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大学受験 英語 スピーキングに必要な力とは?

んにちは!

あざみ野・新百合ヶ丘・たまプラーザの学習塾/予備校の

MySTEP(マイステップ)です!

 

今回は、

<大学受験

『スピーキング』に必要な力とは?!>

と題して、
変化する大学入試の中でも、

みなさんが 気にナル

スピーキング試験についてお話したいと思います。

他、英語試験に関しては、コチラの記事を御覧ください!

mystep.hatenablog.jp

 

2020年~大学入試の合否判定に
スピーキングのある民間の英語試験が導入されます。
(2023年までは移行期間)

この決定に、
焦りを感じている受験生や
保護者の皆様も少なくないのではないでしょうか?

そこで!

検定ごとのスピーキングテストの

①特徴

②対策

を紹介します!

 

まず、スピーキングテストとは

どのようなものなのでしょうか。


英検CBTスピーキングテスト


Full Speaking toeic test 01 | Practice Speaking toeic test with Answers


IELTS SPEAKING VIDEO || 2018 || ULTIMATE || BAND 9

動画でもあるように、

対話形式で(CBTの場合はコンピュータに向かって)

発話します。
多くは面接官と1対1です。
(英検1級では面接官が2名います。)

ここで問題になるのは、

まとめるチカラ 

伝えるチカラ です。

もちろん、聞くチカラ も必要になります。

聞くチカラについては、この記事の後半で!

4技能5領域という呼称も一般的なものになりましたが、

スピーキング技能は2領域に亘ります。

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各試験の特徴を見ながら、

それぞれのチカラについて、

考えていきましょう!

 

英検

この記事をご覧の方の多くは、

英検を受験した経験があると思います。

 

「カード型」

のスピーキングテストです。

時間は10分程度です。

配布される(CBTでは表示される)

文章を音読し、

文章と絵に関する質問に答え(3問程度)、

自身に関する質問に対する答えや、

提示された話題についての意見も述べます。
*大学入試には従来型の英検は使用できないことになりましたので、
英検CBT(新型・1日型)のみ入試に使用できます。

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音読(20秒)や絵の説明(60秒)には

準備時間が与えられますが、

他の質問には準備時間はありません!

(英検1級ではスピーチに1分の準備時間が与えられ、
2分で発表します。)

つまり、

聞かれたことを「理解・日本語化」し、

言いたいことを「まとめ・英語化」し、

伝え」ます。

不自然な間は

「attitude(態度)」の観点に影響しますから、

必要以上に時間がかかったり、

黙り込んでしまったりすると、

減点の対象になります。

 

TOEIC

一般的な周知度の高いTOEIC

L&Rなので、

Speakingが含まれていません

Speakingを受験する際は

TOEIC S&Wを受験することになります。

また、大学入試で使用するものは、

4技能測定型でないといけませんから、

両方を受験することになります。

Speakingの時間は20分程度です。

 

アナウンスや広告の音読から、

指示にしたがって答えるもの、

自分自身の意見や習慣に関する質問まで、

多岐にわたっており、

英検より実用度は高いと言えます。

 

理解する速度

意見をまとめる速度

英検よりも高度なものが求められます。

準備時間は15秒~60秒と問題によりますが、

内容自体は英検よりも高度と言えます。

級ごとの試験ではないので、

初学者や中高生には

難易度が高い試験と言えます。

 

また、アクセントや

流暢さ(よどみのなさ)

評価の対象となりますし、

文法力や意見の正確さも含まれますから、

正しく話すチカラが求められています。

 

TEAP

TEAPは大学受験のために

生まれた英語試験です。

学術的な単語も多く出てくる試験ですから、

スピーキングも他の英語試験のものと違って、

受験者が会話をリードしたり

スピーチをしたり

と、盛り沢山です。

時間は10分程度ですから、

長くはありませんが、

大学入試の英語試験として、

重要性を持つことは明らかです。

 

インタビューやスピーチは

「カード型」

のスピーキングテストです。

指示にしたがって行わなければなりませんから、

指示を早く、的確に把握するチカラ

が求められています。

 

GTEC

CBT

それ以外

(Core,Basic,Advanced)

分かれています。

CBTとそれ以外では、

スピーキングの形式もやや異なります。

 

問題の構成や出題形式は、

英検と似ています。

準備の時間は1~3分と長く用意されている設問がありますが、

考えて、まとめて、発話する

このプロセスにかける時間は、3分では短いです。

 

答えが適切かどうか

に加えて、

文法・語彙・発音・流暢さ

も採点基準です。

 

TEAPほどではありませんが、

短い時間の中での正確さが求められています。

 

TOEFLiBT

GTECやTEAPが

更に本格的になったもの

というと分かりやすいかも知れません。

 

留学を主軸とする英語試験なので、

自分の意見を述べること

自分の立場や主張をハッキリさせること

が大切です。

 

試験は、約20分で、以下の2部構成です。

1.Independent Task(独立型課題)

15秒の準備時間と45秒の持ち時間で

質問に対する答えや

テーマに関する意見・立場を示します。

2.Integrated Task(統合型課題)

20~30秒の準備時間と60秒の持ち時間で

文章を読んだり、話を聞いたりした上で

応答します。

 

最近では、

教育・社会関連の内容が増えています。

 

英語のみの大学入試

といっても過言ではありません。
レベルは
大学入試より圧倒的に高いと思います。

非英語話者のみを

対象としたテストの中で

最高峰のものと言えます。

 

