MySTEP通信

あざみ野 たまプラ 新百合ヶ丘 の 個別指導 学習塾 予備校 MySTEP公式ブログ 【MySTEP通信】

あざみ野 たまプラ 新百合ヶ丘の個別指導/学習塾/予備校 *中学受験*高校受験*大学受験対応の学習塾「MySTEP」の公式ブログ。教室スタッフが、教室の様子や学習・受験に関する情報、勉強の仕方などを配信します!

大学受験 数学の勉強法part3 ~初学者から難関私大・国公立・東大まで~

f:id:mystep-susukino:20190509214925p:plain


こんにちは!

あざみ野・新百合ヶ丘・たまプラーザの学習塾/予備校のMySTEP(マイステップ)です!

今回は高校数学の勉強法(part3)についてお伝えします!

前回の記事はこちら

 

mystep.hatenablog.jp

 

 

mystep.hatenablog.jp

 

前回までの記事ではステップ1の学習法と注意点をお伝えしました。

学習法のポイントは問題文のキーワードと解法を結び付けておくことでした!

今回は実際に青チャートを使用し、キーワードを意識したステップ1の演習方法、そして、ステップ2へのつなげ方を紹介します!

【キーワードを意識したステップ1の問題演習方法】

青チャートを使用して説明します!

それでは早速第一問!

例1
青チャート数学Ⅰ基本例題59例題+解説

f:id:mystep-susukino:20190428175444j:plain


二次関数の問題ですね。定義域が与えられた最大値・最小値の問題です。

みなさんは解けますか?

f:id:mystep-susukino:20190509225312j:plain


 さて、先ほど紹介したキーワードを意識した学習に注目しましょう。

例題は二次関数の最大・最小問題だということが分かります。

キーワードの1つに「二次関数の最大・最小=平方完成」があります。

問題をみて、まずしなければならないことが平方完成になります。

これをしないと何も始まりません。

しかし、ただの最大・最小問題ではありません。

今回は定義域が問題で与えられていますね。

定義域が与えられた二次関数の最大・最小問題のため使うべきキーワード

「定義域がある二次関数の最大・最小=軸と定義域の端の値に注目」です。

解き方を1つ1つ細かく覚えるのではなく、キーワードを思い出すことで解き方をその都度再現していく、という流れを全ての単元で行えるようになるといいですね。

青チャートではこのキーワードが例題の下にある指針の部分にバッチリ書いてあるのでそこも必ず読むようにしましょう。

 

f:id:mystep-susukino:20190509005420j:plain



次の問題をみてみましょう。

例2
青チャート数学Ⅰ基本例題101例題+解説

f:id:mystep-susukino:20190428175506j:plain


三角比の問題です。

今回は sin、cos、tan のうち1つが与えられて残りの三角比を求めよ、という問題ですね。

大事な相互関係が3つあります。

それを理解したうえで問題に取り組みましょう。
ちなみにこの相互関係がなぜ成り立つのかという疑問を持つことも大事なことです。

他の記事でも申し上げた通り、公式の導出過程を知ることは非常に大事です。

相互関係の証明も青チャートにはバッチリ書いてあります。参考に載せておきますね

f:id:mystep-susukino:20190428174429j:plain

 

それではここでのキーワードを確認しておきましょう。

大事なのは3つのうちどの相互関係をどの順番で使うのかということです。

キーワードを2つ下に書きますね。

「sinθが分かっている=相互関係②でcosθを求め、相互関係③でtanθを求める」
「tanθが分かっている=相互関係③でcosθを求め、相互関係①でsinθを求める」

