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2022年度版 すすき野中テスト分析

2022すすき野中テスト分析まとめ


今回は2022年版

すすき野中学校テスト分析内容

をお伝えします!

このブログだけではお伝えしきれない内容もあり、分析結果の一部にはなりますが、塾に通っていない人も参考にしてみて下さい。

 

すすき野1年(新2年)

英語/KJ先生

傾向

KJ先生の授業は、ノートとプリントを使用して学習が進められます。

リスニング問題/24点

リスニング問題では、英語の音声が読まれ、アルファベットや数字など聞き取った内容を書き写す問題や、英文や会話文の内容にあてはまる絵や文を選ぶ問題、聞き取った内容を日本語にまとめる問題が出題されます。後期になるにつれ難易度は上がっていきます。所要時間は約10~15分です。

出題内容は、AETの授業内で実施された内容や、試験範囲の文法事項から出題されています。

ライティング/76点

問題は、主に教科書本文やノート、プリントから出題されていました。

大問4~7のうち、2題が長文問題、1題が英作文、1題が文法問題となっていました。問題数が少ないため、じっくり時間がかけられるかと思います。

長文問題のうち、1題は教科書本文から、1題は初見問題となっていました。

英作文の問題は、授業内で配布されたプリントからの出題、文法問題は、書き換え・並び替えの形式での出題となっていました。

対策

リスニングでは、教科書準拠ワークに付属しているリスニング問題を解くなど、日頃から音声に慣れておくことが重要です。

ただ、リスニング問題は担当の先生やAETが音声を作成するため、テキストなどの一般的な音声に慣れすぎると、発音のギャップに戸惑ってしまう場合もあるようです。授業中から担当の先生やAETの発音に注意して聞いておきましょう。

ライティングでは、問題の構成として長文問題から始まっているため、初めに長文問題を解いてしまいがちですが、長文問題に時間がかかりすぎてしまうと、後半の基礎問題にかけられる時間が少なくなってしまいます。

そのため、テストが始まったら、2~3分程度、全ての問題に目を通し、自分が解きやすい問題(文法や直前プリントの問題など)から着手するようにしましょう。

今回は1年生ということもあり、問題数が比較的少なめになっていましたが、2年生に学年が上がると、問題数が増えることも予想されます。そのため、基礎レベルの問題は、速く正確に解けるようにしておきましょう。

 

数学/KB先生

傾向

KB先生の授業では、ノートと教科書の問題をベースとしたプリントで学習が進められます。

大問16題のうち、15題は教科書・プリント・学校ワークの問題やその類題が出題されていました。1題は初見問題となっていました。いずれも難易度は基礎~やや応用レベル程度となっています。

また、授業内で出されたKB先生のオリジナル問題の中からも出題がありました。それらの問題では、「理由を答えなさい」という文章説明形式で答えさせるものもあり、思考判断表現の能力が問われています。

対策

基本的には授業内で取り扱われた教科書・プリント・学校ワークを繰り返し演習し、満点を取れる状態をつくりましょう。それだけでも高得点を十分に狙うことができます。

また、授業内でKB先生から出題されたオリジナル問題は、解けるようにするだけでなく、なぜその答えになるのかまでを記述で答えられるようにしておきましょう。

初見問題はあまり出題されていませんが、2年生に学年が上がることで増える可能性もあるため、初見問題の対策として、入試基礎レベルの問題集で演習をしておきましょう。

 

国語/IS先生

傾向

IS先生の授業では、ノートで学習が進められます。文法事項を学習する際は、プリントが配布されます。

知識技能の問題では、漢字や文法などの知識や文学的知識が問われています。文学的知識に関しては、ノートにまとめられた内容が多く出題されています。

読解の問題では、主にノート(先生の板書や授業)の内容からの出題が多くなっています。

対策

全体を通して、学校の授業内容からの出題が多いため、先生の板書を写すだけでなく、口頭で説明された内容もきちんとノートにメモを取りましょう。

知識技能の問題では、とにかく早い時期から漢字ワークやプリントの知識を暗記し、学校ワークで満点を取れる状態をつくっておくことが重要です。

読解の問題では、ノートやプリントにまとめられた内容を理解した上で暗記をしましょう。ノート、プリントからは、単元を形式段落にまとめた表や、情景描写から読み取れる主人公の心理状態、段落ごとのまとめ(要約)などからよく出題されるため、重要なキーワードだけでなく、隅々まで確認しておくことが得点のカギです。

学校ワークは、ノートで暗記した内容がきちんと定着できているかの確認のために、繰り返し演習しておきましょう。ノートをそのまま暗記しても、どのように問われ、どのように答えるのかが分からなければ問題を解くことができません。学校ワークを利用して、問題演習に慣れておきましょう。

 

理科/YS先生

傾向

YS先生の授業では、ノートで学習が進められ、演習問題や実験に関するプリントが配布されています。学校ワークは配布されておらず、演習プリントが学校ワーク代わりとなっています。

全体の8割がノートやプリントからの出題となっています。問題は一問一答形式で解きやすいものが多いです。ノートからは知識、プリントからは知識や実験に関する問題が出題されました。

残り2割は、教科書に出てくる実験や、授業内容を記述形式で説明する問題が初見問題として出題されました。

一部、会話文形式の問題が出題されていますが、これは神奈川公立高校入試の問題に類似しています。

対策

基本的にノートやプリントからの出題が多いため、早い時期から理解・暗記を行い、テスト直前期には、配布される演習プリントや教科書準拠ワークなどを活用して問題に解き慣れておきましょう。

初見問題に関しても、授業で取り扱った内容に関する問題であるため、授業内容をきちんと理解し、暗記しておくことが得点のカギとなります。記述形式の問題に対応するためには、語句の暗記だけでなく、文章で説明できるようにしておきましょう。

 

社会/ON先生

傾向

ON先生の授業では、ノート、プリントを使用して学習が進められます。

全体を通して、図や表の問題が多く出題されていますが、そのほとんどがプリントや教科書、資料集に記載されているものです。

出題は、プリント、教科書、学校ワークからがメインとなっています。出題形式は、選択形式と記述形式があり、選択形式の問題が多くなっています。理科と同様に、一部、会話文形式の問題が出題されています。

対策

まずは、プリントや教科書、資料集の内容を理解・暗記しましょう。それだけで十分得点できます。プリントは、穴埋め部分だけでなく、穴埋め以外の黒字部分からも出題があるため、まんべんなく暗記しておきましょう。また、教科書や資料集では、図や表、写真が何を表しているのか、何を読み取れるのかを答えられるようにしておきましょう。

選択形式の問題では、紛らわしい選択肢にも対応できるよう、ただ基礎知識を暗記するだけでなく、似たような項目の知識はまとめて整理しておくとよいでしょう。

 

 

すすき野2年 (新3年)

英語/SG先生

傾向

SG先生の授業は、主に教科書とプリントで学習が進められます。

テスト直前期には「対策プリント」を配布し、ライティングの約半分が「対策プリント」からそのまま出題されます。

SG先生のテスト問題は、どのような能力の生徒でも解きやすくなっており、他学年と比べて平均点が非常に高くなっています。

リスニング/10点

AETの授業内で実施された内容や、試験範囲の文法事項から出題されています。

ライティング/90点

教科書本文の内容からの出題が14点、教科書本文の単語・熟語や文法からの出題が15点、直前期の「対策プリント」から50点、初見の読解問題が11点という問題構成になっています。

教科書本文の問題では、内容を日本語で答える問題や英問英答、並び替え問題など、内容理解を問う問題が出題されています。

文法の問題では、並び替えや空欄補充問題などのスタンダードな形式の問題が出題されています。特に、学校ワークと問題形式が類似しています。

直前期の「対策プリント」の問題では、語句や問題がそっくりそのまま出題されています。

初見の読解問題では、150語程度の教科書本文レベル(基礎レベル)の問題が出題されています。中学一年生の問題と比べると、50語程度多くなっています。

対策

問題の構成として、ライティングでは長文問題から始まっているため、初めに長文問題を解いてしまいがちですが、長文問題に時間がかかりすぎてしまうと、後半の基礎問題にかけられる時間が少なくなってしまいます。

そのため、テストが始まったら、2~3分程度、全ての問題に目を通し、自分が解きやすい問題(文法や直前プリントの問題など)から着手するようにしましょう。

リスニングでは、教科書準拠ワークに付属しているリスニング問題を解くなど、日頃から音声に慣れておくことが重要です。

ただ、リスニング問題は担当の先生やAETが音声を作成するため、テキストなどの一般的な音声に慣れすぎると、発音のギャップに戸惑ってしまう場合もあるようです。授業中から担当の先生やAETの発音に注意して聞いておきましょう。

ライティングでは、ケアレスミスが命取りになります。

とにかく基礎内容がメインとなっているため、日頃からミス(ピリオドのつけ忘れ、スペルミスなど)をしないように気をつけましょう。

教科書本文の問題で得点するためには、教科書本文内の単語・熟語を暗記し、和訳・英作ができる状態、内容を日本語で簡単に説明できる状態をつくっておくと安心です。

文法問題では、学校ワークや教科書準拠ワークを繰り返し解き、満点を取れる状態をつくりましょう。

さらに、穴埋めや並び替えの問題を、日本語だけを見て英文を作れるようにしておくと、さらに得点しやすくなります。

直前期の「対策プリント」の問題では、確実に満点を取ることができる部分であり配点も高いため、とにかく、答えを理解・暗記しましょう。

初見の読解問題で得点するためには、これまでに学習した単語・熟語を復習し、読み・意味が言える状態をつくりましょう。

その後、入試対策テキスト(中1・2年用の読解問題が載っているもの)などで150~200語程度の読解問題に慣れておくとよいでしょう。

 

数学/KW先生

傾向

KW先生の授業は、教科書とノート中心で学習が進められ、途中で演習プリントが配布されます。

今回のテストでは、知識技能を問う問題が64点、思考力を問う問題が36点分出題されていました。

知識技能を問う問題は、主に基礎レベルで、教科書の「基本問題」「章末A」や学校ワークのA~Bレベルから出題されていました。

思考力を問う問題は、主に応用レベルで、教科書の「章末B」や学校ワークのCレベルから出題されていました。中には約10点分の初見問題もありましたが、入試レベルというほど難しいわけではありませんでした。

対策

基礎レベルの問題が6割、教科書からそのまま出題されている問題が2割程度出題されているため、8割は教科書・学校ワークの反復演習で十分に対応ができます。

残り2割の初見問題は、入試基礎レベル(入試問題ほど難易度は高くないが、入試問題を解く上で必要になるレベル)であったため、同レベルの問題集で対策をする必要がありそうです。

初見問題では、これまでに学習した知識・技能を応用させる力が必要ですが、最初から身に付けようとすると多くの時間と労力が必要です。

そのため、初めはできるだけ多くの類題を解き、似たような問題が出たときに同じように解けるように準備しておくことが、効率よく点数を取る方法だといえます。

(入試を考えると、ゆくゆくはどんな初見問題でも解けるような思考力を身に付けなければなりませんが、元石川高校くらいまでの偏差値帯の高校を志望する場合であれば、上記のような「反復演習」によって対策する方法でも、入試問題には十分対応できます。)

 

国語/HN先生

傾向

HN先生の授業は、ノート、プリントで進められます。テストでは、授業内容(ノートやプリント)からの出題がメインの問題構成になっています。

「言語(知識)」分野が大問3題、「読むこと(読解)」分野が大問2題、出題されています。

「言語(知識)」分野では、漢字と文法、知識を問う問題が出題されました。

HN先生のテストは、漢字の読み・書きの他に熟語の意味を問う問題が出題されているため、漢字ワークに出てくる読み・書きを暗記しただけでは得点できません。

また、HN先生の授業は文法単元(特に品詞や用言の活用)に大きく力を入れています。文法の演習プリント(通称あいプリ)が毎週のように配布され、その内容から問題が構成されています。

「読むこと(読解)」分野では、1題が教科書から、1題が教科書外から出題されました。

教科書外の単元は、初見問題としてではなく、授業内で扱われたものです。この題材は私立高校の入試などで出題されたことのある作品でした。

HN先生が作成する読解問題では、ノートプリントの内容からほとんどの問題が構成されています。

対策

「言語(知識)」分野で得点するために、漢字問題では、漢字ワークの読み・書きを仕上げたあと、漢字ワークに記載されている意味を暗記し、言えるようにしておきましょう。

また、文法問題では、配布されたプリント(あいプリ)を何度も解き、満点が取れるように仕上げておきましょう。

あいプリは、文章の中にある品詞の種類を答えたり、文章中から用言を抜き出し、活用形や活用の種類を答えさせたりする内容になっています。

通常はここまで詳しく文法分野は取り扱われませんが、HN先生は入試を想定してなのか、高いレベルの演習をできるような授業を行っています。

「読むこと(読解)」分野で得点するためには、とにかくノートプリントの内容を理解し、暗記することです。ノートプリントの穴埋め部分は知識問題として出題されるため、きちんと暗記して書けるようにしておきましょう。

また、授業では「主人公○○の気持ちの変化を捉えよう」などの問いから答えをまとめるというような課題解決型の学習が実施されます。この内容が、テストでは「主人公○○の気持ちはどのように変化していきましたか」などの問題として出題されやすいです。

そのため、HN先生が記述でまとめた部分は記述問題として答えられるように理解しておくことが重要です。

 

理科/KR先生

傾向

KR先生の授業は、黒板で授業が進められ、細かい内容まで詳しく内容が板書されます。単元の最後には、授業内容をまとめた「KR授業プリント」が配布され、単元の総まとめが行われます。