英語力だけではなく、

対話するチカラ

伝えるチカラ

が求められます。

 

 

IELTS

 IELTSのスピーキングは今回の英語試験の中で

唯一、CBT、IBTのテスト形式が存在しない

完全対話型の試験です。
会話はすべて録音されます。

約20分と、他の英語試験と時間に差はありません。

 

1.インタビュー

2.スピーチ

3.ディスカッション

の3部構成です。

インタビューでは自分自身に関する簡潔な質問に答えます。

スピーチは、「カード型」です。

テーマとポイントの書かれたカードに沿って、

自分の意見をスピーチします。

準備時間は60秒です。

ディスカッションはスピーチに基づいて行われます。

 

ここでも、やはり、

対話するチカラ

は必須です。

他の英語試験と比べて、

抜群に対話力が必要になります

わからなかったら聞き返す とか、

簡単な言葉で教えてもらう とか、

そんな程度ですが、

たかがソレ、されどソレ。

試験中は頭が真っ白になりますから、

侮れません!

 

「Speaking 対策」

傾向をご紹介しましたが、

スピーキングには、

正しく理解するチカラ

まとめるチカラ

正しく伝える(発表する)チカラ

会話(対話)するチカラ

が求められています。

 

加えて、

自分の主張や立場・意見

をハッキリとさせること

も必要です。

一口に「ハッキリ」と言いましたが、

曖昧でもいいんです。

その曖昧さをフォローするだけの

知識量と臨機応変力があれば。。。

 

ですから、基本的には、

自分の立場や意見を

自分が理由を述べられる範囲内で、

単純明快にすることが大切です。

 

英検のような「カード型」

であれば、繰り返し練習をすることで、

パターン学習をするのですが、

 

他の英語試験は、

「スピーチ型」&

「ディスカッション型」

なので、

パターン学習ではありません。

過去問orネット上の過去問(TPOなど)

での練習を通して、

臨機応変 と

テーマ力(テーマについて知っておくチカラ)

を養います。

 

さらに、日常的に英語で発話することで

「英語力」を身に着けます

 

さ・ら・に

繰り返し簡単な英文から

正しい「伝え方」

聞く・話すを反復することは、

正しく身についたスキルを

よりパワーアップさせることにも繋がります!

 

さて、ここまで、

各試験のスピーキング概要と対策

を紹介しましたが、

                                          

言っていることが聞き取れない!

と思ったら・・・

 

「聞くチカラ」

(リスニングの対策はもう少し下で紹介しています。)

も養いましょう!

 

英語は、

日本語と違って、

「つながる音(リンキング)」

「落ちる音(リダクション)」

「強い発音と弱い発音」

があります。

www.youtube.comさらに、

標準語では曖昧な

「抑揚(イントネーション・リズム)」

があります。

www.youtube.com

 

 

ネイティブと同じように話す

から伝わるのではなく、

「伝わるように話す」

から伝わる

のです。

 

英単語を覚えるとき

リスニングの対策をするとき

自分で英語を話すとき

これらの点に気をつけないと、

正しく聞けない

正しく伝わらない

と、なってしまうんです。

 

リスニングの対策になってしまいますが、

正しく聞き取る力は

スピーキングにおいて

非常に重要です。

 

リスニングの練習をするなら、

単語帳やテキストに付属したCDを使いましょう!

① 単語や文章を見ながら聞く。

 どの単語が

どうやって発音されるのか

 聞こえない音や繋がる音が

どの音なのか

気をつけて聞きましょう!

 

② CDに合わせて発音してみる。

一般的にシャドーウィング

と言われていますが、

最初は全然できません。

でも、それでいいんです。

日本語の文章だって、

シャドーウィングするの

難しいですよ!?

大事なのは、「真似する」こと。

入ってくる音と

知っている音の

誤差を限りなく少なくしましょう。

発音は気にしなーい!

 

③ CDのみを聞く。

①と②で練習した単語や文章が、

音声を聞くだけで浮かびますか?

スペルでも

イメージでも

でも

なんでもいいですが、

①の時と同じ状態で

いられればOK!

 

正しく聞く力は

一朝一夕では育ちません。

海外ドラマでもいいし、

アニメでもいいし、

ラジオでもいいです。

意図的に聞く時間を増やしましょう!

 

近隣では王禅寺中や中大横浜川和高校を始めとして、

リスニングのテキストやプリントが配布されています。

やがて

リスニングやスピーキングを

主軸とした授業

設置する学校が増えると思いますが、

そのときにも、英語試験が大きな意味を持ってくるでしょうから、

今からの対策は効果アリと言えますね。

大学入試に使用できる英語試験には、

最近2~3年に取得した資格のみを認定することもありますので、

要確認の上、受験してください。

 

その他、進め方、解き方、どの試験を受験するか、

などは、お気軽にご質問ください。

peing.net

P.S.

11/10~11/11に大学入試センター

高校2、3年を対象に

大学入試共通テスト

の試行調査(プレテスト)を実施しました。

問題はコチラ

本稿では

リスニングについて触れたいと思います。

他科目については次回以降のブログで紹介します。

初めて聞いた感想として、

センター対比で少し早い

と感じました。

より会話するスピード

に近づいていると言えます。

普段から

英語を聞き慣れていない

orリスニングの練習をしていない

聞き取るのに・解答するのに苦労すると言えます。

 

正しい「聞き方」は今回の記事を参考にしてください!

 

では、また!