その中の「気持ちを作り出す方法」について詳しくお伝えしてきました。次回は「正しい勉強法」「毎日の学習」について詳しくお伝えします!
お楽しみに!