前回試験範囲からの出題が26点分、出題されました。

今回の試験範囲からの問題では、ノートやプリントの知識や実験で実施した内容を問う問題が出題されました。

また、授業内でKR先生が過去に作成した問題が配布され、その中からの出題もありました。ただし、模範解答が配布されないため、自力で解く必要があります。

学校ワークは配布されていますが、KR先生は「学校ワークを参考にテストを作成しない」と明言しているため、学校ワークからそのままの出題はありませんでした。

対策

基本的には、KR先生のノートやプリントを理解・暗記していれば7~8割程度、得点できます。

問題の多くが選択形式となっていますが、記述問題も数問出題されます。記述問題は、KR先生独自の採点基準があり、授業内容に合わせて解答しないと得点ができません。

また、授業内で配布される過去問の対策をしておくことで高得点を狙いやすいでしょう。ただし、先述の通り模範解答が配布されないため、まずは自分で解き、その上で答えが正しいかどうか自分で調べながら対策をしなければなりません。

過去問からの出題の中には、原理原則を問う記述問題が4問程度、出題されていたため、対策の優先順位は低そうです。

学校ワークに関しては、「参考にしていない」とあるものの、類題は出題されているため、問題に解き慣れておく意味で、繰り返し演習しておきましょう。

 

社会/OK先生

傾向

OK先生の授業は、主にプリント使用して授業が進められます。

全体の割合としては、プリント、学校ワークからの出題が6~8割、授業では取り扱っていない表・図・写真などの資料や授業中の課題からの出題が2~4割程度となっています。

プリントから出題される問題では、穴埋め部分が7割、穴埋め以外の黒字の部分が3割程度、出題されます。

学年末テストでは、問題数が増え、プリントからの出題が6割程度に減ったため、「難しかった」という感想が多かったように思います。

また、記述問題の配点が高く、高得点を狙うには記述問題をしっかりと得点する必要があります。

対策

まずは授業内で使用されるプリント、学校ワークをきちんと理解・暗記しましょう。

プリントは、穴埋め部分を答えられるだけでなく、穴埋め以外の黒字部分まで暗記できると、高得点を狙えるでしょう。

学校ワークは、繰り返し演習し、全問正解できるようにしておきましょう。

余裕がある場合は、試験範囲内の教科書・資料集に出てくる表・図・写真などの資料を確認し、何についての資料なのか、そこから何が読み取れるかなどをまとめて暗記しておくとよいでしょう。

また、授業内で出された課題についても、ポイントを押さえておきましょう。

 

以上、テスト分析でした!

当塾では毎年、学校別の傾向把握だけでなく、各学年の先生ごとの傾向把握と対策を実施しています。塾に通っていない方も是非参考にしてください!

2022年度版 あざみ野中テスト分析

あざみ野中 テスト分析2022まとめ


今回は2022年度版

あざみ野中学校のテスト分析内容

をお伝えします!

このブログだけではお伝えしきれない内容もあり、分析結果の一部にはなりますが、塾に通っていない人も参考にしてみて下さい。

 

※あざみ野中学校では、一科目について複数の先生が各クラスを指導、問題の作成をしているため、先生ごとではなく、科目ごとの問題分析となります。

 

あざみ野1年(新2年)

英語

傾向

英語の授業は、教科書本文の内容をもとに、新出単語や文法を学習していきます。

2021年度の教科書改訂により、教科書本文に出てくる単語や文法の内容のレベルが例年よりも上がっています。

リスニング/20点

リスニング問題では、英語の音声が読まれ、アルファベットや数字など聞き取った内容を書き写す問題や、英文や会話文の内容にあてはまる絵や文を選ぶ問題、聞き取った内容を日本語にまとめる問題が出題されます。所要時間は約10~15分です。

ライティング/80点

知識技能の分野から50点、思考判断表現の分野から30点分の出題がありました。

知識技能の分野では、教科書本文に出てくる単語や基礎レベルの単語を一問一答形式で答える問題や、授業内の小テストからの問題、学校ワークからの問題がメインとなっていました。

また、教科書本文がそのまま長文問題となって出題されており、内容理解ができれば得点できる問題でした。

思考判断表現の分野では、英作文や長文問題が出題されました。

英作文では、学校ワークにあるものや、これまでのテストで出題された問題の類題が出題されました。長文問題では、100語~150語程度の会話文形式と文章形式の長文が1題ずつ出題されています。英問英答で問われ、内容理解を問われるような問題でした。

対策

リスニングでは、教科書準拠ワークに付属しているリスニング問題を解くなど、日頃から音声に慣れておくことが重要です。

また、授業内小テストやAETの授業内容からも出題されるため、きちんと確認をしておきましょう。

ライティングでは、教科書本文の単語、文法をきちんと理解した上で、学校ワークなどで反復演習を行うことで、知識技能の問題で高得点を狙えるでしょう。

単語に関しては、試験範囲内の単語だけでなく、それまでに学習した基礎レベルの単語も出題されるため、市販の単語帳などを利用して語彙力を高めておくとよいでしょう。

思考判断表現の問題で得点するためには、基礎単語の暗記だけでなく、長文問題を効率的に読む練習をしておきましょう。

長文問題を読むコツは、問題で問われている部分を正しく読み取ることです。定期テストレベルの長文であれば、無理に全文を読み取ろうとせず、先に問題に目を通し、問われている部分を長文の中から見つけ、その部分を集中的に読むことであまり時間をかけずに効率的に解くことができます。

以上の解き方に慣れるため、長文問題のテキストで慣れておくとよいでしょう。

 

数学

傾向

数学の授業は、プリントで学習が進められます。プリントは教科書を参考にした内容になっています。

問題構成として、基礎の問題が6~7割、応用の問題が3~4割程度、出題されています。

基礎の問題では、これまでに学習した内容、主に計算分野からの出題が多くありました。試験範囲内の出題では、教科書の「基本問題」や学校ワークのA~Bレベルの問題がメインでした。しかし、問われている内容は基礎ではあるものの、出題形式が特殊なため、解きにくさを感じた生徒も多かったようです。

応用の問題では、教科書の「章末問題」や学校ワークのCレベルの問題、初見問題が出題されました。初見問題では、復習内容からの出題もありました。また、入試問題を参考にした問題もあり、先生が「入試レベルの問題は今後も出題する」と明言しています。

対策

基礎の問題では、教科書の「基本問題」や学校ワークのA~Bレベルの問題を繰り返し演習し、満点を取れるよう対策を行いましょう。特に、授業自体が教科書ベースで行われるため、教科書の演習は重要です。一度解くだけではなく、テストまでに最低でも2~3回は解き、知識技能の定着を図りましょう。

応用の問題では、教科書の「章末問題」や学校ワークのCレベルの問題を解き、さらに教科書準拠ワークなどで類題の演習を行いましょう。応用レベルになると、解いたことのある問題をただ解けるだけでは得点できません。同じような問題でも、異なる数値や図形になると解けなくなってしまうこともあります。そうならないように、様々な類題を解いておきましょう。

また、90点以上を目指す場合は、入試レベルの問題にもチャレンジしておくとよいでしょう。ただし、基礎の問題でつまづくことが多い場合は、入試レベルの問題は捨て問としてカットしたほうが効率よく得点ができます。

 

国語

傾向

国語の授業は、教科書の単元をもとにしたプリントとノートで進められます。テスト直前期には、テストに出題されるポイントが伝えられ、その内容から5割程度出題されました。

聞き取り問題/10点

聞き取り問題は、音声で文章が読まれ、その内容に関する問いに記述で答える問題形式になっています。音声の内容は説明文であったり、学級会などの対話文であったりと、様々な内容から出題されます。全学年共通の問題であるため、難易度はそこまで高くはありません。音声の内容を正しく聞き取る力、要点をメモにまとめる力などが問われています。

筆記問題/90点

知識技能の問題では、漢字や文法などの知識が問われています。漢字は、漢字ワークと授業内で配布されるプリントから出題されるため、試験範囲内の漢字ワークだけを暗記しても得点ができません。文法は、学校ワークなどから出題されています。また、百人一首などの文学的知識も問われます。

読解の問題では、プリント・ノートから5割、学校ワークから5割といった構成になっています。また、学校ワーク内の資料からの出題もありました。

対策

聞き取り問題を解くときのポイントは、音声の聞き方とメモの取り方にあります。大事なことは、聞き取りのポイント(要点)を要領よくメモすることです。

聞き取りのポイントのヒントとしては、「話のテーマ(話題)」「いつ・どこで・誰が・何を・どうする」「理由」「数字」「まとめ(結論)」などがあります。以上をキーワードにして意識的にメモをすることで、問題を解くときのヒントを得ることができます。また、授業内で学習した内容からは出題されないため、聞き取り問題専用のテキストで問題に慣れておく必要があります。

筆記問題で得点するためには、問題の傾向別に対策を実施するのが有効です。

知識技能の問題では、とにかく早い時期から漢字ワークやプリント、教科書の知識を暗記し、学校ワークや文法問題集で満点を取れる状態をつくっておくことが重要です。

読解の問題では、ノートやプリントにまとめられた内容を理解した上で暗記をしましょう。ノート、プリントからは、単元を形式段落にまとめた表や、情景描写から読み取れる主人公の心理状態、段落ごとのまとめ(要約)などからよく出題されるため、重要なキーワードだけでなく、隅々まで確認しておくことが得点のカギです。

学校ワークも繰り返し解いておきましょう。あざみ野中学校では1年生でも、50字程度の記述問題が出題されるため、学校ワークの問題をすべて記述で答えられるようにしておくと、得点につながるでしょう。

テスト直前期には、先生から伝えられる出題ポイントに合わせて最終チェックを行うことで、高得点を狙えるでしょう。

 

理科

傾向

理科の授業では、先生が黒板に書いた内容をノートに写すような形式で進められます。板書の内容は、要点のみがまとめられているため、先生が口頭で説明した内容をきちんとメモしておかなければなりません。また、文字の色分けもあまりないため、どこが重要なのかをきちんと理解しておく必要があります。基本的に、事前の予習がないと学校の授業を理解するのが難しいと感じている生徒が多かったように思います。

問題の構成としては、一問一答形式の知識問題や表やグラフ、実験をもとにした問題がメインとなっていますが、先生独自の出題形式や観点にやや解きにくさを感じました。

まず、表や図などの記載が最小限のみになっており、自分の頭の中で、文章から図や表を作ることができる力、イメージできる力がないと問題の意味が読み取れません。

また、原理原則を問われたり、データから情報を読み取り思考したりする記述問題も出題されるため、「ただ暗記しただけ」では解けません。中には、授業内で扱っていない内容から、思考力が問われる問題も出題されています。

全体平均点も5割程度と低く、他学年と比較するとやや難しいと思われます。

対策

「理科が苦手」「学校の授業だけだと理解が難しい」という場合は、学校の授業を受ける前に、教科書に目を通しておくなどの予習をしておきましょう。一人で教科書を読むことが難しい場合は、参考書やYouTube動画などを参考にするとよいでしょう。

学校の授業を受けたら、先生のノートやプリント、教科書の重要事項を暗記し、学校ワークや教科書準拠ワークなどで繰り返し演習を行いましょう。特に、実験を取り扱った問題にも対応できるよう、問題集で演習しておきましょう。先生のプリントからは、細かい知識が問われる場合があるため、まんべんなく暗記をしましょう。

問題の中には、一問一答形式など、基礎知識を問う問題も出題されているため、それだけで5割程度は得点できます。

記述問題で得点するためには、実験の際の注意点、なぜその動作を実施するのか、実験結果から何がわかるのか、などを文章で答えられるようにしておきましょう。また、なぜこの公式になるのかなどの原理原則にも注目しておきましょう。

平均点以上を得点するには、何よりも学校の授業内で取りこぼしがないように情報を吸収することが重要です。「わからない」「苦手」と感じると、先生の言葉も内容も頭に入っていきづらいかと思いますが、事前に基本的な情報を頭に入れてから授業を受ける、意味が分からなくてもとにかくメモを取ってあとから調べるなど、自分に合った工夫をすることで理解度が上がります。

 

社会

傾向

社会の授業は、プリントで学習が進められます。

プリントには教科書や資料集にある図や表、写真が多く載せられており、その内容からの出題が多くなっています。

解答形式は、一問一答形式や選択形式、記述形式まで様々ですが、比較的、選択形式が多いように感じます。それは、神奈川公立高校入試を意識している構成だと思われます。

全体を通して、理科のような解きにくさはなく、きちんと授業を受け、プリントなどを暗記していれば高得点を狙えるでしょう。

対策

まずは、プリントや教科書、資料集の内容を理解・暗記しましょう。それだけで十分得点できます。プリントは、穴埋め部分だけでなく、穴埋め以外の黒字部分からも出題があるため、まんべんなく暗記しておきましょう。また、教科書や資料集では、図や表、写真が何を表しているのか、何を読み取れるのかを答えられるようにしておきましょう。

選択形式の問題では、紛らわしい選択肢にも対応できるよう、ただ基礎知識を暗記するだけでなく、似たような項目の知識はまとめて整理しておくとよいでしょう。

 

 

あざみ野2年 (新3年)

英語

傾向

英語の授業は、教科書とプリントで学習が進められます。授業内小テストを細かく実施し、小テスト内容からも出題されることがあります。また、神奈川県公立高校入試を意識して問題を作成している部分がいくつか見られました。

リスニング/28点

AETの授業内で実施された内容や、試験範囲の文法事項から出題されています。

ライティング/72点

教科書本文の内容からの出題が9点、教科書本文の単語・熟語や文法からの出題が41点、授業内のプリントから10点、初見問題が12点という問題構成になっています。

教科書本文の内容が問われる問題では、穴埋め形式で単語の英訳・和訳を答える問題が出題されました。これは、神奈川公立高校入試の問題と類似しています。

教科書本文の単語・熟語や文法が問われる問題では、並び替え、穴埋め、自由英作文などの形式で出題されました。基本的に教科書本文を和訳・英作することができれば、解けるようなレベルです。

