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【小・中学生向け】定期テスト後の自己分析法④

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こんにちは!

あざみ野・新百合ヶ丘・たまプラーザの学習塾/予備校の

MySTEP(マイステップ)です!

今回は前回に続き定期テスト後の自己分析法」として、

実際の面談内容②をお伝えします!

前回までの記事はこちら

 

mystep.hatenablog.jp

 

 

mystep.hatenablog.jp

 

 

mystep.hatenablog.jp

 

 

面談内容:新中学3年生(現中学2年生)
◆ケース1
【課題】毎日塾に自習に行ってはいるが、なかなか集中できない。
【原因】
「自習で集中できない原因」に注目して振り返ります。

自習中、音楽を聴きながら、うとうとうとしながら、早く終わらないかなと時間を気にしながら、学習が進んでいる場合は危険です。

音楽を聴きながら勉強している場合は、いつでもスマホなどの機器に触れられる状態であるため、連絡が来るとついつい触ってしまっていることが多いです。

また、音楽を聴くことに集中してしまい、内容が頭に入っていないこともあります。

※本来、自習中はスマホを使用することは禁止ですが、リスニング等に使用したり、調べものをしたりする場合は特別に許可をしています。また、音楽も「集中効果を高めるため」という目的であれば、黙認している場合もあります。

眠くて集中できない場合は、眠くなってしまった原因を振り返りましょう。

就寝時間が遅いのであれば、なぜ寝るのが遅くなっているのかを考えます。スマホをいじっている、テレビを見ている、漫画を読んでいるなど理由は様々ですが、眠くなっていることの根本を改善しない限りは、眠くなった状態での自習は無意味です。

どんなに夜早く寝ても日中眠くなってしまう場合は、眠くなったときにどう行動したかも振り返りましょう。

早く終わらないかなと時間を気にしながら進めている場合は、自習自体が「やらされている感覚」になっている可能性があります。

テスト勉強と同じで、生徒様自身の「気持ち」が整っていなければ自習は無意味です。なぜなら、「自分で考える」ことができないからです。

例えば、問題を解く中で「早く帰りたい」「面倒くさい」という気持ちがあれば、テストの点数や成績の向上は見込めません。

しかし、「なぜ間違ってしまったのだろう」「次に間違えないためにはどうしたらいいのだろう」と考えることで自分の学習の修正ができ、テストの点数や成績などの結果につながりやすくなります。

「自分で考える」には、気持ちの中心に「テストで90点以上を取りたい」「〇〇高校に行きたい」という明確な目標があることが非常に重要です。

【対策】
自習中に何かをしながら学習する、いわゆる「ながら勉強」をしている場合は、結果が出ていないならばすぐにやめましょう。

結果につながらないような環境で学習を続けても無意味です。

音楽の曲順を替えるときにスマホを触り、それがきっかけとなって他のものまで見てしまい、気づけば一時間も経っていた・・・という経験はありませんか?

スマホをいつでも触れる状態で学習をきちんと進めるには、相当の覚悟が必要です。もし、今までに一度でもスマホを触ってしまった経験があるならば、今すぐにやめましょう。

また、脳は様々な刺激に対して敏感で、集中できているつもりでも、どこかで必ず支障をきたしています。特に音楽などの「音の刺激」は、脳内で思考を伴わないため、脳に直接届きます。

つまり、思考を伴う「勉強」の情報よりも、音楽の情報のほうが脳に届きやすくなってしまうのです。

学習の際は、できるだけ外部の刺激を少なくした環境を整えましょう。

眠くなってしまう場合は、まず生活習慣を改善しましょう。

夜寝る前にテレビやスマホなどの画面を見ると、脳が刺激を受けて眠れなくなってしまいます。

遅くとも23~24時には眠れるような習慣にしましょう。寝る前に学習をしている場合は、これからは朝型の学習に切り替えましょう。

模試や入試は、朝早くから実施されます。朝型の生活に慣れておかないと、試験中に体調を崩しやすくなってしまいます。

今から少しずつ生活習慣の乱れを整えましょう。

自習に対する「気持ち」が整っていないと感じた場合は、「何のために自習をするのか」「何のために塾に通っているのか」を自分自身で考え、「目標達成のために何をしなければならないのか」を明確にしましょう。

