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大学受験 生物の勉強法 ~初学者から難関私大・国公立・医学部志望まで~

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こんにちは!

あざみ野・新百合ヶ丘・たまプラーザの学習塾/予備校のMySTEP(マイステップ)です!

 

 今日は大学受験「難関私大・国公立の一般入試対策」として、

生物の勉強法

 をお伝えします!

 

生物は暗記科目と言われます。もちろん「知識」として用語暗記は絶対しなくてはなりませんが、志望校によってはそのうえでと実験考察における論述力も求められる科目です。その他にも「遺伝」単元における計算力や、作図力なども重要です。各分野で出題される図やグラフが何を示しているのかを把握し、問題によっては自分で図やグラフを書いて考える必要も出てくる点で、合格点がとりやすい科目である反面、満点を取るのが難しい科目といえます。

なお、受験科目として生物を選択した場合、早慶理工学部東京工業大学では生物受験を受け付けていません。(慶応大の薬学部は可能

このように生物選択だと工学部系の受験校・学部の選択の幅が狭くなるので注意しましょう。農学部や理学部、医療系を目指す場合は問題ありません。

  

では本題!生物の勉強は、

①「基礎用語の理解と暗記」

②「入試基礎演習」

③「入試応用演習」

という流れで学習していきましょう!

 

①「基礎用語の理解と暗記」

生物は基本用語を覚えないと何もできません。

以下の参考書などで用語を覚えましょう。

ただし、用語だけ知っていても点は取れないので、

「図と用語をリンクさせるように、各用語から図や表を書けるように覚える」

「周辺知識も一緒に覚える」

「一問一答の暗記ではなく、講義系参考書の文章と一緒に覚えて、用語からその前後の文章も人に説明できる状態を作る」

などの工夫をしながら用語を覚えるようにしましょう!

 

完全に暗記だと思って舐めてかかる人もますが、上記工夫をしないで丸暗記になり、自分で図や表などを再現できないと偏差値50以下でも難しい戦いになります。

日大レベル、成成明学レベルで止まるか、GMARCH理科大東京農大からそれ以上まで届くかはこの段階の精度によります。

発生や組換価など「遺伝」の単元ではもちろんですが、系統樹を書けること」「バイオームの順番を書けること」など工夫して勉強をしてください!

「学校の勉強で生物得意だったし」「暗記はだいたいできた」という人は早めに志望校の過去問を見て、どのくらい細かく聞かれるのか、整理して覚える必要があるのかなどを把握してから再度暗記し直しましょう!

 

オススメの参考書はこちら!

講義系

田部の生物基礎をはじめからていねいに (東進ブックス 名人の授業)大学入試 山川喜輝の 生物が面白いほどわかる本

大堀先生 高校生物をわかりやすく教えてください! (細胞・遺伝・生殖・発生)宇宙一わかりやすい高校生物(生物基礎)

理解しやすい生物 生物基礎収録版 (理解しやすい 新課程版) 

 

 用語暗記演習系

必修整理ノート生物基礎改訂版生物早わかり 一問一答 (大学合格新書 18)リードLightノート生物

  

②「入試基礎演習」

用語を覚えたら入試基礎レベルの演習をしていきましょう!

この段階で「計算」「グラフ」「遺伝」「実験考察」「論述」など自分の苦手分野が見えてくるはずです。苦手分野が分かった段階で分野別対策も並行して行うことをお勧めします!

実験考察は難しいですが、答案の仕上げ方(覚えた知識の使い方、採点基準への合わせ方、問題文をどのように読むか)を学ぶことが重要です。論述の答えを暗記するのではなく、問題文を読んでどのように論述するかという、過程を学び覚えましょう!

初見でどのように戦うかを意識して問題集を解く(一般化する)ことが重要です!

入試基礎演習初級が終了したら分野別対策を行い、次にセンター対策を行いましょう!センターの問題を通じて、自分が覚えている(覚えていると錯覚している)知識を難関大で戦えるレベルまで深く理解することが目的です。ただの用語暗記になってしまって、点につながらない暗記しかできていない人はこの時点ですぐに修正しましょう!

センター対策が終われば、中級、上級、③入試応用演習とレベルアップしていきましょう!

問題集を進めるにあたり、問題を解くだけではなく解説を読み込み、問題の見方や考え方を学ぶことを心がけましょう!

 

オススメの参考書はこちら!