授業内のプリントの問題では、和文英訳の問題が出題されました。

初見問題では、70語程度の日記の内容を読み、その内容について答える問題や、会話文を読み、内容を整理する問題が出題されました。

全体を通して、基本的な知識を問う問題が多く、解きやすかったのではないかと思われます。

対策

まずは、教科書本文の内容を理解した上で、和訳・英作をできるようにし、その後、学校ワークや教科書準拠ワーク、授業内のプリントで演習を繰り返しましょう。

その後、初見問題に対応するために、問題集を利用して資料活用問題などを解けるようにしておきましょう。

とにかく、基礎知識が要となる問題構成であるため、無理に応用問題を演習するよりも、教科書本文や単語・熟語、文法内容をきちんと理解・暗記することを心がけてください。

 

数学

傾向

数学の授業は、教科書、ノート、プリントで学習が進められます。プリントは、基礎~応用レベルまでの問題で構成されています。

問題構成は、問1~4はこれまでの復習内容から基礎レベル、問5~11は試験範囲内から教科書・学校ワークの基礎レベル、問12~19は試験範囲内から教科書・学校ワークの応用レベルや初見問題となっています。

問1~11では、教科書の「基本問題」や学校ワークのA~Bレベルの基礎内容がメインとなっています。ただし、問題数が多いため、テスト本番で時間が足りなくなってしまう可能性があります。

問12~19では、教科書の「章末問題」や学校ワークのCレベルの応用内容と初見問題がメインとなっています。うち3題は、教科書(2題)と学校ワーク(1題)から、あとの5題はすべて初見問題となっています。初見問題の難易度は、入試基礎レベルです。

対策

まずは、教科書・学校ワークの問題を演習し、いつでも満点を取れる状態をつくりましょう。教科書・学校ワークからは、数値が変えられただけの問題がそのまま出題されることもあるため、一度解くだけで終わりにせず、何度も繰り返し解いて解き方を定着させましょう。

高得点を目指す場合は、初見問題への対策が必要です。初見問題では、これまでに学習した知識・技能を応用させる力が必要ですが、最初から身に付けようとすると多くの時間と労力が必要です。

そのため、初めはできるだけ多くの類題を解き、似たような問題が出たときに同じように解けるように準備しておくことが、効率よく点数を取る方法だといえます。

(入試を考えると、ゆくゆくはどんな初見問題でも解けるような思考力を身に付けなければなりませんが、元石川高校くらいまでの偏差値帯の高校を志望する場合であれば、上記のような「反復演習」によって対策する方法でも、入試問題には十分対応できます。)

 

国語

傾向

国語の授業では、プリントとノートを使用して学習が進められます。

聞き取り問題/10点

聞き取り問題は、音声で文章が読まれ、その内容に関する問いに記述で答える問題形式になっています。音声の内容は説明文であったり、学級会などの対話文であったりと、様々な内容から出題されます。全学年共通の問題であるため、難易度はそこまで高くはありません。音声の内容を正しく聞き取る力、要点をメモにまとめる力などが問われています。

筆記問題/90点

知識理解の分野から40点、思考判断表現の分野から50点分、出題されています。

知識理解の分野からは、漢字ワークから読み・書きの問題、授業内で配布されるプリント・教科書・学校ワーク・文法問題集から知識・文法の問題が出題されています。

思考判断表現の分野からは、約半分がノート、プリントにまとめられている内容からそのまま出題されています。残りの半分は学校ワークからの出題です。やや学校ワークの方が出題量は多めです。

対策

聞き取り問題を解くときのポイントは、音声の聞き方とメモの取り方にあります。

大事なのは、聞き取りのポイント(要点)を要領よくメモすることです。聞き取りのポイントのヒントとしては、「話のテーマ(話題)」「いつ・どこで・誰が・何を・どうする」「理由」「数字」「まとめ(結論)」などがあります。以上をキーワードにして意識的にメモをすることで、問題を解くときのヒントを得ることができます。また、授業内で学習した内容からは出題されないため、聞き取り問題専用のテキストで問題に慣れておく必要があります。

筆記問題で得点するためには、問題の傾向別に対策を実施するのが有効です。

知識理解分野の問題では、とにかく早い時期から漢字ワークや教科書の知識を暗記し、学校ワークや文法問題集で問題を解ける状態をつくっておくことが重要です。

思考判断表現分野の問題では、ノートやプリントにまとめられた内容を理解した上で暗記をしましょう。ノート、プリントからは、単元を形式段落にまとめた表や、情景描写から読み取れる主人公の心理状態、段落ごとのまとめ(要約)などからよく出題されるため、重要なキーワードだけでなく、隅々まで確認しておくことが得点のカギです。

また、学校ワークも繰り返し解いておきましょう。あざみ野中学校では毎回のテストで50~60字程度の記述問題が出題されるため、学校ワークの問題をすべて記述で答えられるようにしておくと、得点につながるでしょう。

 

理科

傾向

理科の授業では、ノートとプリントを使用して学習が進められます。

大問13題のうち、10題が学校ワークからの出題で、3題が実験に関する問題や初見問題でした。学校ワークからの出題では、基本的に類題が出題されています。実験に関する問題では、授業中に行われた問題がもとになっています。

初見問題では、基礎レベルの知識を応用させて考える問題が出題されました。出題形式や内容に慣れていないと解きにくかったのではないかと思います。

対策

学校ワークからの出題が多いため、テストまでに学校ワークを繰り返し演習し、確実に満点を取れる状態をつくりましょう。

初見問題はそれほど多くはありませんが、高得点を狙う場合は対策が必要です。初見問題に対応するためには、入試基礎レベルのテキストを使用し、多くの問題に解き慣れておくようにしましょう。

 

社会

傾向

社会の授業は、プリント・学校ワークを使用して学習が進められます。

出題傾向としては、ノート・プリントから忠実に出題される傾向にあります。プリントや教科書、資料集に載っている資料(図・表・写真)はそのまま出題されます。プリントの空欄部分の語句はもちろんのこと、空欄以外の内容からも出題されています。

出題形式としては、選択形式と記述形式があり、選択形式がやや多めとなっています。選択形式の問題では、紛らわしい選択肢にも対応できるよう、ただ基礎知識を暗記するだけでなく、似たような項目の知識はまとめて整理しておくとよいでしょう。

対策

まずは、教科書、ノート・プリントの内容を確実に理解・暗記しましょう。ノート・プリントの空欄部分の語句を暗記したら、その語句の説明をできるようにしておくと、知識の理解が深まり、テスト問題も解きやすくなります。語句の説明では、プリント内の言葉を使用するようにしましょう。

また、資料問題においては、ノート・プリントだけでなく、教科書や資料集の内容もきちんと確認しておきましょう。確認する際は、資料から「何が読み取れるのか」を文章化しておくと記述問題にも対応することができます。

教科書、ノート・プリントの内容を暗記できたら、学校ワークや教科書準拠ワークで基礎内容のアウトプットを行いましょう。基礎内容が定着できたら、入試対策テキストを使用し、テスト問題の形式に慣れていきます。そうすることで、本番でも焦らず確実に得点できる力が身につきます。

 

以上、テスト分析でした!

当塾では毎年、学校別の傾向把握だけでなく、各学年の先生ごとの傾向把握と対策を実施しています。塾に通っていない方も是非参考にしてください!

5科目平均40点台を80点台まで上昇させた中2Tさんの成長記録

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こんにちは!

あざみ野・新百合ヶ丘・たまプラーザの学習塾/予備校のMySTEP(マイステップ)です!

この春、他塾に通っている保護者の方や、小中学生の保護者の方から様々なご質問を頂きました。その中の半数以上が、「どうすれば成績があがるのか」というご質問でした。

そこで、今回は、5科目平均40点台を80点~90点台まで伸ばしたTさんの成長記録をお伝えします!

 

中学1年生の時に入学してきたTさん。

部活が忙しく、ゲームも大好きで、勉強する時間は全く取れていませんでした。

塾に通いだしてからも、なかなか宿題を終わらせることができず、成績が伸び悩みました。

宿題を終わらせることができない原因としては、部活がある日は疲れ切ってしまい、そのまま寝るだけ。

部活が休みの日は、普段忙しい分、心の余裕が欲しいのか、ゲームやスマホに時間を長時間割いてしまう状態でした。

 

しかし、中学2年生の春、Tさんが変わりだします。

面談をするうちに、2年生からは内申点が重要だということを自覚してくれるようになったのか、少しずつ焦りが出てきたようでした。

そこをチャンスだと思った私たちは、Tさんと受験に向けた学習計画など、今までよりも具体的な内容を決める面談を行いました。

 

面談では、Tさんの長所や課題、今後の学習方針、可能性など様々な話をしていき、作戦を立てていきました。

 

まず、Tさんと実行したのは、今のTさんの課題の共有です。

まずはTさん自身が「今自分にどんな課題があるのか」を認識することが大事になるからです。

 

このときの課題としては、

授業以外の学習時間が確保できていないため、

①「理解」から「定着」の流れが悪いこと。
②「暗記力」があるにも関わらず、学習時間の確保、学習の習慣化ができていないので、結局テストまで計画通りに実行できないこと。
③「できないこと、解けないこと」「できない自分」へのストレスから、さらにモチベーションを低下させてしまっていたこと。

が、まず挙げられました。

 

そして、授業以外の学習時間が確保できない原因となっているのが、やはり、主に「ゲーム」でした。

そこで、ご家族にご協力をいただき、1日何分と決め、それ以外の時間はゲーム機などを預かってもらうというルールにしました。

 

このときのSくんはある程度の焦りがあったので、抵抗なく受け入れてくれましたが、もしこれが入塾当初のSくんであれば受け入れてはもらえなかったと思います。焦って今すぐに状況を変えようとするよりも、本人に働きかけながら、気持ちが変わるタイミングを見計らって実行する方がうまくいく場合が多いです。気持ちの伴わない強引なやり方では、ゲーム以外の娯楽に時間を割くようになってしまったり、やる気が以前よりも無くなってしまうなどの危険があるためです。

 

こうしてゲームやスマホの時間が減り、勉強時間が増加したことにより、「理解」から「定着」の流れがよくなり、暗記する時間も増えたため、授業内での正答率も上がりました。

また、その結果メンタルも崩れにくくなるという相乗効果が生まれました。

 

このように「学習時間」「生活習慣」の改善が見られた後、次は「勉強法」の改善にも取り組み始めました。

 

Tさんは暗記力や計算力がある程度あったものの、とにかくケアレスミスが多く、テストでも多くて20点ほど落としてしまっているときがありました。

その原因を探っていくと、問題を解くときにどこに注目すれば良いかがわかっていない様子で、いつも目線が泳いでいるような状態で問題を解いていました。

 

そこでアドバイスとして、自分が解いている問題や読んでいる箇所に、指やペンを置きながら読むことを伝えました。

すると、問題の写し間違いや読み違いが大幅に減りました。

 

次に見直しです。正しく問題を把握できるようになったら、作業ミスを減らすことが大事になります。

まずはTさんが日頃どのような作業ミスをしてしまっているのかを把握し、その内容を可視化します。

ミスの原因を文章としてかかせ、見直しの際にその文章をチェックリストとして丸付けをする前に確認してもらいます。

何度も自分のミスを確かめるうちに解いている段階からそのミスをしないようにしようと言う意識が生まれ作業ミスもどんどん減っていきました。

 

こうして、勉強時間が増え、ケアレスミスも減ったことにより、主要5科目の点数が、1年生の時から2年生にかけて各30〜40点ずつアップし、5科目平均を80点台へと乗せることができるようになりました。

 

この時点で「主要5科目で全て90点以上取る」と言うのがTさんの目標になり、時間制限内で楽しんでいたゲームも自発的にやめるようになりました。

 

また、それでも足りない学習時間を捻出するため、学校の休み時間や塾に来るまでの少しの時間も活用できるように一緒に勉強スケジュールを立てていきました。

そうすることで、今まで時間が取れずに取り組めなかった学校の先生別対策にも力を入れることができるようになり、各科目ごとの勉強法も確立していきました。

 

こうして迎えた2年の学年末テスト。

ここでは目標であった主要5科目90点以上という目標に大きく近づき、2科目で90点達成、3科目で80点台後半、と言う素晴らしい結果を残してくれました。

 

以上、【5科目平均40点台を80点台まで上昇させた中2Tさんの成長記録】をお伝えしました!

 

この時点で目標を全て達成することはできませんでしたが、ゲーム三昧で40点~50点台をさまよっていた当初と比べると見違えるようになったTさん。

勉強に対する「気持ち」や「学習習慣」「生活習慣」「勉強法」など、様々な角度から改善を行う過程でTさんにとって辛い場面もたくさんあったと思いますが、よく頑張ってくれたと思います!

今後も、何か悩んだときや辛くなったとき、すぐに相談できる相手として信頼してもらえるよう、Tさんと一緒に戦っていけたらと思っています!

【入塾から9か月】9科目の内申を27から40まで上昇させた中3生Sさんの成長記録(前編)

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こんにちは!

あざみ野・新百合ヶ丘・たまプラーザの学習塾/予備校のMySTEP(マイステップ)です!

この春、他塾に通っている保護者の方や、小中学生の保護者の方から様々なご質問を頂いています。

その中の半数以上が、「どうすれば成績があがるのか」というご質問です。

 

そこで今回は、入塾からわずか9か月で、9科目の内申を「27(オール3)」から「40(5が4つで他が4)」まで上昇させた中学3年のSさんの事例を活用しながら、「どうすれば成績が上がるのか」をお伝えします。

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塾に通っていない方も是非、参考にしてみてください!