キーワードの中には公式を使う順番が含まれるものがあります。

このようなキーワードは覚えていなければ、時間がかかってしまう場合があり、最悪問題を解けない状態に陥ってしまいます。

この2つのキーワードも青チャートの指針のページに書かれていますので、必ずチェックしておいて下さい。

f:id:mystep-susukino:20190509225715j:plain

最後の例です。

例3
青チャート数学Ⅰ基本例題104例題+解説

f:id:mystep-susukino:20190428175518j:plain


ラストは三角方程式の問題です。三角方程式がでてきたらまず何をしますか?
みなさん、考えてみて下さい。

f:id:mystep-susukino:20190428175104j:plain

今回使うべきキーワードは「三角方程式=単位円」です。

単位円とは半径が1の円を指しますがこの単位円を使うことで三角方程式を解くことができます。

そして、この単位円のすごいところは一般に、数学Ⅰでは角度が180°までの場合しか角度を考えないのですが、数学Ⅱで角度が360°まで拡張された場合でも使える点です。

初めはもちろん紙の上で単位円をかいて考えますが、慣れてくると頭の中でその作業ができるようになると思います。

特に理系の方は三角方程式がパッと解けないと大変な時間ロスになります。

度数法、弧度法関係なく5秒以内に解けるように繰り返し演習して慣れてください。

f:id:mystep-susukino:20190509225803j:plain

 

例1から例3で紹介した例はあくまで一例です。

キーワードは他にもたくさんあるので、教材をしっかりと読みこんで、知識を増やしていってください。

 

【ステップ1のキーワードを使用したステップ2の問題演習方法】

ステップ2ではステップ1で覚えた知識を組み合わせて、問題を解いていきます。
さっそくですが青チャートの重要例題をみてみましょう。

【ステップ2の問題例】

例4
青チャート数学Ⅰ重要例題110例題

f:id:mystep-susukino:20190509224846j:plain

 

難しそうな問題ですね。
ステップ2でも新しく覚えるべきキーワードがいくつかあります。
その中の1つをまず紹介します。

それは「複数の三角比=1種類にそろえる」です。

この問題では、sinθとcosθの両方が入っているのでそれをどちらか1種類の三角比のみを使って表したいです。

ではこの問題をステップ1の例1、例2、例3の知識を使って解いていきます。

ステップ1の例2では三角比の相互関係を学習しました。

相互関係②に  

f:id:mystep-susukino:20190509183222p:plain

がありました。この式の

f:id:mystep-susukino:20190509193807p:plain

を右辺に移項すると、

 

f:id:mystep-susukino:20190509183247p:plain

これで「複数の三角比=1種類にそろえる」というキーワードを消費できたことになります。

そのあと、

f:id:mystep-susukino:20190509194022p:plain

とおくことで、式は

f:id:mystep-susukino:20190509183324p:plain

とさらに変形できます。

この問題では

f:id:mystep-susukino:20190509183850p:plain

なので 

f:id:mystep-susukino:20190509183901p:plain

とtの変域も求まります。

問題を整理すると、

f:id:mystep-susukino:20190509183523p:plain

の最大値・最小値を求めればよいことになります。

 

ステップ1の例1で学習したキーワードを使いましょう。

キーワードは「定義域がある二次関数の最大・最小=軸と定義域の端の値に注目」でした。

平方完成して軸を求めます。

f:id:mystep-susukino:20190509183624p:plain

軸は

f:id:mystep-susukino:20190509184257p:plain

と求まりました。上に凸の2次関数なので、

f:id:mystep-susukino:20190509184317p:plain

を取ります。

問題ではさらに、そのときのθも求めなければならないので、

ここでステップ1の例3で学習した考え方、キーワードを使います。

f:id:mystep-susukino:20190509184601p:plain

とおいていたので、

f:id:mystep-susukino:20190509184640p:plain

とは

f:id:mystep-susukino:20190509185005p:plain

と同義です。

ステップ1の例3のキーワードは「三角方程式=単位円」でしたね。

さっそく単位円をかいて、θの値を出してみてください。

f:id:mystep-susukino:20190509185029p:plain

f:id:mystep-susukino:20190509185045p:plain

となります。

答えをまとめますと、

f:id:mystep-susukino:20190509185110p:plain

となります。

ここではステップ1の知識を用いてステップ2の問題を解いてみました。

このように「基本的な知識の組み合わせで解く応用問題がある」ということを覚えておいてください。

ステップ1をおろそかにしてしまうとステップ2で必ずつまずいてしまいます。

そうならないためにも、ステップ1の知識は確実に定着させておいてください。

ステップ1のキーワードを組み合せることでステップ2の問題にも取り組めるようになるのです!