初級

生物(生物基礎・生物)入門問題精講 改訂版生物基本徹底48 (駿台受験シリーズ)

 

中級(日駒~マーチ・地方国公立)

生物(生物基礎・生物)基礎問題精講 三訂版理系標準問題集生物 <四訂版> (駿台受験シリーズ)国公立標準問題集CanPass生物基礎+生物 (駿台受験シリーズ) 

理系標準問題集を使用する場合は志望校に合わせてA問題のみを実施するか、B問題まで実施するかを判断しましょう!マーチ志望の生徒はB問題まで実施することをおすすめします。基礎問題精講を使用する場合も同様です。

基礎問題精講は「必修」「実戦」「演習」の3種類のレベルに分かれています。「必修」がセンターレベルで「演習」がマーチレベルの過去問と同様のレベルとなっています。

志望校に合わせて使い分けましょう!キャンパスは国公立向けの参考書なので記述問題も多く、国公立志望の生徒は必ず取り組むようにしてください。

 

上級(早慶・国公立)

大森徹の最強問題集159問 生物[生物基礎・生物] (シグマベスト)

講義系オススメ

 大森徹の最強講義117講 生物[生物基礎・生物]

分野別対策

大森徹の生物 遺伝問題の解法 新装改訂版 (大学受験Doシリーズ)大森徹の生物 計算・グラフ問題の解法 新装改訂版(大学受験Doシリーズ)大森徹の生物 記述・論述問題の解法 (大学受験Doシリーズ)

生物記述・論述問題の完全対策 (駿台受験シリーズ)生物実験考察問題入門 (駿台受験シリーズ)

  

③「入試応用演習」

 入試基礎演習が終わったら難関大・医学部対策として以下の参考書で応用力を付けていきましょう!「新考える100題」は実験考察の難しい問題ばかりですが、応用力をつけるには非常に優れた教材です。「標準問題集」も同様ですが、1問1問を時間をかけて解きましょう!

 ちなみに日大レベル、早慶、国公立、医学部の生物の難易度の違いについてですが、

「知識の幅広さと傾向の違い」と言えます。

頻出の「遺伝」でいえば、キイロショウジョウバエの実験において、

遺伝子の表現型の比を求めるのが初級

表現型の比から検定交雑等の結果を求めるのが中級

その結果から遺伝子組換え価を求めるのが上級

という具合に一つの知識に対してどこまで、どのように聞いてくるかで難易度が変わっていきます。

一言で言うと、「知識と手順、そして記述が難易度に応じて増えていく」ということです。

 生物[生物基礎・生物] 標準問題精講 五訂版生物新・考える問題100選 (駿台受験シリーズ)お医者さんになろう医学部への生物 (駿台受験シリーズ)

 

 以上、生物の勉強法でした!

志望校や学習状況、学習環境によって何をいつまでにやるべきかは変わります!

いつでも相談に来てください!応援しています!

 

~役に立つオマケ~

「よくある勉強法失敗事例」

暗記時の注意点として既にお伝えしましたが、一問一答では中学校の理科なので、一問一答形式の学校のテストで満足する(点数が高いから得意と判断する)と失敗します。

むしろ、図や表、運動や現象、走性の仕組みを理解して、実験・記述の推測と考察ができるようにならないとダメです!

「尿ができる原理と反応を知らない」
「植物の同化・異化の区別がついてない」
「動植物の反応と走性の区別がついてない」

などは単純暗記勉強をしている人のよくある失敗事例です!

まさに「覚えてるだけで活きてない」状態です!

 

「生物と関連する仕事について」

生物が直接関連する仕事には医師・看護師・栄養士・獣医・庭師・畜産家・農家・動物園、水族館、植物園の飼育員などがあります。

直接ではないですが、化粧品の研究員や開発者、食品加工系の職業には関連してきます。

一括りに生物といっても、植物・動物の違いもあります。

代謝と吸収・消化・排泄」という身体的な分野
「遺伝・発生と系統で括られる生物の進化と誕生」を巨視的に見る分野
生命科学というもっと微視的な分野
植生環境と分布というTHE生物のような分野

などなど幅広くあります。

 例えば、医療系はもちろんですが、幼稚園教諭、保育士なども科目でいうと「子どもの食と栄養」という試験科目には食品衛生学を使いますから、生物の範囲といえます。

保健体育も生物学的見地から作られてる側面があるので、勉強して損はないです。

 

「最後に」

生物の教科書に書いてあることはほとんど解明されていて、入試に出ることもほとんど解明されており、そういう意味で「生物」はものすごくシステマチックな「科目」です。

しかし、「学問」としては未開な部分や多分一生わからない、ミステリアスな部分もあります。

本来、生物というのは動植物の発生や誕生の過程・そしてこれからについて、巨視的にも微視的にも学ぶ科目なので、そこに付随する理論や現象・システムや走性は解明できていないことが多いわけです。

ですから、暗記科目という概念を捨て、能動的に「覚える」のではなく、「知ろう」とすることで、苦手意識も薄れ、楽しく学べるかもしれませんよ!