目標と何をすればよいかが見えてきたら、あとは「気持ち」をつくるのみです。想像してください、自分が不合格になってしまったときを。

そんな未来を変えたければ、行動するしかありません。今からでも、間に合わないことはありません。しかし、相当の覚悟が必要です。

受験は、頑張った人の中から合格します。頑張っても落ちることもあります。なぜなら、全員頑張るからです。

合格のためには、正しい勉強法と誰にも負けないという「気持ち」が必要なのです。3年生になる前に、「気持ち」を整えておきましょう。

また、当塾では「気持ち」の改革をすべく、生徒面談を行っております。ただし、「気持ち」は一回や二回の面談でどうにかなるものではありません。

問題が起こるたびに何度も面談を行い、時間をかけていく必要があります。

そのため、早い時期からの対策が必要です。「気持ち」の面でお困りの際は、是非ご相談ください。

◆ケース2
【課題】頑張ったのにテストの点数が上がらない。
【原因】
「何を、どのように取り組んだのか」に注目して振り返ります。

中学1・2年生までは、頑張ったという「過程」を評価することで、その先の学習に自信をもって取り組むことができました。

しかし、中学3年生からは、「過程」ではなく「結果」を評価することになります。テストの点数や内申に数値としての「結果」を出さなければなりません。そのためには、「自分が頑張ったかどうか」ではなく「結果が出たかどうか」に焦点を当てて振り返りを行う必要があります。

まず、テストの点数などの「結果」から原因を探ります。

もし、テストの点数が60点以下であれば、(問題の構成・難易度によりますが)主に基礎問題で誤答している可能性が高いです。

そこでは「なぜ基礎問題で間違えたのか」に注目して、日ごろの学習を振り返ります。例えば、塾の宿題を実施したか、演習時に説明等を見ながら解いていないか、間違えた問題の解き直しを実施したかどうかなど場面ごとに細かく振り返りましょう。

テストの点数が60点以上であれば、主に基礎~発展問題で誤答している可能性が高いです。

まずは、「基礎問題の誤答の原因」と「基礎問題を解くのにかかった時間」を振り返りましょう。

仮に基礎問題が解けたとしても、時間をかけてしまうと発展問題を解く時間が減り、得点につながりにくくなります。テスト前に「基礎問題は大丈夫」と思っていたとしても、解くのにかけた時間がどうだったのかを振り返りましょう。

80点以上であれば、「100点をとるためには何をしたらよかったのか」を振り返りましょう。「ケアレスミスをしていた」「見直しが不十分だった」などの反省点が上がった場合は、日ごろの学習の中で「どれだけミスと向き合ったのか」ということを振り返らなければなりません。

普段の演習時において、ケアレスミスを誤答だと受け止めていたのか、ケアレスミスをしないための工夫や見直しを実施していたのかなど、厳しく振り返りましょう。

ケアレスミスをする人の多くは、「ケアレスミスだから問題ない、テストではこんなミスは絶対にしない」と思って放置しています。

一つ一つのミスと真摯に向き合い、修正を繰り返した人だけが理想の結果を実現できます。もしケアレスミスを軽く考えているのであれば、ただちにその考えを修正しましょう。
「発展問題で間違えてしまった」という反省点が上がった場合は、「テスト前に何を実施したのか」について振り返りましょう。

発展問題の対策を実施したのであれば、使ったテキストのレベルが教科書準拠・受験基礎・受験発展レベルの中でどの程度のものを使用したのか、それに対して学校の先生が作成するテストの難易度にテキストのレベルが合っていたのかを見極めます。

【対策】
「基礎問題が定着していない」場合は、宿題などの演習時の取り組み方を改善します。

解くときに説明等を確認しながら取り組んでいる場合は、テストと同じ状況で何も見ずに解くようにしましょう。

もし何かを確認して解いた場合は誤答とし、丸つけの後に説明等で確認してから解き直しましょう。解き直しを行っていない場合は、間違えた問題において「なぜ間違えたのか」「次に間違えないためにどうすればよいか」を考えた上で、もう一度解き直すことを心掛けましょう。