 

さて、ここまでは青チャートを用いてステップ1の知識(基礎例題)を組み合わせて、ステップ2(重要例題)を解くプロセスをみてきました。

 

次回は、大学受験 数学の勉強法part4として

ステップ1レベルの基礎問題精講の知識を結集させ、

ステップ2レベルの標準問題精講の問題を解く例を紹介します!

数学I・A 基礎問題精講 四訂増補版数学I・A標準問題精講 改訂増補版

お楽しみに!

 

大学受験 数学の勉強法part4はこちら

 

mystep.hatenablog.jp

 

 

f:id:mystep-susukino:20190131003403j:plain

大学受験 数学の勉強法part2 ~初学者から難関私大・国公立・東大まで~

f:id:mystep-susukino:20190509160600p:plain


こんにちは!

あざみ野・新百合ヶ丘・たまプラーザの学習塾/予備校のMySTEP(マイステップ)です!

 今回は高校数学の勉強法(part2)についてお伝えします!

 前回の記事はこちら

 mystep.hatenablog.jp

 

今回は前回に続き、

ステップ1の具体的な勉強法をお伝えします!  

 

【ステップ1とは】

このステップ1では「基本的な解法パターンの理解と暗記」を目標とします。

国語で古文を勉強するとき、文章を読む前に単語や文法を頭に入れますよね。

英語でも単語の暗記から勉強を始めます。

どの科目にも「学習を始める前にやらなければならないこと」、もっと言うと「これがなければ学習を始められないこと」が存在します。

数学におけるそのような基礎的な部分がこのステップ1です。

ステップ1のオススメ教材は教科書です。

なぜなら教科書には公式の導出過程が書かれており、かつ、基本的な内容のみで構成されているからです。

基礎問題精講もステップ1の教材としてオススメしてはいますが、数学が不得意な人が最初に手を出すべき教材ではありません。

実は、このステップ1の中にもレベルが2段階あり、教科書・青チャート・基礎問題精講で説明すると、

 

レベル1

教科書例題

青チャ基本例題(コンパス1~2)

 

レベル2

教科書章末

青チャ基本例題(コンパス3)

基礎問題精講

 

となっており、基礎問題精講はステップ1のレベル2に相当します。

数学が得意で、教科書レベルは解ける!という人以外は、いきなり基礎問題精講からスタートするのではなく、教科書例題⇒基礎問題精講で学習しましょう!

 

ここで

教科書を使用する際の注意点

を2つお伝えしておきます。

注意点
①教科書自体にレベルが存在する
②試験範囲=受験範囲ではない

 

①教科書自体にレベルが存在する

通常、出版社は教科書を3つ~4つのレベルに分けて出版します。

数学の教科書でメジャーな数研出版の教科書においても、

「数学」「高等学校数学」「新編数学」の3つが存在し、難易度は、

「数学」>「高等学校数学」>「新編数学」となっています。

自分の使っている教科書のレベルに注意して取り組みましょう!

 

②試験範囲=受験範囲ではない

学校の定期テストなどでは「この部分は試験範囲から除きます」と教科書の中でやらない部分が存在します。

しかし、学校でやらなくても受験では当然出題範囲内です。

基礎の漏れがあってはいけません。

ステップ1において教科書を使用する場合は、教科書を隅々まで行わなければならないと認識してください。

それでは隅々までやるとはいったいどういうことなのでしょうか?
簡単に言うと「書いてある内容を理解している」、あるいは「書いてある内容を説明できる」という状態です。

教科書には公式の導出過程も書かれているので、「なぜこの公式は導かれるのだろう」と疑問に持ち知っておくことは難関大合格のためにも必要な思考となります。
ここまでできるようになればステップ1は無事クリアです。

 

【ステップ1の勉強法】

さて、本題の具体的な勉強法について!