応援しています!

 

質問はこちらまで!

peing.net

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【小・中学生向け】なぜ英会話教室に通っても英語が話せないのか?

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んにちは!

あざみ野・新百合ヶ丘・たまプラーザの学習塾/予備校の

MySTEP(マイステップ)です!

 

さて、今回は、「なぜ英会話教室に通っても英語が話せないのか?」と題して、昨今の英会話ブームについて考えたいと思います。

 

1 どうして英会話がブームなの?

冒頭から、「英会話ブーム」と銘打っていますが、今に始まったものではありませんね。

日本ではまだまだ、英語が話せることが「カッコイイ」とか「スゴイ」とかって思われる風潮がある事は確かです。

ですが、ここ最近の教育業界における英会話熱は、小学校の英語の教科化・教科書改訂からも見て取れる通り、かなり高まっています!

大学入試の変革が各教育段階に及ぼす影響は大きいようですね。

小学校の英語教科化、高校の科目再編など気になる話題が目白押しですので、また紹介しますね。

 

2 英会話は意味あるの?
  何歳から始めればいいの?

さて、英会話。通ったけど…って経験をお持ちの方もいるんじゃないですか?

そもそも、中高大と10年間英語を学校で習っても苦手。っていうお父様お母様もいらっしゃると思います。

ですが、学校教育は、近年では4技能やスピーキングに全体として力を入れ始めましたが、今までは読み書きに注力していましたから、無理もありません。英語の先生がその教育の中で育った先生であることが大半でしたし。

ですから、これから先、もっとグローバルな人材が学校の英語教育を担うようになって、ますます変わっていくと思われます。

というのも、アジア圏の優秀な人材確保のため、日本の大学は「英語だけで学べる学部」をどんどん増やしています!過去に紹介した記事はこちら。

mystep.hatenablog.jp

 

話題が逸れていますが、英会話は、英語への抵抗をなくす意味では、ある程度早い段階から取り入れるのもいいのでは?と思います。

賛否両論多々ありますから、難しいところではありますが、初めて損はないと思います。

 

しかし!!

未就学児から小学校卒業にかけては、言語形成の時期でもあり、とても大切な時期なんです。

ネイティブや準ネイティブに教わること

を徹底してください。

 

ネイティブやそれに準ずる人間が英語で話すのと、そうでない人が英語で話すのとでは微妙なニュアンスの差が出ますね。

国際結婚をされた家庭では、それぞれがそれぞれの母国語で話すことを心がけている家庭を多く見かけます。

実際に海外で公教育に携わっていたときも、多国籍な環境でしたが、ほとんどのご家庭が実践なさっており、学校では英語、家では日本語・中国語・韓国語・スペイン語などなど。そんな環境で生まれ育った彼らは小学4年生にもなるとほとんど差がなくどちらの言語も話すようになります。

そういう意味でも、ネイティブや準ネイティブに教わりましょう。

 

始める時期は楽しいと思えれば何歳でもいいと思いますが、7歳ごろまでには言語の基盤が完成すると言われていますから、それまでに触れさせるといいのではないでしょうか。

 

で・す・が・!

週1回、1、2時間、英語に触れたところで話せるようにはなりません。

毎日、英語のクラスがない日でも英語環境に身を置くことは必要でしょう。

言語はどの勉強分野よりも脳に密接に関わっている分野ですから、使わなければ成長はあり得ません!

よく「楽しみながら自然と身につく英語」などというキャッチコピーを目にしますが、騙されてはいけません。

「楽しみながら・・・」というのは、吸収の早い子供が、毎日家でも外でも英語に触れられる環境で、生活と英語が密接に結びついていたり、週に1回と言わず、週に3回も4回も、8時間も10時間も英語で過ごせるという場合に成立します。ですので、習い事程度では難しいと言えます。

実際、EION、Gaba、ECCなどで話せるようになってる子供達は、家でも英語に触れたり、意図的に英語を使ったりして、母国語と外国語の両方をつなげて使ってる人が多いです。ディズニーの英語システムなども導入して、英語に長い時間触れるなどの工夫をしている家庭もあります。

つまり、英語を話せるようになるには、英語に触れる時間・環境が大事ということです。

海外で3年も4年も住んで生活しているのに英語が話せない人もいます。

理由は自発的に英語を話そうとしない。すなわち英語に触れる時間が少ない、最適な環境に身を置いていないからです。

海外に身を置くからには意図的に日本人との関わりを避けることや日本語で考えることをやめるなどの工夫が必要です。

英語を話せるようになるための環境作りは非常に大事です。この環境が整って初めて「楽しみながら英語を話せるようになる」ということが可能となります。

英会話教室に通えばできるようになる」なんてことはありません。

 