※成績UPの為には「メンタル」「勉強法」「学習環境」この3つを改善しなくてはならないのですが、現状の問題点や解決策は一人ひとり異なります。ここからお伝えする対策はあくまでもSさんに対しての取り組みですので、ご注意ください。

 

入塾初期

Sさんは、中学3年生の春に大手個別塾から入塾してきました。

もともと勉強が嫌いで、今までは「塾に通わされている」ような状態だったSさん。

 

中学1年生の時から様々な塾を渡り歩き、中学3年生の時に当塾にやってきました。

その時も半ば強制的に連れてこられたようで、面談中も目も合わせてくれないような状態・・・

 

そしてお母様は、塾に対する不信感も強く、

「今まで通っていた塾の面談では、○○できる、○○できるようになる、など希望を抱かせるのに、結果が出ない。しかも結果の出なかった原因と対策が提示されなかった・・・」

と不安に感じているご様子でした。

 

その後、入塾することが決まり、授業が始まります。

入塾時のカウンセリングで、Sさんの学習状況に関しての分析はある程度できていましたが、授業を通して、より詳細な分析を実施していきました。

 

成績を上げるためにはこの「分析」が一番大事です。「なぜ成績が上がらないのか」を初期段階でしっかりと把握しなければ、有効な対策が実施できないからです。分析は「メンタル」「勉強法」「学習環境」の3つの要素ごとに行うのですが、分析する際の詳しい実施方法や注意点やなどはまたブログでお伝えします!

 

そこでわかったのは、まずSさん自身は、勉強がそこまで嫌いではないこと、そして成績をあげたいとも思っている事でした。

 

ただ、日頃の勉強習慣が身に付いておらず、塾では真面目に勉強するものの、家ではスマートフォンを触る、寝るなど、塾以外の場で勉強することが出来ませんでした。

 

また、普段の勉強のやり方についても課題が多くある状態でした。

例えば、授業の前日か当日に慌てて宿題を行い、丸付けや解き直しがきちんとできていない状態で授業を受けていました。

そのため、授業中では宿題の丸付けや解き直しに時間を使ってしまい、なかなか次の単元に進めることが出来ませんでした。

(丸付けや解き直しの重要性については過去記事をご覧ください。)

 

また、たとえ時間があったとしても、解き直しをする重要性を理解しておらず、ただ解いただけの演習になっていることが多くありました。

 

幸い、塾の授業を「わかりやすい」と言ってもらえていたので、少しずつ勉強に対する意欲が湧いてきたのは感じていました。

 

しかし、塾の授業がわかりやすいのは当たり前のことです。

大切なのは、塾以外の時間でどうやって「正しい勉強法」で積極的に勉強してもらうかということです。

どんなに塾の授業が分かりやすくても、学習習慣が変わらなかったり、テストの点数や成績が上がらなかったりすれば、塾に通っている意味はありません。

 

他塾に通われている保護者の方から「塾に通っているのにどうして成績が上がらないのか」というご質問をいただきます。

 

その方々によくよく話を聞いてみると、

・塾以外で勉強時間を確保できていない
スマートフォンやテレビYouTubeなどの制限時間が決まっておらず自由に使えてしまう
・目標等がなく何のために勉強しているのか生徒自身が分かっていない

など、「学習環境」や「メンタル」に問題を抱えていることが多々あります。

 

そうした「環境」や「メンタル」は、そう簡単に改善できるものではありません。

生徒本人だけ、周りの大人だけが頑張っても改善はしません。

 

大切なのは、生徒本人、そして家族などの大人がチームとなって受験と言う1つの目標に向かって歩き出すことです。

「塾に通っていれば大丈夫」「この課題をやっていれば成績が上がる」などの保証は絶対に存在しません。

 

我々は、そうしたチーム作りや環境作りこそが塾の大切な役割だと考えています。

 

ということで、まずはSさんには塾以外の時間での勉強をしっかりやってもらうことを目標に指導を進めてきました。

 

まず初めに、「正しい宿題のやり方」をSさん自身に伝えました。

宿題をまとめて実施してしまうことのデメリット、日割りで行えるような学習計画の立て方、宿題の量は同じでも学習効果が高い分割方法、丸付けをするタイミング、ノートの書き方、解き直しの必要性・・・などなど、その他にもたくさんの内容を伝え、実施できるかどうかを試しました。

 

その中で、少しずつ改善できた点はありましたが、なかなか実施してもらえないものもありました。

 

その中でも特に実施してもらうのが難しかったのは、「解き直し」でした。

Sさんの学習状況を考えると、現状での解き直しは絶対必要だと判断しましたが、解き直しの必要性、重要性をSさんに伝え、心の底から納得してもらうことができていなかったのです。

 

そこで、Sさんに再度カウンセリングを実施すると、Sさんとしては、「一度理解した問題なのだから解き直す必要は無い」という考えを持っていることが分かりました。

「口数は少ないけれど、納得しないと行動しない」という性格のSさん。

そんなSさんに対して、解き直しの重要性・必要性を色々な角度から伝えてみたのですが、力及ばず納得させることができませんでした・・・。

 

そこで、「論より証拠」ということで、「実感させる」手法に切り替えました。

具体的には、

「自分では理解したと思っていても理解できていないこと」

「理解するだけでなく、知識や解法を自分の中に吸収させないと、初見問題に太刀打ちできないこと」

「そのためには解き直しをして、理解不足の箇所をあぶり出し、知識や解法を定着させる必要があること」

を実感してもらうため、Sさんが間違えた問題(知識・解法)と同じような類題を何度も解かせて、間違えさせた後、上記のポイントを強調しながら何度も解説を繰り返していきました。

 すると、少しずつですが、以前よりも解き直しの実施率が高まり、正答率もあがっていきました。

 

しかし・・・

まだまだ、解き直しも含め、理解、暗記、演習の場面ごとに、甘さ、修正点がある状態だったため、我々としては「もう一段階上のステージにSさんを導いていきたい」と思いながら、次の一手を模索していくなかで、「メンタル改善」を本格的に実施していくことになります。

 

このように「解き直し」という単純な学習手順のひとつにおいても、しっかりと納得してからやってもらうという事は勉強において重要なことです。

例えば「丸付けをする」「数学の計算で途中式を書く」そしてこの「解き直し」もそうですが、生徒たち本人の中には、その細かい作業がめんどくさくて勉強が嫌いになるという人もいます。

しかし、そのめんどくさい作業こそが成績を上げるための大事なポイントであり、そこを省略するということが成績を下げてしまう原因になっているのです。

この細かい作業をやってもらうために大切にしているのは、生徒に合わせた方法で指導する事です。

生徒一人一人が考えていること、性格、環境は異なります。その一つ一つ異なる点を分析し、その生徒に1番合った方法で伝えたり、実行させたりすること。

それを考えるのが私たちの役割だと思っています。

例えば、「丸付けの後に解き直しをしよう」という指示を出したとします。

すぐに実行してくれるのは、真面目で素直な子が多いです。

一見、真面目で素直な子は、勉強の課題を修正しやすく、成績も上がりやすいため何も問題が無いと思われがちですが、落とし穴も存在します。

それは、素直な反面、出されたアドバイスに対して、「本当に自分に合っているのかどうか」「この指示は何のために行うのか」「違うやり方ではいけないのか」などを自分の頭で考えず、ただ従っているだけの受け身な姿勢での勉強になってしまう場合です。

受け身な姿勢での勉強では、ある程度のところで成績上昇が止まってしまい、最終的に80点、90点以上をコンスタントに獲得するのは難しい場合が多いです。

そのため、こうした性格の生徒には、目的を伝えて指示を出し、その目的を理解した上で実施してもらいます。

また次に指示を出すときには、「なぜやってもらうのか」ということを考えさせ、言葉にしながら、考える癖をつけるという指導を行っています。

反対に実行しない子は、純粋に「面倒くさい」という子もいますが、勉強に対するこだわりが強い子が多いです。

こだわりが強い子にとっては、「自分のやり方が1番正しい」という自信があるので、それを頭から否定してしまうと傷ついてしまったり、やる気がなくなってしまったりする可能性があります。

そのため、小テストや過去問演習などであえて失敗させることによって、「自分の正しいと思っている方法が間違っているかもしれない」「丸つけをした方が自分は成績が上がるかもしれない」といった、「必要性を実感させる方法」で対応します。これがまさにSさんで実施した作戦です。

※結果としてこちらが最初に提示した勉強法と真逆のやり方をしていくこととなる場合があります。我々が考えるその生徒に合った勉強法が必ずしも正しいとは言えないからです。その為、提示した勉強法を実施してもらい、性格的、学力的に合っていないと判断した場合は別の勉強法を試してもらい、何が最適かを常に考えることが大切です。

上記、2つのケースは「Aという指示をAとして認識してくれる生徒」ですが、生徒の中には「Aという指示をBととらえる生徒」もいます。

こういった場合は、指示の語彙レベルを生徒に合わせて、もう一度指示を出し直したり、「自分が今何をしなければならないのか」ということを順序立てて説明し、その内容を復唱させながら、指示が本当に伝わったのかを確認し、実行した後も再度確認するといった指導を行っていきます。

このように、生徒一人ひとりに対しての「伝え方や実行のさせ方」は大きく異なります。

同じやり方で成功すると言う事は絶対にあり得ません。

成績の良い子の勉強法を真似したからといって、必ずしも成績が上がるとは限りません。

友達が塾に通って成績が上がったからといって、その塾に通えば必ず成績が上がるということもあり得ません。

大事なのは、その生徒の性格、環境、学習状況にあった学習方法を見つけ、実施し、うまくいかなければ修正をする、そしてまた実行するというサイクルを何度も何度も繰り返すことです。

このサイクルが機能しなければ、成績は上がりません。

また、成績上位層は絶対に自分に満足することはありません。

今の自分に足りない部分は何なのか、もっとできることはないか、ということを日常的に考え、行き詰まった時は周りの大人に相談し、そして修正をしていく。

こうした意識が成績アップ、志望校合格につながります。

 

そして、この意識をSさんにも持ってもらうために、この時期から何度も面談を繰り返しました。

 

入塾から数か月、Sさんとの信頼関係を築き上げることができ、勉強に対してもある程度手ごたえを感じ始めてくれた、この時期だからこそできる面談です。 

 

面談でSさんに話したのは、「自分がどうなりたいか」ということです。

志望校がどこで、そのために内申をいくつ取り、テストで何点をとりたいのかという目標を明確にして、そのために何をすればよいのかを話し合いました。

Sさんの中で「こうなりたい」という理想像はあるものの、その理想を達成する覚悟ができていない(行動に移せない)様子でした。

 

例えば、宿題で完璧に解き直しを行うこと、宿題の量を増やすこと、塾の自習に来る時間を増やすこと、スマートフォンの使用時間を制限することなど、目標達成に必要な学習量と質を提案し、どうしたら実行できるのかを一緒に考えましたが、Sさんは「まだ遊びたい」「どうしてそこまでしなくてはならないのか」という気持ちとの折り合いがつけられていない状態でした。

 

中学3年生になりたての時期で、受験生としての自覚を持てている生徒は多くありません。

Sさんの状態はよくあること、誰もが悩むことではありますが、この気持ちのまま定期テストを迎えるのは危険な状態でもありました。

ですが、気持ちを変えるということは、一日や二日話したくらいでは難しいものです。

何度も面談、話し合いを重ね、生徒自身が自分がいま置かれている状況を自覚する機会を作っていかなくてはなりません。

 

しかし、気持ちが変わるのをただ待っているだけでは受験に間に合わなくなってしまいます。

そのため、気持ちが変わるのを待つだけではなく、システムを変えて、Sさんが実行せざるを得ない状況を作ることにしました。

 

まず、Sさんに出す宿題は塾にしか置いていないテキストを使用し、「塾に自習に来ないと宿題ができない」というシステムにしました。

また、間違えた問題の解き直しに関しては、次の宿題内容を「間違えた問題の解き直し」とし、解き直しをしないと宿題が終わらないという状況を作りました。

幸い、Sさんは「宿題はやらなければならない」という意識はあったため、少しずつ今までできなかったことにチャレンジしてくれるようになっていきました。

それでもまだ「やらされている状態」で気持ちまでは変えられてい状態であったため、肝心なところで踏ん張れないという状況が続いていました。

 

しかし!

あることをきっかけに、Sさんの「気持ち」が劇的に変化します!

 

それは、「テストの点数アップ」でした。

入塾前の時点で40点台だった数学が、3年前期で80点台までアップしたのです。

 

Aさんにとって、この点数は夢のような結果であり、本当に自分のテストなのかと疑ってしまうほど驚いたそうです。

この出来事によって、Sさんの中で「数学を得意科目にしたい」という気持ちが芽生え、この直後から「どうしたら数学の点数をもっと上げられるのか」「もっと宿題を出してほしい」「もっと難しい問題にチャレンジしたい」など、多くの提案をしてくれるようになりました。

 

また、塾から帰るなり保護者の方に「もっと勉強を頑張りたい」「明日から6時に起きて勉強する」「スマホの時間を制限したほうがいいかな」などと気持ちを言葉にする機会も増えていったそうです。

この時点では、すべてを行動に移すことはできていませんでしたが、以前の「やらされている状態」からすれば劇的な成長でした。こうして数学の点数アップによって、Aさんのいわゆる「やる気スイッチ」が入れられたのです。

 

こうした、一つの成功体験がきっかけとなって、生徒の気持ちが別人のように変化するというのは、受験期にはよくあることです。

 

最初からすべてを無理やり変えようとしても、生徒自身の負担が大きくなるばかりで上手くはいきません。

まずは、小さなことでも構わないので、何か一つ「頑張った」結果、「成功した」という体験が生徒自身の「もっと頑張りたい」と思えるきっかけを作ります。

 

Sさんの場合も、まずは一科目の点数アップから、ということで保護者の方とも連携をとり、指導にあたってきました。

特にSさんの場合は、何度も塾を替えてきた、自分なりに頑張ったけど上手くいかなかった、という負の経験があったため、今回も「どうせ上手くいかない」と自信を失っている状態でした。

そのような中での成功体験であったため、「頑張ったら上手くいくんだ」という自信につながったのだと思います。

 

こうして「気持ち」を変えてくれたSさん。

ここから、本格的な改革を始めていくこととなります。

 

その改革とは、「完全管理の5科目対応コース」への移行です。

Sさんは、このコース以降後の定期テストで、

英語は60点台から最高83点、数学は40点台から最高83点、国語は60点台から最高85点、理科は60点台から最高77点、社会は40点台から最高77点までに点数アップ。副科目でも8割以上の点数を獲得しました。
また内申は、2年後期27→3年前期38→3年後期40と、大幅アップを達成しました。

 

以上、

【入塾から9か月】9科目の内申を27から40まで上昇させた中3生Sさんの成長記録

(前編)でした!