教科書や青チャート、基礎問題精講を持っている方は、そちらを開きながら読んでみてください。


最初に例題部分を自力で読んでみてください。

一度読んだだけでは理解できないという方は理解できるようになるまで読みましょう!自分ではどうしても理解ができないという人は学校の先生や塾の先生に質問をしてください。

余談ですが、「教材を読む」という点で、数学や理科は他の文系科目と大きく違う点があります。

それは一度読んだだけではなかなか理解できないという点です。

同じ部分でも繰り返し読むことで少しずつ分かってくることがあります。

一度で理解できないからといって投げ出さずに、何度も何度も繰り返し理解できるまで読んでみましょう。

 

次に例題の下に問題が載っているはずです。

教科書でしたら練習やたしかめ、青チャートでしたら練習、基礎問題精講の場合は演習問題という名前です。

その問題にチャレンジしてみて下さい。

基本的には何も見ないで解くのが望ましいですが、どうしてもやり方が分からないという場合には最初に読んだ例題を参照しながら解き進めてみましょう。

その際、例題通りの記述の仕方を意識しましょう。

例題は問題自体にももちろん価値があるのですが、それ以上に解答・解説の部分に価値が秘められています。

最適な問題の解法がそこには書かれているはずですので、問題を解く際にもなるべく例題と同じ記述を心掛けるようにしましょう。

この「例題→問題」という流れを1セットとして、あとはこれを繰り返していきます。一日にここまでやろうという目標をもって、是非進めてみて下さい。

 

【ステップ1の注意点1】

実は、ただ例題を読んで理解し、解き進めていくだけではなかなか定着しません。

ステップ1では問題文中の「キーワード」と「解法」を結び付けておくことを意識してください。

 

例えば

二次関数で「最大・最小」とでてきたら「平方完成」
ベクトルで「 |a ⃗+tb ⃗| 」がでてきたらとりあえず「2乗」

という感じです。

 

このように問題文中の「キーワード」と「解法」を結び付けておくことで、何をすべきかの判断に迷わなくなります。

「キーワードを頭の中に入れておくこと」はステップ1だけでなく、そのあとのステップでも重要になってきますので、心掛けましょう。

※2020年度からの新テストでは「なぜその公式を使うのか」ということまで答えられる必要が今まで以上にあります。「キーワード」と「解法」を単純に結びつけるのではなく、理解してから暗記しておくようにしてください。

 

【ステップ1の注意点2】

ここで教科書を使用する際の注意点をもう1つ!それは、

教科書には単元のまとめなどはなく、ひたすら例題と問題が書いてあるだけなので、キーワードをつかむという目的達成のためのツールとして教科書では学びにくい。

ということです。

 

青チャートの場合は、例題と問題の間に「指針」が、基礎問題精講の場合は「ポイント」がそれぞれ書いてあるので、やはり市販の教材の方がキーワードを押さえる学習法という点では大きくリードしていることになります。

 

よって、おすすめは教科書を公式の導出過程なども理解しながら理解した後、例題の解法を暗記。その後に青チャート基本例題か基礎問題精講でキーワードと解法を結びつけながら解法暗記をしていく学習法です。

 

 

【ステップ1の注意点3】

問題は必ず紙の上で解きましょう!

例題を読む流れで問題もそのまま答えを読んで終わりにしてしまうという人がいますがそれでは本当に自分がその問題を理解しているか分かりません。

例題で読んだことが本当に頭の中で定着しているかどうか判断するためにも問題はペンを動かして実際に解くことをおすすめします。

また、仮に解いた問題が正解だったとしても、途中の解説は読むように心がけましょう。

参考書の解説はその問題に対する最適な解法になります。

自分の記述がそれと少しでもずれている場合にはしっかりと模範解説を読み、正しい記述を理解するとともに自分の記述ではどこがいけなかったのか、考えるようにしてみて下さい。

 

【ステップ1の注意点4】

復習は効率的に進めましましょう!