※補足ですが、「読み書き」と「話す」とでは使う脳の領域の違いもあるため、英会話教室を有効活用し英語が話せるようになっても「読める」「書ける」状態になるとは限りません。

「ある程度話せるけど、難しい文章は書けない・読めない」という状態であれば、通った意味は十分にあると思います。しかし、1年以上英会話教室に通っていたという子供で、ローマ字、アルファベットも書けない、読めない、もちろん話せないという子供は非常に多いです。

どのような目的をもって通わせるか、短期的、中長期的にどのような状態に成長させたいのかなどは事前に相談したうえで通わせるべきです。

 

準ネイティブ…本ブログ内では、言語形成時期に外国語教育を受けている、または、外国語の発音矯正などを受けていること と致します。

  

3 英検は受けるべき?

日本で、英語試験といえば…

英検

TOEIC

は必ずと言っていいほど名前が上がるのではないでしょうか。

 

結論から言いますと、受けるべきだと思います。

小中高生のうちはもっとも身近な英語試験でしょうし、おおよそのレベルわけされたテストであることも相まって、非常に使い勝手のいい試験です。

当教室がある神奈川県周辺の私立高校では推薦の加点基準にする学校が多い試験ですし、横浜市は、毎年10月の英検を公費で3年生に受験させています。

そういう意味でも、「まず、英検」といえます。

 

が、TOEICはどうでしょう。

今や受験生の4割は日本人と言われる試験です。

アメリカのビザ基準からも外されました。昇給や昇進の基準にしている企業もあるようですが、これからの時代TOEICは1つの試験で2技能しか検査できないということもあり、下火になることも予想されます。

大学入試のことも考えると、TOEFLが欠かせなくなってきます。

詳しい英語試験についてはこちら!

mystep.hatenablog.jp

 

 4 最後に

お読みいただき、ありがとうございます。

ご質問は、こちらから。

peing.net

スピーキングに関してはこちらをご覧ください。

mystep.hatenablog.jp

講師紹介 慶應大学 法学部 藍川先生

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講師紹介 早稲田大学 政治経済学部 溝渕先生

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【小・中学生向け】国語・作文課題の書き方

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こんにちは!

あざみ野・新百合ヶ丘・たまプラーザの学習塾/予備校の

MySTEP(マイステップ)です!

国語・作文課題の例

国語の作文課題は、学年が上がるにつれて出題される頻度が増え、内申にも大きく関わります。

こうした意見文や作文を書く際に注意したいことは、「正しい言葉遣いで、論理的に述べられているかどうか」ということです。

例えば、漢字のミスがあったり、話し言葉で書かれていたりすると、減点の対象となります。また、言葉遣いなどができていても、だらだらと同じ言葉を繰り返していてまとまりのない文章も減点されてしまいます。

まずは、作文における言葉のルールと、論理的な作文の書き方をご紹介します。

 

※生徒自身の学力・語彙力・提出期限・先生の採点基準・内申への影響などを考慮した上でサポートをしているため、これからご紹介するものはあくまでも一例としてご覧ください。


作文・言葉のルール

①「だ・である」「です・ます」に統一する。

②「話し言葉」ではなく「書き言葉」で書く。
 「でも、だけど」→「しかし」
    「なので」→「だから」
    「やっぱり」→「やはり」 など

③「事・時・物」を「こと・とき・もの」とひらがなで書く。

④  原稿用紙のマスを正しく使う。
(段落の最初のマスは1マス空ける。など)

 

論理的な作文の書き方
文章の構成を「はじめ」「中」「おわり」の3段階に分けましょう。

「はじめ」:書き手の意見や主張

「中」:なぜそう思うのかの理由

「おわり」:結論として書き手の意見や主張

「はじめ」の部分には、書き手の意見や主張を簡潔に述べます。

 

賛成・反対の意見を述べるものであれば、『私は〇〇に賛成します。』

△△についてあなたはどう考えますか、という問いに答えるものであれば、『僕は〇〇だと思います(考えます)。』

このように、できるだけ簡潔にしましょう。

「はじめ」の部分で、先に理由を述べたり、だらだらと長い文章を書いたりしてしまうと、何について書かれている文章なのかが分かりにくくなります。

「中」の部分には、なぜそう思うのかの理由を述べます。

理由は、1つではなく2~3つなどいくつか挙げると説得力が増します。

「おわり」の部分には、結論として書き手の意見や主張をもう一度述べます。

「はじめ」の部分に書いた内容を言い換えます。

『〇〇という理由から、私は〇〇だと考えます。』などのように書くとまとまりのある文章となります。

以上が、作文における言葉のルールと、論理的な作文の書き方です。

・・・とは言っても、軸となる「書き手の意見や主張」を考えるのが難しいと思います。

意見や主張を考えるのが難しい場合は、学校のノートや教科書ガイドに書いてある「めあて」「主題(テーマ)」を参考にしましょう。

国語の作文課題は、自由に書いていいと考えてしまいがちですが、実は、学校の先生は「生徒に考えてほしい・感じてほしい内容」を(大まかにですが)答えとして持っています。