5科目対応コースへ移行後のSさんの詳しい様子については現在、後編記事で準備中です。

後編もお楽しみに!

【小・中学生向け】あざみ野中テスト分析2021

 

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2021あざみ野中定期テスト分析

こんにちは!

あざみ野・新百合ヶ丘・たまプラーザの学習塾/予備校の

MySTEP(マイステップ)です!

今回は2021年度向けに、あざみ野中学校のテスト分析内容をお伝えします!

このブログではお伝えしきれない内容もあり、分析結果の一部にはなりますが、塾に通っていない人も参考にしてみて下さい。

 

あざみ野中テスト分析2021

 

あざみ野1年(新2年)

英語/TG先生

・傾向

TG先生の授業は、教科書とプリントで学習が進められます。授業内小テストを細かく実施し、小テスト内容からも出題されることがあります。また、神奈川県公立高校入試の入試問題を意識して問題を作成している部分がいくつか見られました。

リスニング/16点

リスニング問題では、英語の音声が読まれ、アルファベットや数字など聞き取った内容を書き写す問題や、英文や会話文の内容にあてはまる絵や文を選ぶ問題、聞き取った内容を日本語にまとめる問題が出題されます。所要時間は約10~15分です。今回は、授業内小テストの内容からも出題されました。

ライティング/84点

「理解」分野から19点、「表現」分野から40点、「言語知識」分野から25点、出題されています。問題の順番が「理解」→「表現」→「言語知識」となっており、解きにくい問題が先に来ているため、初めから順番に解いてしまうと時間が足りなくなってしまうという特徴があるテストです。

「理解」分野では、初見の読解問題が2題、出題されていました。70~80語程度の英文や対話文を読み、空欄に当てはまる語を答えたり、内容に関する質問に答えたりする問題形式になっています。難易度は、教科書本文と同レベル程度です。

「表現」分野では、授業中に配布されるプリントからの出題が多く、中には初見問題も出題されています。いずれも教科書で学習した文法事項などを用いて解く問題で、難易度は基礎レベルです。

問題形式としては、対話文やちらしに当てはまるセリフを考える問題、小テストから並び替えの問題などが出題されています。並び替えの問題は、通常、日本語訳をもとに英文を作成しますが、TG先生の並び替え問題では日本語訳がありません。そのため、単語を組み合わせながら、日本語訳を想像して解かなければならないため、通常の並び替え問題と比較すると難易度が急に上がります。小テストでも、同じく日本語訳のない並び替え問題が出題されているようです。これは神奈川県公立高校入試の問題形式と同じです。

「言語知識」分野では、教科書本文の単語・熟語、表現を答える問題や、プリントで学習した文法事項の選択問題が出題されていました。また、英文の空欄部分に当てはまる英単語を、日本語訳に合わせて答える問題が出題されており、この問題形式は神奈川県公立高校入試でも出題されている形式となっています。

・対策

リスニングでは、教科書準拠ワークに付属しているリスニング問題を解くなど、日頃から音声に慣れておくことが重要です。また、授業内小テストやAETの授業内容からも出題されるため、きちんと確認をしておきましょう。

ライティングでは、問題の傾向別に対策を実施するのが有効です。

「理解」分野で得点するためには、範囲内だけでなくこれまでに学習したすべての単語・熟語の意味・読みをきちんといえる状態をつくっておきましょう。また、文法事項に関しても、型と例文と訳が言える状態をつくっておきましょう。(以下、例)

(例)「現在進行形の型は、be動詞+~ing形で、例文はI am playing tennis.で、訳は私はテニスをしています。」など

そうすることで、読解問題の内容理解がしやすくなります。知識の定着ができた場合は、70~100語程度の英文読解問題の演習を行います。演習の際は、時間制限を設けて速く正確に読める力を身に付けましょう。ただし、理解分野の問題は、表現・言語知識分野が完璧にできて初めて対策ができます。まずは、表現・言語知識分野の対策を先に実施するようにしましょう。

「表現」分野で得点するためには、プリントの内容を理解し、日本語訳だけを見て英文を作れる状態をつくっておくことで、どのような形式(穴埋め、並び替え、英作文など)で出題されても対応できる力が身に付きます。

「言語知識」分野で得点するためには、とにかく、暗記です。教科書本文の問題では、教科書本文内の単語・熟語を暗記し、和訳・英作ができる状態、内容を日本語で簡単に説明できる状態をつくっておくと得点しやすくなるでしょう。文法の問題では、プリントを繰り返し解いておきましょう。

また、TG先生のテストでは、神奈川県公立高校入試の入試問題の形式で出題されることが多いため対策を行いたいところですが、神奈川県公立高校入試の対策テキストで中1・2年専用のものはありません。(一般的な入試対策のテキストはありますが、神奈川県専用のものがありません。)そのため、問題形式を把握した上で、対策を実施するようにしましょう。

最後に、テスト本番では、解く順番に気を付けて進めるようにしましょう。テストが開始されたら、まずは問題全体を確認し、言語知識などの解きやすい問題から取り掛かることで効率よく得点することができます。

 

数学/HR先生

・傾向

HR先生の授業は、教科書、ノート、プリントで学習が進められます。プリントは、基礎~応用レベルまでの問題で構成されています。テストの傾向としては、大問数23問と問題数がかなり多くなっており、難易度も基礎~入試レベルと幅広くなっています。

全体の傾向としては、基礎レベルの問題が50%、授業内で扱われた応用レベルの問題が30%、入試レベルの問題が20%となっています。詳しく見てみると、大問23問中、13問が教科書、学校ワークなどから基礎レベルの問題、4問が学校ワークから応用レベルの問題、2問がプリントから応用レベルの問題、4問が入試レベルの初見問題として出題されています。

この初見問題が厄介で、一筋縄ではいかない、かなり難易度の高い問題が出題されています。大半の生徒が、塾などで入試レベルまで対策をしていないと解けないような問題になっているため、目標点に応じて、解くのか解かないのかを判断する必要があります。

・対策

テストで約50点を目指す場合は、教科書、学校ワークの基礎レベルの問題を解き、いつでも満点を取れる状態をつくりましょう。ここで、一度解けたからと言って安心してはいけません。今解けたとしても、明日、3日後、1週間後、1か月後に解けるのかどうかを考え、繰り返し解くようにしましょう。教科書、学校ワークの内容が定着したら、教科書準拠ワークで類題に対応する力を身に付けましょう。とにかく、基礎レベルの問題で満点を取るためには、多くの問題をこなすことが重要です。基礎内容に不安がある場合、それ以上の対策をしても無意味です。基礎だからと言って安易に考えてしまうと、取り返しのつかないことになってしまいます。そうならないために、きちんと対策を実施しましょう。

テストで約80点を目指す場合は、基礎レベルの問題はいつでも満点を取れる状態であることが前提条件です。その上で、学校ワークの応用レベルの問題やプリントの問題を解けるようにしておきましょう。繰り返し解くのは言わずもがなですが、答えをただ暗記してしまっては意味がありません。ここでは、導くまでの考え方をきちんと理解しておくことが重要です。学校ワークやプリントの問題は、そのまま出題されることもありますが、数字や図が改変されて出題されたり、同じ考え方を用いて解く類題が出題されたりするため、ただ答えを暗記するだけでは確実な対策とは言えません。理解があっての暗記だということを忘れずに解いていきましょう。

テストで約100点を目指す場合は、初見の入試レベルの問題に対応する力を身に付けることが重要です。ここでは、見たこともない問題に対して、今までの知識を応用して解けるかどうかの応用力が問われています。そのため、初見問題が載っている入試対策テキストなどを使用し、手を動かす練習を行いましょう。また、このレベルの問題を解くには、応用力の他に、時間も必要です。教科書、学校ワーク、プリントの問題を速く正確に解き、難易度の高い問題により多くの時間をまわせるよう、基礎固めは確実に実施しておきましょう。

 

国語/SZ先生・TK先生

・傾向

英語担当の先生が2名、SZ先生とTK先生で授業を担当しています。授業は、プリントとノートを使用して学習が進められます。

聞き取り問題/10点

聞き取り問題は、音声で文章が読まれ、その内容に関する問いに記述で答える問題形式になっています。音声の内容は説明文であったり、学級会などの対話文であったりと、様々な内容から出題されます。全学年共通の問題であるため、難易度はそこまで高くはありません。音声の内容を正しく聞き取る力、要点をメモにまとめる力などが問われています。

筆記問題/90点

言語分野の問題が30点、読む・書く分野の問題が56点、興味関心分野の問題が4点という構成になっています。授業プリント・ノートと学校ワークから半分ずつの出題です。

言語分野の問題では、漢字ワークから読み・書きの問題が15点分、教科書・学校ワーク・文法問題集から知識・文法の問題が15点分出題されています。

読む・書く分野の問題では、約半分がノート、プリントにまとめられている内容からそのまま出題されています。残りの半分は学校ワークからの出題です。

興味関心分野の問題では、単元の基礎知識からの出題です。

・対策

聞き取り問題を解くときのポイントは、音声の聞き方とメモの取り方にあります。音声をただボーっと聞くだけでは何が大事なのかがわかりませんし、聞き取った内容すべてをメモするのでは、もちろん時間が足りません。大事なのは、聞き取りのポイント(要点)を要領よくメモすることです。聞き取りのポイントのヒントとしては、「話のテーマ(話題)」「いつ・どこで・誰が・何を・どうする」「理由」「数字」「まとめ(結論)」などがあります。以上をキーワードにして意識的にメモをすることで、問題を解くときのヒントを得ることができます。また、授業内で学習した内容からは出題されないため、聞き取り問題専用のテキストで問題に慣れておく必要があります。

筆記問題で得点するためには、問題の傾向別に対策を実施するのが有効です。

言語分野の問題では、とにかく早い時期から漢字ワークや教科書の知識を暗記し、学校ワークや文法問題集で問題を解ける状態をつくっておくことが重要です。

読む・書く分野の問題では、ノートやプリントにまとめられた内容を理解した上で暗記をしましょう。ノート、プリントからは、単元を形式段落にまとめた表や、情景描写から読み取れる主人公の心理状態、段落ごとのまとめ(要約)などからよく出題されるため、重要なキーワードだけでなく、隅々まで確認しておくことが得点のカギです。また、学校ワークも繰り返し解いておきましょう。あざみ野中学校では1年生にも関わらず、50~60字程度の記述問題が出題されてしまうため、学校ワークの問題をすべて記述で答えられるようにしておくと、得点につながるでしょう。

興味関心分野の問題では、教科書やプリントに載っている、単元ごとの基礎知識(筆者の名前など)をきちんと暗記しておきましょう。

 

理科/KM先生

・傾向

KM先生のテストは、基礎内容がメインとなっている分、問題数が多いのが特徴です。出題は、プリント、学校ワーク、マイノート(教科書付属の冊子)からとなっています。

ノートの知識や学校ワークの内容からは類題が作成され、応用レベルの問題は見当たらず、全体を通して基礎内容がメインとなっています。また、マイノートからはそのまま問題が出題されています。テストの最後にある興味関心問題では、KM先生が授業中に口頭で説明した内容から発展させた知識問題が出題されていました。

・対策

基礎内容がメインであるため、ノートの基礎知識をきちんと暗記し、学校ワークや教科書準拠ワークを繰り返し解いておくだけで基礎レベルは網羅できます。今のところ、入試対策テキストなどの必要はありません。ただし、問題数が非常に多いため、速く正確に解く練習をしておく必要があります。演習では必ずタイマーを使用し、時間意識を持てるようにしておきましょう。

授業中に扱われたマイノートの内容も出題されやすいため、きちんと復習しておきましょう。また、授業内でKM先生が説明した内容をノートにメモしておくことで、興味関心問題に出題される問題を予想することができます。板書されていないからと言って、油断しないようにしましょう。

 

社会/KB先生

・傾向

KB先生のテストは、ノート、学校ワーク、資料集で扱われた内容がメインで出題されています。問題形式は学校ワークや教科書準拠ワークと類似しており、比較的、記述問題よりも選択問題が多くなっています。資料集からは、授業中に扱われた内容のみ出題されており、図や写真の内容を答える問題となっていました。全体を通して思考力を問うような複雑な問題は出題されておらず、広い範囲の知識をまんべんなく理解・暗記できているかを確かめるような構成になっていました。漢字指定もあるため、漢字で書けるようにしておかなければ得点にはつながりません。

また、KB先生が口頭説明した内容からも出題されており、その際に「こういう問題がきたらこう答えるとよい」など、答え方のヒントを伝えてもらえるようです。

・対策

まずは基礎知識の暗記です。教科書、ノートの語句を漢字できちんと書けるように暗記しましょう。暗記ができたら、資料集で授業中に扱われた図や表の内容を暗記します。ここでは、資料の名前や何が載っているのかなどを暗記しておくと得点につながりやすいでしょう。