どんどん「例題→問題」と進めていくと、過去に学んだことを忘れてしまうのがどうしても怖いですよね。

これは勉強全般にいえることですが、人はやらないと忘れてしまうものです。しかし、復習に時間をかけすぎてしまうと今度は「例題→問題」のプロセスが止まってしまうことになります。

それでは効率的な復習の進め方とは何なのでしょうか?

「自分の苦手な単元、あるいは問題のパターンを知る」これを意識して下さい。

単元によって、あるいは単元の中のある問題で自分がなかなか理解できなかったものがあるはずです。その部分をチェックするなり、メモ書きするなりして把握しておきましょう。

復習はそこを重点的に演習してみて下さい。

一回で解けた問題(これを自分と相性のいい問題と呼びます)は何度も解かなくても頭の中に残っているものです。

自分と相性のいい問題に復習の時間を割くのは非常にもったいないといえます。

つまずいた問題、理解に時間がかかった問題にのみ復習の時間を与え、自分と相性のいい問題はひとまず置いておき、どんどん「例題→問題」を進めてみて下さい。

なぜ相性のいい問題に対して復習しなくてよいのかというと、一回で理解できたのだから仮に忘れたとしてもすぐに思い出せるからです。

相性のいい問題は忘れたところで思い出すのにそれ程時間は取られません。

逆に間違えた問題、理解に苦しんだ問題は一度忘れてしまうと思い出すのにかなりの時間がかかってしまいます。

問題と自分との相性を把握し、最小限の時間を復習に割くことでステップ1を駆け抜けましょう!

 

次回は大学受験 数学の勉強法part3として、

青チャートを使用したステップ1、ステップ2の演習方法を紹介します!

お楽しみに!

大学受験 数学の勉強法part3はこちら

 

mystep.hatenablog.jp

 

 

f:id:mystep-susukino:20190131003403j:plain

 

 

講師紹介 中央大学 文学部 富士原先生

f:id:mystep-susukino:20190506172313p:plain



こんにちは!MySTEPです!

 今回は講師紹介第14弾!

中央大学文学部

富士原先生を紹介します!

 

f:id:mystep-susukino:20190513144845j:plain

 

富士原先生

【プロフィール】

【出身地】東京都 

【出身大学・学部】中央大学文学部

【学生時代の部活】バスケットボール部(中学)、ダンス部(高校)、フットサルサークル(大学) 

【趣味】猫と戯れる 

【将来の夢】心理職に就く 

座右の銘】自分らしく!

 

富士原先生には受験生へのメッセージと、勉強法、出身大学についての紹介文を書いてもらいました!参考にしてみて下さい!

 

f:id:mystep-susukino:20180630002724j:plain

 

【受験生へメッセージ】

 ~大学受験生へ~

私は、勉強がもともと好きな方だったのですが、集団塾に通ったことで嫌いになってしまいました。その理由は、自分の時間を拘束されて、勉強をさせられている感覚になるからです笑
このような経験から塾が嫌いだったので、大学受験をする上で塾には通わずに自分なりの勉強をする選択をしました。
とりあえずここで私の学生時代の塾嫌いの話はさておき、、、

大学受験時の不安についてですが、周りの友人は皆塾に通っていましたし、私の高校時代のクラスは選抜クラスだったこともあり、勉強への意欲が高い人が多かったです。
受験時期が近くなるにつれて、勉強時間は1日に10時間前後といった友人も結構いたと思います。それに比べて私は塾にも通っていない、勉強時間も少ないためもちろん不安はありました。不安と焦りから、自分自身も頑張って10時間を目指して勉強をしたことがあります。
でも、「量より質」、「周りと比べない」ことをモットーに自分のペースを維持することにしました。
つまり、1日10時間前後などのように勉強時間を目標にするよりも、今日は○○ページまでやる、英語であれば仮定法を習得するなどといった具体的な勉強内容の目標を立てることで勉強をするほうがいいと考えたのです。そのため、たとえ1日の勉強時間が周りと比べて少なくても、確かに知識は身についていると感じていました。
無理にたくさんのことをすぐに学ぼうとする必要はありません。周りと比べて不安になったり、焦りを感じてしまったりすることもあると思います。
しかし、「分からない・・・」が「分かった!!!」になる内容が少しずつ増えていくことで勉強が楽しくなる瞬間があります!自分自身のペースで頑張っていきましょう♪