その内容から大きくずれてしまうと、減点されてしまう場合があるのです。減点されないためには、学校のノートや教科書ガイドから、ある程度の答えを予想し、その内容をもとに「書き手の意見や主張」の方向性を決めましょう。

 

以上を踏まえて作成した課題例を見てみましょう。

以下は、過去に実際に出題された中学3年生の国語の作文課題の例です。

〈例1〉問:「握手」を読んで、あなたが考えたことを自由に述べなさい。

 3年 国語(光村図書)教科書「握手」井上ひさし より

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≪参考までに「握手」あらすじ≫ 

中学3年から高校卒業までを児童養護施設で育った「わたし」は、当時の園長だったルロイ修道士と再会します。思い出話に花を咲かせる中、ルロイ修道士の様子がおかしいことに気づきます・・・

 
しかし、〈例1〉の内容では、評価はせいぜいB程度(評価が良い順にA→B→Cだとします)です。

なぜかというと、内容が「ありきたり」で「自分らしさがない」からです。

良い評価を得るためには、ある工夫が必要となります。

高評価を得るための工夫


あらすじや本文の内容は最小限に抑える。


「実際に社会でおきている事柄」や「自分の体験」を述べる。


登場人物の言動を自分におきかえて述べる。
・自分だったらどうするか、
・どう思うか、など


作品を通して自分自身がどのように成長・変化したかを述べる。
・これからどう行動したいか など


書き手の意見や主張を引き立たせる「言葉の選択」をする。

 

ここまでの内容を踏まえ、実際に最高評価のA°を取得した課題例がこちらです。
〈例2〉

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① あらすじや本文の内容は最小限に抑える。

〈例1〉では、本文の内容をそのまま引用しているため、書き手の意見や主張があまり読み取れません。

あらすじや本文の内容は読み手に最低限伝わる程度におさめ、意見や主張を詳しく述べるようにしましょう。

② 「実際に社会でおきている事柄」や「自分の体験」を述べる。

〈例2〉では、実際に児童養護施設で育った子どもたちの状況を想像したり調べたりして、実際の内容を述べています。

そうすることにより、書き手の意見や主張に根拠が生まれます。

他にも、自分の体験などを組み込むことで、「自分が社会で生きる人間であることを意識している」ということが読み手に伝わり、高評価につながりやすくなります。

③ 登場人物の言動を自分におきかえて述べる。
「もし私がルロイ修道士だったなら・・・」というように、登場人物を自分におきかえて考えてみましょう。登場人物と自分を対比させ、登場人物の人柄や言動を強調させることで、意見や主張に説得力が増します。

④ 作品を通して自分自身がどのように成長・変化したかを述べる。

③にもあったように、現状の自分と比較し、そのうえで自分の考えや行動がどのように変わったのかを述べましょう。

ここまでに書いたように、学校の先生は「生徒に考えてほしい・感じてほしい内容」を引き出そうとして授業を進めています。

その内容に合うように、自分の成長・変化を書くようにすると、評価が高くなるでしょう。

⑤ 書き手の意見や主張を引き立たせる「言葉の選択」をする。
書き手の意見や主張を引き立たせるためには、「言葉の選択」が重要です。

単に本文にある表現を用いるのではなく、別の言葉に言い換えると良いでしょう。

例えば、『感動した』という言葉を『感銘を受けた』に、『優しい』という言葉を『愛情が深い』に言い換えるなどの具体的な表現に言い換えましょう。

特に形容詞(優しい・楽しい・悲しいなど)を具体的な描写などを交えて述べることで、読み手に「ありきたり」な印象ではなく「その人らしさ」が伝わり、文章が引き立つこと間違いなしです。

 

以上のように、いくつかの工夫を取り入れることで、高評価を得られる課題を作成することができます。

しかし、自分一人で実施するのが難しいと感じた場合は、ぜひ教室スタッフまでご相談ください!

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【小・中学生向け】記述問題の対策

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こんにちは!

あざみ野・新百合ヶ丘・たまプラーザの学習塾/予備校の

MySTEP(マイステップ)です!

今回は、定期テストや入試の問題の中で近年増えている「記述問題」の対策についてご紹介します。

 

記述問題への対策法

「記述問題」は国語の問題にしか出てこない・・・そう考えている方はいませんか?

