学習指導要領の改訂
令和3年度から、新学習指導要領の全面実施により、学校の授業や教科書が大きく変わります。
中でも大きく変化するのが「英語」です。今までと同じ勉強をしていては、確実に学校の授業についていけなることは明白です。
ここでは、「英語」の学習指導要領がどのように改訂され、学校の授業がどのように変わるのかをお伝えしていきます。
英語の改訂について
主な改訂のポイント
①5つの領域(「聞くこと」「読むこと」「話すこと[やり取り・発表] 」「書くこと」)別の目標を設定
➁中学校・高校の授業は外国語で行うことを基本とする
③単語数が、小学校で最大700語、中学校で1800語程度に増加
④中学内容に高校英文法の内容が移行
(参考:文部科学省ホームページ 資料4 新学習指導要領について)
①5つの領域(「聞くこと」「読むこと」「話すこと[やり取り・発表] 」「書くこと」)別の目標を設定
今回の改訂から、英語4技能5領域のうちの「話すこと」が重視されるようになります。
授業の中では、英語で対話したり、スピーチやプレゼンテーションなどの発表を行う機会が今よりも多くなり、成績の評価対象になることが予想されます。
また、英検や大学入試でも英語の「話すこと」が重視されます。
これからは、筆記試験だけができても話せなければ意味がない、という時代に突入するでしょう。
➁中学校・高校の授業は外国語で行うことを基本とする
これに関しては「本当にできるの!?」と疑ってしまいたくなりますが、文部科学省は中学校・高校の授業をオールイングリッシュで行うと発表しています。
これにより、英語を正しく聞き取り、理解する力がなければ、学校の授業についていけなくなってしまうことになります。(もちろん、何かしらのサポートはあるとは思いますが…)
だからといって、すぐに英会話を!ということではなく、英語に聞き慣れておくこと、きちんとした英文法を理解した上で学習を進めることが大切です。
③単語数が、小学校で最大700語、中学校で最大1800語程度に増加
新学習指導要領では、中学校3年間で学習する単語数は、1200語程度だったものが1600~1800語程度になります。
合わせて、小学校でも700語程度を学習するため、中学3年までに学習する単語数は2500語にもなります。
今まで中学3年間で学習していた単語数の約2倍もの量を学習するとなると、一瞬でも手を抜いてしまうことは命取りになります。
④中学内容に高校英文法の内容が移行
内容の移行として、これまで高校英文法で扱われていた「仮定法」や「現在完了進行形」などが中学内容に移行します。
また、令和3年度から使用される新しい教科書の中には、これまで1年間で学習していた内容を約半年ほどで終わらせてしまうようなカリキュラムのものもあります。
内容の増加に加え、授業の進行速度も上がり、学校の授業についていけなくなることは容易に想像ができます。
(参考:【外国語編】中学校学習指導要領(平成29年告示)解説)
中学1・2年生
「生活習慣の乱れ」に注意!
中学1・2年生の生徒様・保護者様に向けて、最も伝えたいことは「生活習慣」についてです。このタイミングで「生活習慣」をきちんと正しておかないと、中学3年生になって後悔することになります。
「生活習慣」の乱れでよくあるのが、部活の疲れによる集中力の低下、スマホによる夜更かしからくる眠気などです。
特によくあるのが、「スマホへの依存」です。中学生になり、スマホを持たせ始めるご家庭も多くなってくるかと思いますが、ここできちんと対策をしておかないと、四六時中スマホを触っていないと落ち着かない、スマホ依存症になってしまします。
このスマホ依存症になってしまうと、生活のリズムが崩れたり、友人関係においてトラブルがおきたり、身体的影響だけでなく、精神的影響も大きくなってしまいます。
だからと言って、スマホを持たせないというのも不便で困る…というご家庭もあるかと思います。スマホを持たせながら、スマホ依存症にならないためには、スマホを使う際のルールをきちんと決めておきましょう。
スマホのルールの決め方などは、以下の記事でもご紹介しています。ぜひご覧ください!
この夏休みは、定期テストが終わってホッとしてしまう時期かと思います。そこで一気に気持ちが緩んでしまい、スマホを常時触ってしまうなどの「生活習慣」の乱れが出ないよう、徹底していきましょう!
夏の過ごし方
夏の過ごし方については、約2カ月後にやってくる前期期末テストに向けて学習を進めましょう。
前期中間テストは、学校での学習が始まってから約3ヶ月の期間がありました。また、前期中間テストは、問題のレベルも基礎内容がほとんどであり、なんとなく点数が取れてしまったという生徒様もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、前期期末テスト以降は、そうはいきません。期末テストは、中間テストの範囲からも出題される上に、応用レベルの問題の割合が増える傾向にあります。また、今回は新型コロナウイルスの影響でテスト日程がずれ込んだため、前期期末テストまで約2カ月しかないのです。
ここでもし、「前回のテストである程度点数も取れたから大丈夫」と油断して、今までと同じか、今までより学習時間が減ってしまうと、100%点数は下がります。
前期期末テストできちんと満足のいく点数を取るには、今この瞬間から勉強を始めなければなりません。
夏休みは、部活などで開放的になってしまいがですが、気を緩めすぎることのないように注意しましょう。
中学3年生
令和3年度入試情報
新型コロナウイルスの感染拡大により、皆様の今年度入試に対するご不安が大きくなっているのを感じております。
そこで、現時点で発表されている神奈川県公立高校入試情報についてまとめました。
日程
【募集期間】令和3年1月28日(木曜日)から2月1日(月曜日)まで
【志願変更期間】令和3年2月4日(木曜日)から8日(月曜日)まで
【学力検査等の期日】令和3年2月15日(月曜日)
【面接及び特色検査の期日】令和3年2月15日(月曜日)、16日(火曜日)及び17日(水曜日)
【追検査の期日】令和3年2月22日(月曜日)
【合格者の発表】令和3年3月1日(月曜日)
(参考:神奈川県教育委員会ホームページ)
http://www.pref.kanagawa.jp/docs/dc4/nyusen/nyusen/r3/r3nyusen-nittei.html
日程については、例年通りとなっています。試験日が後ろにずれ込むなどはないようです。
出題範囲
7月3日に、令和3年度入試の出題範囲の詳細が発表されました。
東京都立入試では、英語の関係代名詞や数学の三平方の定理などがカットされると発表されましたが、神奈川県では大きな内容のカットはないようです。
そのため、これまでの過去問や模試も通常通り使用が可能となります。
(参考:神奈川県教育委員会ホームページ)
https://www.pref.kanagawa.jp/documents/24739/hanni-chugaku.pdf
模試について
例年、中3生の皆様には、「神奈川全県模試」もしくは「W合格もぎ」をお受けいただき、志望校選定や進路指導等に活用させていただいております。
今年は新型コロナウイルスの影響で会場受験が困難かと思われますので、皆様には「自宅受験」をお勧めいたします。
「自宅受験」をされる場合、教室での受験をご希望される方は個別にご連絡ください。
なお、模試に関する疑問点などありましたら、過去記事にまとめてありますのでご覧ください。
神奈川全県模試
(参考:伸学工房ホームページ)
https://www.shingaku-kobo.com/moshi/details.html
W合格もぎ
7月 第1回 19日(日)
8月 第2回 23日(日)
9月 第3回 27日(祝)
10月 第4回 25日(日)
11月 第5回 22日(日)
12月 第6回 6日(日)・第7回 13日(日)
1月 第8回 10日(日)
※8月まで自宅受験のみ。
(参考:新教育ホームページ)
https://www.schoolguide.ne.jp/mogisiken/schedule/