【勉強法について】

 英語

英語で私が1番苦労したのは長文読解でした。日本語でさえ長文は苦手なのに、英語になってしまうと読むことに対して抵抗がとてもありました。
まず、単語と文法を身につけることから始めました。知っている単語が増えるにつれて内容を理解できるようになりました。また、最初からあまりにも長い文章だと集中力も持たず、読むことに飽きてしまっていたので短い文章から少しずつ解き進めることで慣れていきました。
私が大学受験時代使っていた主な参考書は、単語:DUO 3.0、長文:やっておきたい英語長文でした。
文法に関しては、高校の授業のときに使用していたテキスト(ブレイクスルー高校英語)で繰り返し読みました。
いくつもの参考書に手をつけるのではなく、自分に合った参考書を繰り返し読み、問題を解くことで知識が身についていくと思います。また、以前解けなかった問題が解けるようになることでモチベーションも上がります!
そのためにもはじめの一歩として、自分に合った参考書を見つけることは大事なことなので、本屋さんなどで実際に内容を見てみて自分に合ったものを見つけてください!

日本史

日本史に関しては、ひたすら問題集を解くことをお勧めします!また、模擬試験を受けてみたり、自分の行きたい大学の過去問を解くことも大事です。
なぜ、たくさんの問題を解くことをお勧めするのかというと、どのような内容を問われることが多いのか特徴が分かってくるからです。
例えば、1つ挙げるとすると、享保の改革寛政の改革天保の改革の三大改革をそれぞれ誰が行い、どのようなことをしたのかが正誤問題で頻出されていた記憶があります。あくまで、私個人の印象ですので皆さん自身でたくさん問題を解いて、何度か同じような問題が出ていたら、その部分を重点的に勉強し、ノートにまとめるなどをすることで入試試験出たら確実に点数になるはずです!

 

【学校紹介】

中央大学

中央大学、多摩キャンパス

大学の雰囲気
キャンパス内がとても広く、また周りは緑に囲まれていてのびのびと大学生活を送ることができます。私や私の周りの友人たちは、通学を登山と言っていました笑
文学部は最寄り駅(中央大学・明星大学)からすぐですが、他の学部は比較的歩くので余裕を持った通学をお勧めします。
私が大学に入ってみて驚いたのはサークル数の多さです!いわゆる新歓という時期には、様々なサークルの先輩たちがビラ配りをしたり、声をかけてくれたりします。ぜひ様々なサークルの新歓を体験してほしいです♪

入試問題の特徴
私自身が中央大学を受験した入試は、一般入試(科目:国語、英語、日本史)でした。
これら3科目の入試問題の特徴としては、いずれの科目も基本的な知識が身についていれば心配ないと思います。特に日本史は、基本的なことしか聞かれないのでとてもすらすら解いていたような気がします。

 

f:id:mystep-susukino:20190131003403j:plain

 

 以上、富士原先生からのメッセージでした!

 

その他の先生紹介はこちら!

 

mystep.hatenablog.jp

 

 

mystep.hatenablog.jp

 

 

mystep.hatenablog.jp

 

 

mystep.hatenablog.jp

 

 

mystep.hatenablog.jp

 

 

mystep.hatenablog.jp

 

 

mystep.hatenablog.jp

 

 

mystep.hatenablog.jp

 

 

mystep.hatenablog.jp

 

 

mystep.hatenablog.jp

 

 

mystep.hatenablog.jp

 

 

mystep.hatenablog.jp

 

 

mystep.hatenablog.jp

 

 次回もお楽しみに!

大学受験 数学の勉強法part1 ~初学者から難関私大・国公立・東大まで~

f:id:mystep-susukino:20190506171053p:plain


こんにちは!

あざみ野・新百合ヶ丘・たまプラーザの学習塾/予備校のMySTEP(マイステップ)です!