これからの時代の定期テストや入試問題には、国語だけでなく、全教科に共通して「記述問題」が出題されることが予想されます。

それは、2020年度から導入される大学入学共通テストや公立中高一貫校の適性検査の傾向を見れば明らかです。

そして、そうした傾向は中学校などの定期テストにも影響します。つまり、「記述問題」に対応できなければ、定期テストや入試は突破できないのです。

そこで今回は、「記述問題」の解き方や勉強法をご紹介し、日頃の学習に活用していただければと思います。



1.神奈川県公立高校入試の例

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上記の問題は、神奈川県公立高校入試の国語の問題で毎年出題される、「資料読み取り問題」です。

「資料読み取り問題」とは、資料や会話文を正確に読み取り、問に必要な情報だけを取り出し、作文としてまとめる問題です。

こうした傾向の問題は、大学入学共通テストや適性検査と類似していますが、現状では学校の定期テストには一切出題されません。

そのため、模試を受ける際や入試直前期しか対策をする機会がありません。当然、それでは間に合いません。

「資料読み取り問題」の解き方を知れば、国語の文章読解問題における記述問題はもちろん、理科や社会の記述問題にも対応することができます。

まずは、先ほどの問題を例に、「資料読み取り問題」の解き方をご紹介します。

 

「資料読み取り問題」の解き方

① キーワードを集める。
② キーワードで文章をつくる。
③ 問の条件(文字数・形式など)に合っているかを確認する。


〈例〉(ア)を例に解いていきます。

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①キーワードを集める。

まずは、Bさんのセリフに注目します。

Bさんのセリフから、表1に注目します。

条件①にある――線部では、「国語と数学の正答率」に注目していることから、表1内の「朝食をまったく食べない生徒」の「国語と数学の正答率」に着目し、キーワードを見つけます。

ここでのキーワードは、

「朝食をまったく食べない生徒」
「国語と数学の正答率」
「最も低い」

の3つとなります。

 

②キーワードから文章をつくる。

集めたキーワードをもとに、文章をつくります。

この問題では、「朝食をまったく食べない生徒は、国語と数学の正答率が最も低くなっています。」という文章ができます。

③問の条件(文字数・形式など)を満たしているかを確認する。

最後に、条件を満たしているかを確認します。

まず、①の――線部の説明の仕方を参考にし、文字数を全体で30字以上40字以内になるように調整します。すると、
「朝食をまったく食べない生徒は、国語、数学とも正答率が最も低くなっています。」(37字)
という文章ができます。

これで、解答の完成です。

 

※文字数は、〇字以上という条件がなければ、最低8~9割は満たすようにしましょう。

 

次回は、国語・作文課題の書き方をお伝えします!

 

 

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【小・中学生向け】読解力とは何か

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こんにちは!

あざみ野・新百合ヶ丘・たまプラーザの学習塾/予備校の

MySTEP(マイステップ)です!

 

保護者の方から「読解力がなくて困っている」という相談をよく受けます。

授業内でも、「教科書の内容がわからない」「問題の意味が分からない」という課題を抱えた生徒も多くなっています。

そこで、今回は、「読解力」をテーマに、これから身に付けたい学力などについてお伝えします。

 

「読解力」で学力が決まる!?

「読解力」と聞くと、国語の問題を解くことをイメージされる方が多いかもしれませんが、それだけではありません。

むしろ、どの高校や大学に入れるかは、学習量でも知識量でも運でもなく、「読解力」で決まるという見解を述べる研究者もいます。

「読解力」とは一体何なのでしょうか。

真の「読解力」とは

まず、「読解力」にも様々な意味がありますが、ここでは「文章の意味内容を理解する」ということだとします。

「それなら、僕(私)はできる」と思うかもしれませんが、本当にそうでしょうか。

以下の問題を見てください。

 

(問)社会 
弥生時代の出来事について、次のうちから正しいものをすべて選びなさい。

① 稲作が始まる。
② 応仁の乱がおこる。
③ 漢の国王から金印を授けられる。
④ 聖徳太子が摂政に就任する。

 

正解は①と③ですが、こうした問題で誤答する生徒は多いです。

その理由は、単に知識が定着していないのではなく、問題をきちんと読み取れていないのです。どの部分を読み取れていないのかというと、

 

弥生時代の出来事について、次のうちから正しいものをすべて選びなさい。

 

この「すべて」という部分です。

こうした問題を解く際に、「すべて」の部分を読み飛ばし、解答欄に1つしか答えを書かなかったという経験はありませんか?

こうしたミスをケアレスミスと捉えて放置していませんか?

「ちょっと注意力が足りないだけ」

「集中できていなかっただけ」と高を括ってはいませんか?

