こんにちは!
あざみ野・新百合ヶ丘・たまプラーザの学習塾/予備校の
MySTEP(マイステップ)です!
今回は、市ヶ尾高校3年R君の東進共通テスト本番レベル模試(H2)結果についてお伝えします!
R君の以前の結果はこちら!
今回の結果
共通テスト本番レベル模試
志望校判定
以上、東進共通テスト本番レベル模試結果でした。
今回は、R君の模試結果に加えて、高1生に向けて「正しい質問の仕方」についてお伝えします!
学習していると、必ず疑問が生まれ、講師に質問すると思います。
そのとき、「どんな質問の仕方か」でその後の「伸び」が変わります。
まず、危険な質問は「ただその問の解答を聞く」ことです。
「先生、この問の答えを教えてください」と聞かれると「解答を教えただけで、果たして類題すべてが解答できるようになるだろうか・・・」と不安になります。
その問が何を聞いて何を求めているのかを読み取り、解法の根拠まで考えるのが重要です。
「Aって何ですか」
「Bです」
と答えを聞くだけでは成長できません。
この自覚がなければ、非常に貴重な時間を無駄にしてしまっていることになります。
では、どのように質問をすればよいのでしょうか。それは、
「○○の定理を使おうと思ったが正しいか」
「○○しようとしたが、△△の可能性があるのではないかと思ってしまった」
「模範解答が○○だが、△△と解いた。合っているか」
といった質問です。
これらの質問をする生徒は、各科目・分野の本質をとらえ、自分の芯をもっています。そのうえで、ある1問に当てはめる際にできた障害を除くために質問しています。
この質問ができる生徒は非常に強く、成長も早く伸びも良いといいことづくしです。
もちろん、はじめから上質な質問など出来るはずがなく、初学者のうちからいい質問をしなさいと言いたいわけではありません。
「わからないけど聞けない」からと一時間うんうんと唸ってほしいわけでもありません。(1時間、2時間と考えるのはとても大事ですが、初学者で何も考えられない状態で1時間、2時間と時間を費やすことは避けましょうという意味です。)
大切なのは、「質問には有意義なものとあまり意味のないものがある」ことを知っておくことです。
ただ解法を聞くだけで満足する生徒から、自分の考え方の確認をして講師を唸らせるような生徒に成長していきましょう。
質のいい解き方の話をします。
まずは、質の良い質問の一例をご覧ください。具体例を挙げてみます。
数学
「解答のこの部分(後半)の場合分けはここの場合分け(前半)の時点で言えていないか」「数Ⅰの範囲での解き方は分かったが、数Ⅱを使った解き方はできるか」
「これって直感的には成り立つように見えるのですが、反例の考え方を教えてください」
「この問題、展開が予想できたのでやってみていいですか」
物理
「この問題の解答は加速度を上向き正と置いたが、このように(下向きに)置いてやってみたい」
「『相対速度を用いて解け』とあるが、相対速度を使わない場合はどうやって進めるか」
「この問題って、結局は運動方程式さえ立てられればあとはいつも通りですよね」
「この問題の、この表現の解釈はこういうことでいいですか」
化学
「こっちの問題ではClの酸化数は+1なのに、こっちの問題だと-1になっているのはなぜですか」
「計算は分かるので、たてた比だけ答え合わせしてください」
「中和滴定も酸化還元反応も結局はmolに結び付ければいいですよね」
ここまでの質問が出来る理由は、問題を解くときにここまで意識して取り組んでいるからです。
このような進め方はテキストをただ使うときより2倍以上の実力を身につけることが可能です。
もちろんこのような発想をもって進めることは最初からできることではありません。
しかし、自分から少しずつ考えて取り組んでいかなければ絶対にこの力はつきません。
以前、「物理がわからないです」「数学を教えて下さい」といった質問をする生徒がいました。
彼にも質問の仕方を教え、少しずつ改善されてゆき、つい先日「電磁気の分野、コンデンサーが理解できないのは電場や電荷を理解しきれていないからでしょうか」と質問をくれました。
これは自分の問題点を自己分析し、対応策を模索しているいい質問です。
問題を深く考えて深く取り組むことがいい解き方であり、それによって生まれる質問がいい質問です。
成就の秘訣は日進月歩ですので、堅実に取り組んでいきましょう。
※高難易度のテキストほど、解答の途中式・考え方を極端に略す場合があります。理由は、行っている計算の内容や理由が理解できれば、あとは計算・記述するだけだからです。ですので、省略された部分を埋めることは講師に頼りましょう。ただし、ゆくゆくはこの質問をしなくなることを目標に学習する必要があります。
以上、市ヶ尾高校3年R君/ 東進共通テスト本番レベル模試結果についてお伝えしました。次回もお楽しみに!