ここで、基礎知識の暗記だけで満足してはいけません。テストの問題では、一問一答形式ではなく、知識が複合的に問われるため、問題形式に慣れておく必要があります。まずは学校ワーク、次に教科書準拠ワークと、様々な問題集を通して、どのように問われても正解できるようにアウトプットの練習を行いましょう。

テスト直前期には、KB先生が授業内で説明した内容を、教科書や資料集などで確認し、暗記しておきましょう。

 

あざみ野2年(新3年)

英語/HN先生・SG先生

・傾向

英語担当の先生が2名、HN先生とSG先生で授業を担当しています。主にテストを作成しているのはHN先生のようです。HN先生の授業は、主に教科書、ノート、プリントを使用して学習が進められます。ノートやプリントからそのまま出題されることはなく、内容を発展させて問題が作成されているようです。また、約半分が初見問題として出題されています。出題形式は「言語と文化」「表現」「読解」の3部構成になっており、大問1ではテスト日の日付や天気を答える問題、大問2では教科書の単語・熟語を穴埋めする問題、などのように、毎回決まった構成で出題するというのがHR先生のテストの特徴です。

リスニング/20点

AETの授業内で実施された内容や、試験範囲の文法事項から出題されています。スタンダードな問題形式になっています。

ライティング/80点

「言語と文化」の問題では、教科書やノート、プリントで学習した単語・熟語、文法が穴埋め、並び替え、選択、書き換え問題などの様々な問題形式で出題されています。いずれも基礎内容がメインとなっています。

「表現」の問題では、対話文やメールなどの英文を読み、空欄に当てはまるセリフを考えたり、グラフから情報を読み取り、英文でまとめたりする問題が出題されています。出題されている内容は教科書の基礎文法レベルですが、同じような問題が授業中に取り扱われるわけではないので、問題形式に慣れていないと時間がかかってしまったり、解きにくく感じてしまったりするでしょう。

「読解」の問題では、大問4問中、1問は教科書やプリントの内容から出題されていますが、3問は初見問題となっています。語数は70~90語程度で、難易度も教科書のレベルから大きく逸脱しているわけではありませんが、ここまでに学習した単語・熟語や文法が定着できていないと、正確に内容を読み取ることはできません。

・対策

リスニングでは、AETの授業をもとに、どのような内容が問われるのかを確認しておきましょう。また、教科書準拠ワークに付属するリスニング問題などで聞き取りの練習をしておきましょう。

ライティングでは、問題の傾向別に対策を実施するのが有効です。

 「言語と文化」の問題で得点するためには、まず教科書本文の内容を和訳・英訳できる状態をつくっておくことで、穴埋め問題や並び替え問題に対応することができます。

「表現」の問題で得点するためには、自由英作文の演習が重要です。教科書で扱われている表現や文法を使って、基本例文などを様々な形で書けるようにしておくと、解きやすくなるでしょう。さらに、図や表、対話文に対応した英作文のテキストで演習することで、対策することが可能です。

「読解」の問題で得点するためには、教科書本文の内容をきちんと理解しておくことと、初見問題に慣れておくことが重要です。初見問題に対応するためには、70~100語程度の英文読解問題を多くこなし、短時間で正確に読める力をつけておきましょう。

 

数学/KW先生・KJ先生・NK先生

・傾向

数学担当の先生が3名いるため、問題をルーティンで作成したり、3人の先生が問題を持ち寄ったりするなどしているようです。授業はノートやプリントを使用して授業が進められますが、各先生の授業形式が異なるからか、ノートやプリントからそのまま出題されることはあまりありません。

全体の傾向としては、基礎レベルの問題がほとんどで一つ一つの問題が解きやすい分、大問数が21問と、問題数が非常に多くなっています。21問中18問は教科書や学校ワークからの出題で、基礎内容がメインの問題でした。残りの2問は学校ワークからの出題と初見問題で、応用レベルの問題でした。

また、今回は学年末のテストであったため、これまでに学習した1・2年生の学習内容からも多く出題されました。

・対策

まず、約80点分の基礎内容で得点するためには、教科書・学校ワークの基礎レベルの問題を何度も演習し、確実に満点取れる状態を作ることが重要です。とにかく問題量が多いため、短時間で正確に解く力が必要となります。日頃の学習の中でも、問題を解くときは常に時間を計り、焦っている状態でどのようなミスをしてしまうのかを分析し、そのミスをなくすためにはどのような解き方をすればいいのかという解決策を考えましょう。また、学期末や学年末テストでは復習内容が多く出題される可能性があるため、1・2年の復習の中でも基礎内容のみでいいので、きちんと振り返りをしておきましょう。

次に、残り約20点分の応用レベルの問題で得点するためには、基礎を固めたあと、学校ワークの応用レベルの問題を解けるようにしておきましょう。学校ワークの問題はそのまま出題される可能性が高いため、解き方を理解した上で暗記しておきましょう。初見問題に対応するためには、入試対策テキストなどで様々な問題に慣れておきましょう。ここでは、その問題自体の「解き方」を覚えるのではなく、答えを導くまでの「考え方」を理解し、他の問題で応用できることが重要です。こうした作業で結果を出すまでには多くの時間がかかるため、できるだけ早く基礎の定着をできるようにしておきましょう。

 

国語/OG先生

・傾向

聞き取り問題/10点

筆記問題/90点

「言語」分野が大問2題、「読解」分野が大問3題分出題されています。

「言語」分野では、漢字ワークやテスト前に配布された漢字プリントから15点分、文法問題集から15点分の合計30点分の出題となっています。とにかく暗記すれば得点できるため、絶対に失点したくない問題です。

「読解」分野では、主に学校ワークからの出題が多く、選択問題や抜き出しなどの問題がメインとなっていました。難易度は基礎レベルの問題です。ただ、あざみ野中学校ではお決まりの、作文記述問題が1題出題されています。これは、70~100字程度で読解単元の主題、自分の考えなどをまとめる問題となっています。時間制限のある中で、100字ほどの文章を書くことが難しく、なかなか手を出しにくい問題となっています。

・対策

「言語」分野で得点するためには、とにかく早い時期から漢字ワーク、プリント、文法内容の暗記、そしてテストを実施しておくことです。テスト直前期に暗記しても間に合わない可能性があるため、計画的に実施しておきましょう。

「読解」分野で得点するためには、学校ワークを繰り返し演習することが重要です。何度も解いていくと答えを覚えてしまうかもしれませんが、一周目は普通に解き、二周目は選択肢を隠し記述問題として解くなど、回を重ねるごとに理解度、難易度を上げていく工夫をして解くようにしましょう。そうすることで、テスト本番でも迷うことなく即答でき、作文記述問題に費やす時間を増やすことができます。

作文記述問題では、100字程度の文章をまとめる練習をしておくことが重要です。採点の基準としては、句読点が正しく使えているか、誤字・脱字がないか、文法上の誤りがないか、などの基本的な作文能力が備わっているかどうかということが見られます。また、問いに答えられているかどうか、文脈に不自然な箇所がないか、などの内容も採点基準となります。文章を書けるようにするには、とにかく書いてみることが重要です。書いて、修正して、また書いてという作業を繰り返していくうちに、文章にまとめる力が身に付きます。ただ、配点が7点であるため、作文ばかりに時間をかけても高得点は狙えません。まずは、作文以外の73点分をきちんと得点できる状態を作ってから、対策を実施しましょう。

 

理科/KG先生

・傾向

KG先生の授業は、ノート・プリントで学習が進められますが、その内容がそのままテストに出題されるわけではありません。問題レベルとしては、学校ワークなどの基礎内容がメインとなっていますが、大問数が10問と問題数が多いため、速く正確に解く力が必要となります。また、大問18問中1問は、興味関心の問題で10点分の出題があります。内容は、教科書に載っている補足やコラムなどの細かい部分からの出題となっています。

・対策

KG先生のテストで高得点を狙うには、まず学校ワークを繰り返し演習し、いつ何が出題されても即答できる状態をつくりましょう。ただ、それだけでは演習量が足りないため、教科書準拠ワークなどをできるだけ多く解き、そのような出題形式で問われても正解できる瞬発力を身に付けましょう。入試などの応用レベルの問題はあまり出題されないため、とにかく基礎内容をきちんと定着させることが重要です。

また、興味関心の問題は、暗記さえすれば10点を獲得できるため、教科書の内容を確実に暗記しておきましょう。ここでは、単元の主な内容だけでなく、教科書の隅に書いてあるような補足やコラムまできちんと暗記することが得点のカギとなります。

 

社会/SN先生

・傾向

SN先生の授業ではプリントが配布され、そのプリントをノートの左側に貼り、授業中に先生が板書した内容や口頭で伝えた内容をノートの右側にメモしていくスタイルで学習が進められます。

SN先生のテスト内容は、ノート・プリントから忠実に出題される傾向にあります。プリントに載っている資料(図・表・写真)はそのまま出題されます。プリントの空欄部分の語句はもちろんのこと、空欄以外の内容からも出題されています。全体の出題形式は、選択問題と記述問題が半分ずつとなっています。特に選択問題に関しては、神奈川県公立高校入試の形式と類似しているため、答えを導くまでの手順が複雑化されています。また、過去にKG先生が作成したテストと似たような問題が出題されています。

・対策

まずは、教科書、ノート・プリントの内容を確実に理解・暗記しましょう。ノート・プリントの空欄部分の語句を暗記したら、その語句の説明をできるようにしておくと、知識の理解が深まり、テスト問題も解きやすくなります。語句の説明では、プリント内の言葉を使用するようにしましょう。

また、資料問題においては、ノート・プリントだけでなく、教科書や資料集の内容もきちんと確認しておきましょう。確認する際は、資料から「何が読み取れるのか」を文章化しておくと記述問題にも対応することができます。歴史分野においては、条約や条文などの資料が出題され、何の条約なのかを答えさせる問題があるため、内容の暗記もしておく必要があります。

教科書、ノート・プリントの内容を暗記できたら、教科書準拠ワークで基礎内容のアウトプットを行います。基礎内容が定着できたら、入試対策テキストを使用し、テスト問題の形式に慣れていきます。そうすることで、本番でも焦らず確実に得点できる力が身につきます。

  

【小・中学生向け】すすき野中テスト分析2021

すすき野中 定期テスト分析2021

2021すすき野中定期テスト分析


こんにちは!

あざみ野・新百合ヶ丘・たまプラーザの学習塾/予備校の

MySTEP(マイステップ)です!

今回は2021年度向けに、すすき野中学校のテスト分析内容をお伝えします!

このブログではお伝えしきれない内容もあり、分析結果の一部にはなりますが、塾に通っていない人も参考にしてみて下さい。

 

 

すすき野1年(新2年)

英語/SG先生

・傾向

SG先生の授業は主に教科書とプリントで学習が進められます。

テスト直前期には「対策プリント」を配布し、ライティングの約半分が「対策プリント」からそのまま出題されます。

SG先生のテスト問題は、どのような能力の生徒でも解きやすくなっており、

他学年と比べても平均点が非常に高くなっています。

 

リスニング/13点

リスニング問題では、英語の音声が読まれ、アルファベットや数字など聞き取った内容を書き写す問題や、英文や会話文の内容にあてはまる絵や文を選ぶ問題、聞き取った内容を日本語にまとめる問題が出題されます。

後期になるにつれ難易度は上がっていきます。

所要時間は約10~15分です。

出題内容は、AETのJ先生の授業内で実施された内容や、試験範囲の文法事項から出題されています。

 

ライティング/87点

教科書本文からの出題が12点、文法事項や文法プリントからの出題が25点、直前期の「対策プリント」から44点、初見の読解問題が6点という問題構成になっています。

教科書本文の問題では、内容を日本語で答える問題や本文の空欄部分を選択肢から選んだり、穴埋めしたりする問題など、内容理解を問う問題が出題されています。

文法の問題では、並び替えや語句の書き換え、選択肢などのスタンダードな形式の問題が出題されています。

特に、学校ワークと問題形式が類似しています。

直前期の「対策プリント」の問題では、語句や問題がそのまま出題されます。

初見の読解問題では、100語程度の教科書本文レベル(基礎レベル)の問題が出題されています。

内容を理解した上で、英問に英語で答える問題形式となっていました。

 

・対策

リスニングでは、教科書準拠ワークに付属しているリスニング問題を解くなど、日頃から音声に慣れておくことが重要です。

ただ、リスニング問題は担当の先生やAETが音声を作成するため、テキストなどの音声に慣れすぎると、発音のギャップに戸惑ってしまう場合もあるようです。

授業中から担当の先生やAETの発音に注意して聞いておきましょう。

ライティングでは、ケアレスミスが命取りになります。

とにかく基礎内容がメインとなっているため、日頃からミス(ピリオドのつけ忘れ、スペルミスなど)をしないように気をつけましょう。

教科書本文の問題で得点するためには、教科書本文内の単語・熟語を暗記し、和訳・英作ができる状態、内容を日本語で簡単に説明できる状態をつくっておくと安心です。

文法問題では、学校ワークや教科書準拠ワークを繰り返し解き、満点を取れる状態をつくりましょう。

さらに、穴埋めや並び替えの問題を、日本語だけを見て英文を作れるようにしておくと、さらに得点しやすくなります。

直前期の「対策プリント」の問題では、確実に満点を取ることができる部分であり配点も高いため、とにかく、答えを理解・暗記しましょう。

初見の読解問題で得点するためには、これまでに学習した単語・熟語を復習し、読み・意味が言える状態をつくりましょう。

その後、入試対策テキスト(中1・2年用の読解問題が載っているもの)などで100語程度の読解問題を解き慣れておくとよいでしょう。

 