しかし、このミスこそが「文章の意味内容を理解する」ということができていないことを表しているのです。

「読解力」は国語のためだけの力ではなく全教科で、さらに踏み込んでいくと、社会で必要とされる重要なスキルなのです。

 

教科書が読めない子どもたち

こうした「読解力」に関する調査を行っている研究者の一人に新井紀子さんがいます。

新井さんは、2011年より人工知能プロジェクト「ロボットは東大に入れるか」を進めており、その研究の中で、学生が持つ「読解力」に疑問を持ち始めました。

当時、日本数学会の教育委員長でもあった新井さんは、現役大学生に対して「大学生数学基本調査」を行い、その結果から大学生には、数学力よりも「読解力」に問題があることを指摘しました。

なぜなら、数学のスキルを問うような問題ではなく、単純な言葉の問題での正答率が約65%だったからです。さらに、国立クラスでは正答率85%だったのに対し、私大中堅クラスでは50%をきっていたそうです。

このことから新井さんは、「どの大学に入れるかは、論理的な読解と推論の力で決まる」と考えました。

今の学校教育の中では、「子どもたちは教科書を理解できる」ことが前提として学習が進められており、そもそも教科書が読めない子たちに合わせていくことは難しいのが現状です。

教科書が読めなければ、成績が取れないだけでなく、社会に出たときに説明書や会社などの資料が読めず、結局は仕事を辞めることになり、社会で生きていけなくなってしまいます。

そのことに危機感を持った新井さんは、大学生だけでなく中高生の「読解力」調査を開発、実施します。

それが「リーディングスキルテスト(RST)」です。

このテストは、中高生に教科書に書いてあるような文を読ませて「読解力」を測ろうとするテストです。

新井さんは、同時期に進めていた人工知能プロジェクトの中で、AIに人間が勝てる分野に「推論」「イメージ同定」「具体例同定」があると推測しています。

 

「推論」
文の構造を理解した上で、生活体験や常識、さまざまな知識を総動員して文章の意味を理解する力「イメージ同定」文章と図形やグラフを比べて、内容が一致しているかどうかを認識する能力「具体例同定」定義を読んでそれと合致する具体例を認識する能力

新井紀子『AI VS. 教科書が読めない子どもたち』より

 

以上の3つの力は、言葉の意味を理解しないAIには無理だろうと推測されています。

これらの力がなければ、大量のドリルと丸暗記以外は勉強する術がありません。

「偶数+奇数は奇数である」という内容を証明する際に、1+2=3,2+3=5・・・などのように、無数にある数を永遠に足していかなければならないのと同じなのです。

リーディングスキルテスト(RST)」では、中高生に向けてこうした力などが調査され、年代別の細かい正答率や誤答率が出されました。その中でわかってきたのは、子どもたちが簡単な文章を読めていないということでした。

ここで、「リーディングスキルテスト(RST)」の例題をご紹介します。

 

[問2]
次の文を読みなさい。 

Alexは男性にも女性にも使われる名前で、女性の名Alexandraの愛称であるが、男性の名Alexanderの愛称でもある。この文脈において、以下の文中の空欄にあてはまる最も適当なものを選択肢のうちから1つ選びなさい。

Alexandraの愛称は(   )である。
① Alex ② Alexander ③ 男性 ④ 女性

新井紀子『AI VS. 教科書が読めない子どもたち』より

 

この問題は、AIですら正答率80%を出せるような問題です。

正解は①Alexですが、一見こんな簡単な問題で「読解力」が測れるのかと疑問に思う方もいるでしょう。

しかし、全国の中学生の正答率は38%という結果になりました。

さらに中学1年生では23%という結果です。これは、4択問題をランダムで選んだときの25%を下回っています。

つまり、勘で解いたほうが正解しやすいということです。

さらに、高校生でも正答率65%と、3人に2人しか正解できない値となりました。ここまでで、中高生の「読解力」の実態がご理解いただけたかと思います。

さらに結果を詳しく見ていくと、④女性を選んだ子が半数近くいたそうです。

これは、「Alexandraの愛称は女性である」と考えた子がいたということです。

おそらく、「愛称」という言葉の意味が理解できなかったために、読み飛ばしてしまったのだろうと新井さんは分析しました。

さらに新井さんは、この結果から中高生の語彙力が不足しているのではないかということを推測したのです。

実際の現場に立つ中学校の先生の話では、「首相」を「しゅそう」と読むなど言葉を正しく音読できない子や、「学」という字が書いてある言葉は全て「がっこう」と読むようにしている子がいるといいます。