また、上記の実施ができていたとしても、一、二回程度しか取り組んでいなければすぐに忘れてしまい、定着はしません。

正しい方法で何度も取り組めるよう、スケジュールを立てましょう。

ケアレスミスが多い」場合は、自分の中で起こりやすいミスを3~4つ挙げ、見直しの際に起こりやすいミスをしていないか確認するようにしましょう。

また、宿題などの演習時に時間を計ってミスが起こりやすい状況を作ることも重要です。

このとき、時間設定は「少しきついな」と思えるようなものに設定してください。どんなに追い込まれた状況でも、確実に正答できる力を身につけるために、より厳しい環境に身を置きましょう。

「発展問題でつまずいている」場合は、テストの難易度を確認し、その難易度に合ったテキストを選定しましょう。

問題の難易度やどのテキストを使ったらよいかわからない場合は、是非ご相談ください。また、発展問題の対策を行うためには、早い時期から基礎を定着させておくことも重要です。

発展問題の対策は、基礎の定着がなければ実施できません。少なくとも一か月前には発展問題の対策に入れるよう、基礎問題を定着させておきましょう。

◆ケース3
【課題】受験生としての意識が持てていない。
【原因】
「現状、厳しい環境に身を置けているか」に注目して振り返りましょう。

これまでにもお伝えしてきましたが、成績上位者は自分の現状に満足することは絶対にありません。

常に自分に修正点はないかを探し、改善を繰り返しています。テストの結果が悪ければ、「結果」を重視し、自分が行ってきたもの全ての「過程」を見直します。テストの結果が良かったとしても、「結果」に満足せず「過程」に問題はなかったか、さらに力を身につけるにはどうしたらよいかなどを考え、修正します。

もし、「受験生としての意識が持てていない」と感じるならば、自分の行動において「どこに意識が足りないと感じているのか」をすべて書き出しましょう。

こうした振り返りをする際に、「意識が足りないからもっと頑張る」というような、漠然とした振り返りをしても全く意味はありません。

「自己分析のポイント」でもお伝えしましたが、自分の生活を場面ごとに細かく分け、それぞれの場面での「課題」と「対策」を考えましょう。

【対策】
場面ごとの「課題」が明確になったら、「対策」と「予備対策」を考えましょう。例えば、「自習中に寝てしまう」という課題があれば、「夜早く寝るためにスマホやゲームを預ける」などの「対策」を決めます。

それでも眠くなってしまう場合に備えて、「眠くならないように自習は人から見える席で行う」「眠いときは5~10分程度寝る」「顔を洗う」などの「予備対策」まで考えておくと安心です。そこまで実施しても状況が変わらない場合は、もう一度「課題」と「対策」を振り返りましょう。

このとき、「自分にとって最もつらいと思う選択」をするようにしてください。自分で考えて決めるということは、「自分で限界を決められる」ということです。ここで自分に甘い選択をしてしまえば、それなりの結果しか出すことができません。自分が思う最も厳しい環境に追い込み、高みを目指しましょう。

もし、テストなどで「平均点を超えた」「高得点をとれた」など油断している場合は、早急な意識改革が必要です。

学校の定期テストの問題レベルは基礎~中程度なので、定期テストで満足しているようでは、入試は戦えません。

ここからは入試を見据え、平均点を基準にするのではなく80点など数値を基準としたり、学校の定期テストより難易度の高いテキストに取り組んだり、などの高い目標を設定することが必要です。

ただし、テストの点数が80点以下であれば、入試対策よりも内申対策を優先すべきときもあります。どちらを優先すべきか迷ったら、是非ご相談ください。

最後に
ここまで、様々な「自己分析法」をご紹介してきましたが、それはほんの一部であり、同じような「課題」はあっても、「対策」は生徒一人一人によって異なります。

ここで大事なことは、「自分自身に合ったプランを立てること」です。

そのためには、自分の状況を正しく、厳しく分析することが必要です。

しかし、その全てを一人で行うのは難しいこともあります。

そんなときは、当塾のスタッフまで相談してください。

当塾では、「わからない」を「わかる」に変えることはもちろん、気持ちや学習習慣までサポートすることが私たちの役目だと考えて指導を行っております。ご不安なとき、困ったときはいつでもご相談いただき、目標達成を目指しましょう!

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