こんにちは!MySTEPです! 今回は
授業を効率良く吸収する方法
をお伝えします!
皆さんは、学校や塾の授業をただただ聞くだけになっていませんか?
講義形式で、ただ聞いているだけの授業から得られる学習効果は低いとされています。
授業を受けたはいいけど、なかなか結果に出ない・・・
そのような経験がある方は、あることを知るだけで劇的な変化が見られるかもしれません。
キーワードは「ラーニングピラミッド」
最近、ネットやテレビで「アクティブラーニング」という言葉を耳にしたことはありませんか?
これは、授業を受ける側の主体的な学びを想定した学習方法で、その中で効果が高いと実践されているのが「ラーニングピラミッド」です。
「ラーニングピラミッド(上図)」とはアメリカの国立訓練研究所(National Training Laboratories)によって明らかにされた理論で、複数の学習方法を学習定着率の高い順に並べ、ピラミッド状で表したものです。
学校で多く採用されている講義形式の学習から、他の人に教えるという学習方法まで7段階に分けられています。
この図では、下に表記されているものほど学習定着率が高いとされています。
ただし、右にある数値はその根拠を示す科学的な論証が見つかっておらず、あくまで仮定として捉えられているため、今回は数値には触れずに見ていきます。
講義
先生の話を聞くだけの、一斉授業のことを指します。ただ聞いているだけなので、学習定着率は低くなっています。
読書
教科書やテキストを読む学習を指します。読解力の向上にも効果があります。また、聞くことよりも読むことのほうが主体的に学ぶことができます。
視聴覚
ビデオや音声による学習を指します。目と耳から情報が入り、脳内で長期記憶として保存されやすくなります。最近よく見られるのがYoutubeなどの動画授業です。
デモンストレーション
理科などの実験を見る学習を指します。実際に目の前で見て学ぶことで、学習定着率が上がると考えられています。
グループ討論
他者と意見交換をしながら学びを深めていく学習を指します。他者の意見を聞いた上で、学習者自身の意見を用意しないといけないため、より主体的に学習していくことができます。
自ら体験する
学習者が自ら体験する方法を指します。ワークショップなどの体験型学習などもその1つで、実際に体験することで記憶にも残りやすくなります。
他の人に教える
他者に教えるという学習を指します。これまでの学習方法と違うのは、インプットに終わらずアウトプットにつながっているという点です。「人に教えるには、教えられる側の10倍の知識を有していないとできない」と言われているほど、教えることは難易度が高いですが、できるようになれば学習定着率が上がります。
このように、「ラーニングピラミッド」の中で学習定着率の高い方法を実践すると、効果が得られやすくなるでしょう。
大切なのは自分自身!
「ラーニングピラミッド」の7つの方法のうち効果の高い方法で学習すれば、学習定着率が高まることは確かですが、すべての学習において実践することは難しいかもしれません。
また、授業が講義形式であったり、授業中に討論する機会がなかったり、7つの方法をその場で実践できない場合もあるでしょう。
また、聞くだけ・見るだけの授業がすべて悪いとも言い切れません。
体験型の授業を受けたからと言って必ずしも結果が出るとも限りません。
なぜなら、最も重要なのは、学習者自身がいかに主体的に学ぼうとしているかということだからです。
学んだ内容を印象に残すためには、学ぶときに学習者自身がいかに考え、疑問を持ち、調査し、納得するかということが重要です。
この繰り返しの中で人は学びを自分のものにしていくことができます。
この「ラーニングピラミッド」は、「教えてもらう」のではなく、「学び取る」姿勢を引き出す一つの目安です。
この主体的な姿勢が基本にあった上で、7つの方法の中から自分に合った方法を見つけ実践していくことこそが、学習定着率の向上につながると考えています。
まずは、その日に学習した内容を家族や友達に説明してみてください。
説明していると疑問や上手く説明できない部分が出てくるはずです。
疑問やなぜ説明できないのかを調査し、納得ができたら、相手が理解できるまで説明します。
すると、自然と内容が理解し暗記できているはずです。
ぜひ、今日の学習から学び方を工夫し、自分自身で学び取る機会を増やしてみてください!