数学/KW先生

・傾向

KW先生の授業は、教科書とノート中心で学習が進められ、途中で演習プリントが配布されます。

このプリントは、基礎~入試レベルになっており、テストでもプリントから4割程度出題されています。

大問数は19問と多めですが、基礎問題が12問、応用問題が7問と基礎内容がメインとなっています。

基礎問題は、教科書・ノート・学校ワーク・プリントの中から8問、これまでの復習内容が4問、出題されていました。

通常、復習内容は計算がメインで出されることが多いですが、今回は学年末テストであったため、復習内容の範囲が広めになっています。

応用問題は、授業中に配布されたプリントの入試レベル内容から類題が3問、出題されています。

全く同じ問題は出題されてはいません。

また、授業中に生徒たちが「オリジナル問題を考える」という課題が出され、その内容からも1問、出題されています。

残りの3問は初見問題となっています。

作図の過程を考えたり、展開図や見取り図から最短距離や体積などを求めたりする問題であり、数学的な思考力が問われています。

また、過去にすすき野中学校のテストで出題された問題と似ている部分もありました。

 

・対策

まずは、基礎問題で満点をとれることを目指しましょう。

教科書・ノート・プリント(基礎のみ)で扱われた問題は繰り返し解いておき、その後、学校ワークでも演習を行います。

学校ワークは基礎~応用レベルの問題が載っていますが、まずは基礎レベルの問題(A問題やB問題)を確実に解けるようにしておきましょう。

また、計算問題は毎回のテストで大問1問分は確実に出題されるため、計算問題は定期的に復習やテストを行っておくと安心です。

基礎問題で満点を取れる実力が身についたら、次は応用問題の対策に入ります。

まずは、プリントや学校ワークの応用レベルの問題を繰り返し解いておきましょう。

ただし、問題がそのまま出題されるわけではないため、答えまでの導き方、考え方を理解した上で解けるようにしておきましょう。

さらに対策を実施する場合は、入試対策テキストなどで初見問題に反応する(プリントや学校ワークの問題の考え方を応用する)練習を行うと効果的です。

 

国語/YM先生

・傾向

YM先生の授業は主にプリントを使用して学習が進められます。

プリントで単元の学習をしたあと、授業内で学校ワーク解きながら問題形式に慣れていくように授業が構成されているようです。

 

聞き取り問題/10点

聞き取り問題は、音声で文章が読まれ、その内容に関する問いに記述で答える問題形式になっています。

音声の内容は説明文であったり、学級会などの対話文であったりと、様々な内容から出題されます。

全学年共通の問題であるため、難易度はそこまで高くはありません。音声の内容を正しく聞き取る力、要点をメモにまとめる力などが問われています。

 

筆記問題/90点

言語の問題が大問6問、読むこと・書くことの問題が大問2問、出題されています。

言語の問題は、漢字ワークや文法・知識内容から出題されています。

漢字ワークからは読み10点、書き10点の合計20点分が出題されています。

文法・知識内容に関しては、大問5問と問題数が多くなっていますが、プリントや学校ワークからそのまま出題されているため、暗記さえしていれば解きやすい問題となっていました。

読むこと・書くことの問題は、主にプリントと学校ワークの内容から出題されています。

プリントでは、単元の主題がまとめられていたり、主題に関する問いが載せられていたりします。

テストでは、プリント内の主題や問題から約半分ほど、そのまま出題されていました。

そのままといっても出題形式が多少変わっていたり、選択肢が入れ替えられたりしているため、丸暗記では意味がありません。

きちんと理解した上で答えを書けるようにしておきましょう。

また、半分は学校ワークからの出題でした。

 

・対策

聞き取り問題を解くときのポイントは、音声の聞き方とメモの取り方にあります。

音声をただボーっと聞くだけでは何が大事なのかがわかりませんし、聞き取った内容すべてをメモするのでは、もちろん時間が足りません。

大事なのは、聞き取りのポイント(要点)を要領よくメモすることです。

聞き取りのポイントのヒントとしては、「話のテーマ(話題)」「いつ・どこで・誰が・何を・どうする」「理由」「数字」「まとめ(結論)」などがあります。

以上をキーワードにして意識的にメモをすることで、問題を解くときのヒントを得ることができます。

また、授業内で学習した内容からは出題されないため、聞き取り問題専用のテキストで問題に慣れておく必要があります。

言語の問題では、とにかく暗記することが重要です。

言語の問題だけで45点分の得点ができます。

つまり、暗記するだけで50点近くも点数が取れてしまうのです。

テストの点数が50点以下の場合、言語や知識を暗記できていない場合が多いです。

できるだけ早い時期から暗記を始め、読解問題の対策に入れるようにしましょう。

読むこと・書くことの問題では、まずプリントの内容、特に穴埋め部分や表、問題部分を、きちんと理解した上で暗記していきましょう。

丸暗記では、テスト問題に対応することはできません。

次に学校ワークで演習を行います。

このとき、プリントや学校ワークは繰り返し解いて、問題に慣れておくようにしましょう。

何度も解いていくと答えを覚えてしまうかもしれませんが、一周目は普通に解き、二周目は選択肢を隠し記述問題として解くなど、回を重ねるごとに理解度、難易度を上げていく工夫をして解くようにしましょう。

そうすることで、テストで出題形式を変えて出題されても、対応することができます。

 

理科/KB先生

・傾向

KB先生の授業では、画面に映し出された内容をノートに写しながら授業が進められます。

基本的に板書はされず、パワーポイントなどの画面を通して学んでいくスタイルです。

後期中間テストまでは、基礎問題に加えて応用問題が出題されていました。

毎回、応用問題は、授業で見た動画から選択問題、先生が授業中に口頭などで出題した内容から計算、記述問題などが作成されているようです。

今回の学年末テストの傾向としては、範囲が広かったこともあってか、ノートや学校ワークから、基礎レベルをメインとして問題が作成されていました。

ノートからは、語句説明の問題が小問20問ほど出題されていました。

問題形式としては、「○○に関する説明で正しいものを選びなさい」などの選択問題となっています。

学校ワークからは、教科書内容に合わせた基礎レベルの問題が出題されていました。

2問ほど、初見の応用問題として複雑な計算問題が出題され、語句や公式を暗記しただけでは解けない問題でした。

 

・対策

まずは基礎問題で得点するために、ノートの語句の説明部分を暗記し、語句の説明選択問題で得点できるようにしていきましょう。

このとき、記述で答えられるように一字一句暗記する必要はありませんが、重要なキーワードをきちんとおさえた上で暗記するようにしましょう。

知識を頭に入れたら、学校ワークや教科書準拠ワークで演習を繰り返します。

学校ワークの内容はそのまま出題される可能性があるため、満点を取れる状態をつくっておきましょう。

応用問題に対応するためには、まずは授業中に見た動画や先生が口頭で出題した問題に関連する内容をきちんと理解・暗記しましょう。その上で、入試対策テキストなどで、実際に初見問題に対応する力をつけておきましょう。

 

社会/ON先生

・傾向

ON先生の授業は、ノートプリントと資料集を使用して学習が進められます。

ノートプリントに先生が板書、説明した内容や語句を書き入れながら学んでいくスタイルです。

全体の傾向としては、ノートプリントや資料集の内容をもとに問題が作成されています。

しかし、ただ暗記しただけでは解けない問題形式になっています。

というのも、一問一答形式の問題が非常に少ないという特徴があるためです。

歴史分野では、ノートプリントや資料集からの出題が多くなっていました。

問題形式としては、語句に関して「なぜその出来事が起こったのか」などを説明する選択問題、記述問題や、ノートプリントや資料集に載っている図や表の内容の穴埋め問題、選択問題、絵を見て「どういう状況なのか」を説明する記述問題などが出題されていました。

地理分野では、ノートプリントからの出題が多くなっていました。

問題形式としては、説明を読み、適するグラフを選択する問題や、説明の空欄部分に当てはまる語句を選択したり記述したりする問題、グラフから正しく情報を読み取り、正しい説明を選択する問題などが出題されていました。

また、今回は復習内容として世界地理からの出題もありました。

 

・対策

ON先生のテストでは、とにかく暗記しただけでは解けないという傾向があるため、語句の暗記を早い時期から行い、問題演習をメインに対策することが有効です。

まずは、ノートプリントの空欄部分をきちんと理解した上で暗記します。

次に、ノートプリントや資料集に載っている表やグラフを見て、何が読み取れるのか、何についての資料なのか(法令の名前など)、絵は何の場面を表しているのか、などを確認して答えられるようにしておきます。

また、空欄以外の説明文にも重要なキーワードが隠されていることもあるため、目を通しておきましょう。

ノートプリント、資料集の内容を暗記できたら、問題演習に入ります。

学校ワークや教科書準拠ワークを使用し、暗記した内容がきちんと定着しているかを図ったり、一問一答でない問題形式に慣れるように練習したりしていきます。

とにかく暗記だけでは得点できないのが中学生の社会です。社会=暗記という概念は捨て、きちんと対策を行っていきましょう。

  

すすき野2年 (新3年)

英語/NN先生

・傾向

NN先生は、主にプリントで授業を進められています。

プリントは、文法事項を穴埋めレベルから英作文レベルまで解けるよう、段階を踏んだ構成になっています。

全体としてスタンダードな問題づくりが特徴で、英語が苦手な生徒でも比較的解きやすくなっています。

後期になるにつれて、入試問題を意識したような問題構成になり、応用問題(初見の読解問題や資料読み取り問題など)も増えていきました。

 

リスニング/20点

AETのJ先生の授業内で実施された内容や、試験範囲の文法事項から出題されています。スタンダードな問題形式になっています。

 

ライティング/80点

「知識」分野が25点分、「理解」分野が15点分、「表現」分野が40点分、出題されました。「表現」分野が半数を占めているため、普段から英作文に慣れている状態でないと、時間が足りなくなったり、多く減点されてしまったりする可能性があります。

「知識」分野では、単語や熟語、基本的な文法事項が選択・並び替えなどの様々な形式で出題されています。教科書や学校ワークの内容から構成されていました。

似たような問題が、NN先生が配布している学校プリントでも見られました。

「理解」分野では、基礎内容を用いて英文を読んだ上で、きちんと内容理解ができているかどうかが問われています。

読解問題が大問3題分出題されており、その中の半数が「理解」分野からの出題でした。

1題目は、教科書本文からの出題のため、取り組みやすくなっていました。

2題目と3題目は初見問題、2題目は長文型で、問いに答えるのに必要な情報を、いかに効率よく読み取れるかどうかがカギとなっています。

3題目は会話文型で、会話の流れを正しく読み取れるかどうかがカギとなっています。

「表現」分野では、教科書本文内の熟語を答える問題や、英文の書き換え、英作文の他に、グラフや表から読み取った情報をもとに英文を完成させる、資料読み取り問題などが出題されました。

 

・対策

リスニングでは、AETの授業をもとに、どのような内容が問われるのかを確認しておきましょう。

また、教科書準拠ワークに付属するリスニング問題などで聞き取りの練習をしておきましょう。

ライティングでは、まず、教科書本文内の単語・熟語を暗記、本文を和訳・英作する練習を行い、暗記事項を仕上げます。

次に、教科書内の文法事項を暗記の上、穴埋め・選択・並び替え問題など様々な問題形式で解ける状態をつくります。

ここまでを完璧にして、約40点分です。

さらに文法事項の単元において、和文英作や自由英作ができるようにすることで、約15点分となります。

つまり、教科書や学校ワーク、学校プリントを完璧にすれば筆記問題のみで約55点分を得点できます。

残りの約25点分を得点するには、読解問題や資料読み取り問題などの初見問題に対応する力をつける必要があります。

対策には、入試対策テキストの活用が有効です。

しかし、解き慣れるまでには時間と労力がかかるため、教科書や学校ワーク、学校プリントレベルの問題は全問正解できる状態をいち早くつくり(試験の一か月前が理想)、初見問題をできるだけ多く解き慣れておくようにしましょう。

 

数学/AZ先生

・傾向

AZ先生は、数学が苦手な生徒でも解きやすい問題を入れつつ、数学が得意な生徒には手ごたえのある問題で苦戦させるような、どんな能力の生徒にも対応した問題をつくられる先生です。

主な構成としては、「知識理解」分野が30点分、「数学的技能」分野が40点分、「数学的見方考え方」分野が30点分、出題されました。

そのうち、約85点分が教科書や学校ワーク、学校プリントからの出題でした。

といっても、すべてが基礎問題というわけではなく、既習事項としての約85点分となっています。

AZ先生の授業では、黒板で教科書内容の基礎レベル問題を学習したあと、学校プリント(通称しろプリ)を配布が配布されます。

難易度は基礎~応用レベルで、中には入試レベルの問題まで出題されています。

また、学校ワークの問題もそのまま出題されやすくなっています。

残りの約15点分は初見問題となります。

基礎~応用、入試レベルまでと難易度はまちまちですが、教科書・学校ワーク・学校プリントを完璧に仕上げていても、初見問題を解き慣れていなければ得点は難しいように感じます。

また、今回は約15点と初見問題の割合が少なかったですが、後期中間テストでは約25点分出題されており、単元やテストによっては初見問題の割合、そして得点のしやすさが大きく変わっています。

 