その子の話では、「『がっこう』と読めば当たりやすいから」だそうです。

これは、特殊な例ではありません。

こうしたことがまさに、身近な現場でも起きているのです。

そもそも脳が何かの情報を取り込もうとするとき、「トップダウン処理」という方法をとります。

トップダウン処理」とは、言葉がどのような文脈で出てきたのかを判断し、ある程度仮説を立てて探っていくことを言います。いわゆる「推論」と同じです。

私たちは日常生活の中で無意識のうちに「トップダウン処理」を行っています。先ほどのAlexの問題でいえば、「『愛称』という言葉が分からないが、その前に『名前』という言葉があるということは、『名前』に関する言葉だろう」と経験や知識から予測することです。

この「トップダウン処理」を行うためには、ある程度の知識や経験がないといけません。

新井さんは、子どもたちには「知識」が不足しているのではないかということを「リーディングスキルテスト(RST)」のたった1問から判断したのです。

 

リーディングスキルテスト(RST)」からわかったこと

リーディングスキルテスト(RST)」では、子どもたちが持つ「読解力」の実態がわかりました。

ここで注目したいのは、その子が持つ「読みの偏り」が分析できるという点です。

先にご紹介したAlexの問題から、「④を選んだ子は『愛称』という言葉を知らない、つまり、語彙力が不足しているのではないか」ということが分析できました。

つまり、その子の解答からその子が文章を読むときの癖や状況が分析できれば、その子に合わせた「読解力」を身に付けさせる方法を見つけることができるということなのです。

世間には「読解力」を身に付けるという触れ込みの参考書や塾が多くありますが、ダイエットの方法のように、科学的根拠を持った「読解力」を身に付ける方法はまだ存在しないと新井さんは述べています。

ここで大事なのは、その子自身の特性に合わせた方法であるかどうかです。

読めない子には、それぞれ理由があります。

わからない単語があれば読み飛ばしてしまうだとか、記述に誤りがあっても活字になると正しく見えてしまうだとか。

そうした、その子自身が持つ「読みの偏り」を分析し、足りないものを補う作業こそが、「読解力」を身に付ける方法なのです。

子どもたちが本当の意味で「読解」できているかどうかを確かめるには、文章を「音読」させてみるとよいでしょう。

「音読」したときに、正しいイントネーションで話したり、言葉の間を取ることができたりしていれば、言葉の意味を正しく理解できていることがわかります。

それに対して、言葉の間が取れていなかったり、言葉に抑揚がなかったりする場合は、言葉の意味を理解せずに、ただ発音しているだけかもしれません。

その場合は、どの言葉を理解できていないのか、文章の意図は何なのかなどをきちんと話し合った上で、もう一度「音読」させてみてください。

そこで「音読」の状況が変われば、「読解」ができているという一つの目安となるでしょう。


これから身に付けたい学力

実は、今の中学校の定期テストの問題の中には、「読解力」がなくても解けてしまうような問題が多く存在しています。

最近は、スマホのアプリやiPadなどで簡単に学習ができるデジタルドリルが多く出回っていますが、小学生のうちからそうしたデジタルドリルに励んで、「勉強した気分」になり、テストでいい点数をとってしまうと、それが成功体験になり、読解力が不足していることに気づきにくくなる、と新井さんは述べています。

同じように、そうしたデジタルドリルをやっていれば、中学校の定期テストも解けてしまうのです。

しかし、入試問題はそうはいきません。

入試問題は、まさにこれまで述べてきた「読解力」が必要とされる問題ばかりなのです。

それはもちろん、先の教育改革で実施される「大学入学共通テスト」も同じです。

定期テストで良い点数が取れていても、入試問題になると良い結果が出ないというのは、「読解力」が身に付いていないのかもしれません。

教科書が読めなければ、予習も復習もできません。

自分一人では勉強できず、ずっと塾に通わなければなりません。

しかし、大学に塾はありません。もちろん、社会人にも、です。

今や、格差というのはどの大学を卒業したかどうかではなく、教科書が読めるかどうかで生じます。

「読解力」は、定期テストや入試のためだけでなく、社会で生きていくうえで非常に重要な力です。
 そして、「読解力」があれば、塾や予備校に通わなくても自分一人で勉強ができます。

私たちは、そうした「読解力」を身に付けさせることができる指導を目指しています。

「読解力」は、中学卒業までに身に付けておきたい大事な力です。

お困りの際は、いつでもご相談ください。

 

[参考文献]
新井紀子『AI VS. 教科書が読めない子どもたち』東洋経済新報社

【2019年ビジネス書大賞 大賞】AI vs. 教科書が読めない子どもたち


市川伸一『勉強法の科学 心理学から学習を探る』岩波書店

勉強法の科学――心理学から学習を探る (岩波科学ライブラリー)


山鳥重『「わかる」とはどういうことか 認識の脳科学筑摩書房

「わかる」とはどういうことか―認識の脳科学 (ちくま新書)