・対策

AZ先生のテストで70~80点を取りたい場合は、教科書・学校ワーク・学校プリントを完璧に仕上げることが有効です。

特に学校プリント(しろプリ)は、一回解いただけで得点にはつながりません。

枚数も多く難易度も幅広いため、完璧に仕上げるまでに時間がかかります。

そのため、しろプリが配布されたらすぐに対策を始めておくとよいでしょう。

また、応用~入試レベルの問題はそのまま出題されることが多いため、何度も何度も解いて、いつでも満点を取れる状態をつくりましょう。

さらに高得点を狙う場合は、試験の一か月前までに教科書・学校ワーク・学校プリントを仕上げ、そこから初見問題の対策に入るとよいでしょう。

初見問題の対策には、公立高校の入試用教材などの応用レベルの問題集を使用すると効果的です。

 

国語/HN先生

・傾向

HN先生は授業を大事にされている先生で、テストでは、授業内容からの出題がメインの問題構成になっています。

 

聞き取り問題/10点

筆記問題/90点

「言語(知識)」分野が大問3題、「読むこと(読解)」分野が大問3題分出題されています。

「言語(知識)」分野では、漢字と文法問題が出題されました。

HN先生のテストは、漢字の読み・書きの他に熟語の意味を問う問題が出題されているため、漢字ワークを仕上げただけでは得点できません。

また、HN先生の授業は文法単元(特に品詞や用言の活用)に大きく力を入れています。

文法の演習プリント(通称あいプリ)が毎週のように配布され、その内容から問題が構成されています。

「読むこと(読解)」分野では、2題が教科書から、1題が教科書外から出題されました。

今回のテストで初めて出題された教科書外の単元は、初見問題としてではなく、授業内で扱われたものです。この題材は私立高校の入試などで出題されたことのある作品でした。

HN先生が作成する読解問題では、ノートプリントの内容からほとんどの問題が構成されています。

 

・対策

「言語(知識)」分野で得点するために、漢字問題では、漢字ワークの読み・書きを仕上げたあと、漢字ワークに記載されている意味を暗記し、言えるようにしておきましょう。

また、文法問題では、配布されたプリント(あいプリ)を何度も解き、満点が取れるように仕上げておきましょう。

あいプリは、文章の中にある品詞の種類を答えたり、文章中から用言を抜き出し、活用形や活用の種類を答えさせたりする内容になっています。

通常はここまで詳しく文法分野は取り扱われませんが、HN先生は入試を想定してなのか、高いレベルの演習をできるような授業を行っています。

「読むこと(読解)」分野で得点するためには、とにかくノートプリントの内容を理解し、暗記することです。ノートプリントの穴埋め部分は知識問題として出題されるため、きちんと暗記して書けるようにしておきましょう。

また、授業では「主人公○○の気持ちの変化を捉えよう」などの問いから答えをまとめるというような課題解決型の学習が実施されます。

この内容が、テストでは「主人公○○の気持ちはどのように変化していきましたか」などの問題として出題されやすいです。

そのため、HN先生が記述でまとめた部分は記述問題として答えられるように理解しておくことが重要です。

 

理科/KK先生

・傾向

KK先生の授業は、主にノートプリントを使用して学習が進んでいきます。

ノートプリントは全てKK先生の手書きで作成され、どんな生徒にも要点が分かりやすくまとめられています。

また、授業内では学校ワークの他に、演習プリント(市販のワークなどをコピーしたもの)が大量に配布されます。

テストの傾向としては、ノートプリントからの出題が多く、問題レベルも基礎内容がメインになっています。

今回の問題形式としては、ただ暗記すれば解ける一問一答形式だけでなく、語句の記述問題、図や表を使い、答え方を複雑にした問題などが出題されました。

学校ワークなどの問題形式にしか慣れていない場合、解きにくく感じたのではないかと思います。いずれも内容自体は基礎レベルです。

ただし、KK先生のテストでは、生物分野など暗記項目が多い単元のテストでは、難関私立高入試レベルの問題を出題する傾向にあります。

今回も私立高校の過去問からそのまま出題されたり、類題が出題されたりしました。

 

・対策

 KK先生のテストで高得点を狙うには、まずノートプリントの内容を完璧に暗記します。

「完璧に」というのは、ただ穴埋め部分の語句を暗記するだけでなく、穴埋め部分の語句の説明を記述で書けるようにしておくことです。

例えば、

細胞・・・からだをつくる最小の単位。

という内容があれば、「細胞とは何か答えなさい」という記述問題を想定して、語句の説明部分まで答えられるようにします。

そうすることで、一問一答問題だけでなく、記述問題にも対応することができます。

ノートプリントの暗記ができたら、学校ワークや配布されたプリントで演習を行います。

その後、同じような基礎レベルの教科書準拠ワークで演習を重ねることで、様々な問題

形式に対応する力を身に付けます。

余裕があれば、入試対策テキスト、とくに生物分野のテストであれば、難関私立高対策で使用されるようなテキストで演習しておくと、高得点を狙うことができるでしょう。

いずれにしても、基礎内容の定着・完成が第一優先です。

早い時期から準備を行い、応用問題にも対応できる力を身に付けましょう。

 

社会/HR先生

・傾向

HR先生の授業は、 主にプリントを使用して学習が進んでいきます。

教科書はあまり使用せず、生徒たちはプリントに語句を書き込みながら学んでいくスタイルです。

プリントの内容は、教科書の内容をもとに作成されており、掲載されている図や表も教科書からの抜粋です。

また、プリントには「なぜこのような地形になったのか考えよう」などの思考型の課題が載せられており、その内容もテストに出題されます。

テストの構成としては、54点満点のうち、「知識・理解」の問題が24点、「資料活用」の問題が18点、「思考・判断・表現」の問題が12点となっています。

「知識・理解」の問題は、主にプリント内容からの出題で、プリントの穴埋め部分の他に、黒字で書かれている説明部分からも多く出題されています。

「資料活用」の問題は、資料(図やグラフ)から情報を読み取り、選択肢などの問いに答える形式になっています。

資料は主にプリントや教科書から抜粋されていますが、中には授業では取り扱われていない資料も出題されています。

基本的には知識を活用して答える問題ですが、知識がなくても表やグラフにある情報を正確に読み取ることができれば解ける問題もあります。

「思考・判断・表現」の問題は、同じく資料から問題が出題されます。

資料から読み取った情報をもとに、自分の考えをまとめるなどの記述問題が出題されており、ただ正確に読み取るだけでは解けないというのが特徴です。

 

・対策

「知識・理解」の問題で得点するためには、HR先生のプリントの内容を細部まで暗記しましょう。

理科と同様に、HR先生のテストでも一問一答形式の問題だけでなく、語句以外の説明部分から出題される問題もあるため、プリントの空欄部分だけを暗記するのではなく、黒字の部分まで暗記し、記述できるようにしておきましょう。

「資料活用」の問題で得点するためには、プリントや教科書に載っている図やグラフなどの資料を読み込んでおくことが重要です。

さらに、資料からどのような情報が読み取れるのかを記述で答えられるようにしておくと、問題が解きやすくなります。

「思考・判断・表現」の問題で得点するためには、プリントや教科書の資料とは違った角度から出題されるパターンが多いため、思考・判断・表現系の入試対策テキストなどを使用し、問題形式に慣れておくとよいでしょう。

  

2021【小・中学生向け】神奈川県高校入試・問題分析とシステムについて

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こんにちは!

あざみ野・新百合ヶ丘・たまプラーザの学習塾/予備校の

MySTEP(マイステップ)です!

今回は

2021神奈川県高校入試・問題分析とシステム

をお伝えします!

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今回は2021年神奈川高校入試のしくみについて簡単に紹介します!

 

問題分析について

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2021神奈川公立高校入試問題分析動画

2021神奈川県公立高校入試問題分析①全体の傾向

 https://youtu.be/Qcp0WajRqic

 

2021神奈川県公立高校入試問題分析②英語

https://youtu.be/VAhs4ponFv8

 

2021神奈川県公立高校入試問題分析③数学

https://youtu.be/6vd6tZtk27Y

 

2021神奈川県公立高校入試問題分析④国語

https://youtu.be/sM8ULgcdLek

 

2021神奈川県公立高校入試問題分析⑤理科

https://youtu.be/RAv-VwHZigA

 

2021神奈川県公立高校入試問題分析⑥社会

https://youtu.be/8ZQrNKndwac

 

2021神奈川県公立高校入試問題分析⑦特色検査

https://youtu.be/E0WV0J6lfNM

 

2021神奈川県公立高校入試問題分析⑧今後の高校・大学入試

https://youtu.be/_41CgI_iAgY

 

入試システムについて

まず、自分が受けたい高校の種類によって受験の仕組みは変わります。

 高校は、公立高校と私立高校の2種類に分かれます。

 

1.公立高校受験

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2021公立高校入試概要

学力検査(筆記テスト)が1回あり、2種類の選考(第1次選考と第2次選考)が行われます。

選考は、募集定員の90%にあたる合格者が「第1次選考」で決定し、「第1次選考」で合格とならなかった受検者の中から、残りの10%にあたる合格者が「第2次選考」によって決定されます。

 

第1次選考

調査書(成績)、学力検査の結果、面接の得点が使用され、

学校ごとの決められた配点比率によって計算した総合成績で合格が決まります。

また、内申点重視の傾向があります。

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2021公立高校入試比率

 

学校ごとの配点比率は以下のサイトから確認することができます。

 令和3年度選考基準一覧表(PDF)

http://www.pref.kanagawa.jp/documents/63368/r3_senko_kijun.pdf

 

令和3年度神奈川県公立高等学校入学者選抜選考基準及び特色検査の概要

www.pref.kanagawa.jp

 

S値について

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2021公立高校入試・S値

入試スケジュール

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2021公立高校入試スケジュール


学区と調査書について
 

 

第2次選考

実施された学力検査の結果のみを総合得点とし選考が行われ、調査書(成績)が不要となります。

海外や他県からの引越しで中学校の内申点が揃わないなど、県内公立中学校卒業予定者以外の受検者に配慮した選考です。

 

よくある質問

「調査書ってなに?」
調査書とは、3年後期中間までに出される成績のことです。選考では、以下のように計算されます。
【2年生の9教科の評定合計】+【3年生の9教科の評定合計】×2(135点満点)
受験に成績が関わってくるのは2年生からです。

ただし、1年生の成績が関係ないからと言って1年生のうちに怠けてしまうと、基礎が身に付かず、3年生で苦労することになります。

一方で、3年生の評定は2倍に計算されるので、3年前期中間から後期中間までの成績が重要となります。

 

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学区と調査書について

「学力検査ってどんなもの?むずかしいの?」
実施教科は、国語・数学・英語・社会・理科で、1教科100点満点の5教科となります。全校、同じ内容の共通問題を使用しており、思考力・判断力・表現力を見る難しい内容で、記述問題も多く出題されています。

また、2017年度から選択問題でマークシート方式が導入されましたが、記述問題は変わらず出題されています。

学力検査は全国と比べて難易度が高いので、高得点を取るにはかなりの労力と時間が必要となります。

特に理科・社会は、平均点が低く、3年生で苦労する生徒が非常に多くなっています。

 

「志望校選びってどうしたらいいの?」
県立高校に学区はないので、神奈川県に住んでいる生徒ならば神奈川県内にあるどこの学校でも受験できます。

興味のある学校の文化祭などに行っておくと、志望校を決定しやすくなるでしょう。

大学進学実績なども重要なポイントとなります。

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大学進学実績

2.私立高校受験

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私立入試の仕組み

高校によって選抜方法が異なり、問題も学校独自のものとなっています。

選抜方法は、大きく分けて推薦入試と一般入試の2種類があります。

推薦入試

各高校ごとに独自の「推薦基準(内申点など)」を設けていて、基準をクリアした生徒は、合格が約束されるシステムです。

面接・作文等の試験が形式的に行われますが、学力検査は行われません。

合格したら、その高校に入学するのが基本となります。

一部の難関高校を除き、ほとんどの私立高校が採用しているシステムとなります。

また、学力検査も面接も行わずに、中学校の調査書など出願時に提出する書類のみで選考する書類選考という選抜方法もあります。

近年、鎌倉学園高校、湘南工科大付属高校、桐蔭学園桜美林高校、藤嶺藤沢高校、北鎌倉女子学園高校、横浜高校武相高校藤沢翔陵高校など、公立高校や他の国私立高校との併願もできる「併願可能な書類選考」を実施する高校が増えています。

一般入試

①単願確約(専願)
「他の高校を受験しない」ことを条件に、各高校が定めた成績基準をクリアしていれば合格を確約するシステムです。
②併願確約
公立高校などを第一希望とし、不合格の場合、その私立高校に入学することを基本に、各高校が定めた成績基準をクリアしている受験生に対して、合格を確約するシステムです。いわゆる「スベリ止め」と呼ばれる入試形態です。成績の基準は、推薦・専願よりも若干高めとなります。

 

以上の推薦・一般入試に関しては、願書の提出前の12月中旬に、中学校と私立高校の間で「事前相談(入試相談)」が行われ、合格の可能性が高校側より示されます。

その時点で、各高校の成績基準をクリアしていれば合格が内定します。

この事前相談が「事実上の入試選抜」となるので、3年の内申が出た後に中学校で行われる三者面談において、どの私立高校をどの入試形態で受けたいかを、中学校側に伝えることが必要です。

この事前相談の機会を逃すと、たとえ成績が足りていても受験が難しくなる場合があるので注意が必要です。

 よくある質問

「模試って何年生から受けたらいいの?」
模試は、今まで学習した内容を確かめるいい機会となりますし、受けることで学習意欲向上にもつながります。ですが、問題は難しくなっていますので、対策が必要であり、とにかく受ければいいというものではありません。模試に本腰を入れるならば、3年生になる直前の3月からがよいでしょう。

 

以上が神奈川高校入試の概要となります。

どのような形態で受験するにしても、日ごろの学習が受験に直結します。

1~3年生までに学校で習う内容を基本に入試問題が作られているので、

今から、入試を見据えて勉強に取り組んでいくのが、合格への近道でしょう!