 今回は

高校数学の勉強法(part1)

をお伝えします!

 

数学の勉強法のポイントは

「自分の目標・到達点を決めること」

「自分に合った正しい順序・やり方で学習すること」

ということです。

この順序(ステップ)が非常に重要です!

 

ステップの順番が逆になってしまったり、いきなりステップを飛ばして次の段階にいってしまうと、学習が定着しないだけでなく、費やした時間が丸ごと無駄になる可能性もあるので、この記事を参考にして、限られた時間の中で効率よく、学習を進めてみてください!

 

「自分の目標・到達点を決める」

まずは自分の目標・到達点を決めましょう。

目標・到達点に応じて使用する参考書が変わります。

参考書といっても教科書、学校テキスト、チャート式・・・たくさん存在します。数学の参考書は他教科と比べて答え・解説がとてもぶ厚いという特徴があります。それも難しい参考書になればなるだけ、どんどん解説のページが長くなります。最高レベルの参考書では別冊の解説の方が本冊の問題よりもページが多いこともよくあるのです。解説がどれだけ充実しているか、自分にとってどれだけ分かりやすいかという点も数学の参考書を選ぶ1つの基準になります。

「そんなに細かく決まってない」という生徒さんもいるかもしれませんが、目標で大丈夫です!

以下の簡単な質問に頭の中で答えてみてください。

Q1 あなたは文系 or 理系?

Q2 目標は日大レベル?MARCHレベル?早慶旧帝大レベル?東大・京大レベル?

なんとなくでも目標が決まったら次へ!

 

「自分に合った正しい順序・やり方で学習する」

次は、自分に合う正しい順序・やり方を確認しましょう!

数学の勉強は大きく分けてステップ1からステップ4まで分けることができます。

まずは各ステップの目的と使用する参考書を紹介します。

 

ステップ1

目的

「パターンを知り、形を覚える」

 使用教材

・教科書(例題・応用例題・問・演習問題・章末問題)

学校の問題集

4STEP (STEPA・STEPB)

改訂版教科書傍用4STEP数学1+A

・ADVANCE+(A問題・B問題)

アドバンスプラス 数学1+A

・PRIME(A問題・B問題)

Advanced Buddy PRIME数学1+A問題編

・体系数学(LevelA・LevelB)

体系問題集数学1 代数編―中高一貫教育をサポートする 中学1,2年生用

・青チャート(基本例題・基本問題)

チャート式基礎からの数学I+A

・基礎問題精講

 数学I・A 基礎問題精講 四訂増補版

いわゆる受験の基礎です。

このステップを飛ばす受験生はいません!

後で説明しますが、このステップ1で使用する参考書にも難易度や特徴に差があるため、状況に応じてテキスト選定や進め方を変えなければいけません! 

 

ステップ2

目的

「覚えた知識を使い、組み合わせて解く」

 使用教材

学校の問題集 

4STEP (発展問題・演習問題AB)

・ADVANCE(チェック&トライ)

・PRIME(演習問題・入試にチャレンジ)

・体系数学(LevelC・演習問題)

・青チャート(重要例題・重要問題・EXERSICE)

・1対1対応の演習

1対1対応の演習/数学1 新訂版 (大学への数学 1対1シリーズ)

・標準問題精講

数学I・A標準問題精講 改訂増補版

プラチカ

理系数学の良問プラチカ 数学1・A・2・B (河合塾シリーズ 入試精選問題集 5)文系数学の良問プラチカ 数学1・A・2・B (河合塾シリーズ 入試精選問題集 4)

・スタンダード演習(A問題)

新数学スタンダード演習 2019年 04 月号 [雑誌]: 大学への数学 増刊

・数学重要問題集(A・B)

実戦数学重要問題集ー数学1・2・3・A・B(理系) 2019

・文系の数学 重要事項完全習得編(例・演習問題)

文系の数学 重要事項完全習得編 (河合塾シリーズ)

・やさしい理系数学

やさしい理系数学 三訂版 (河合塾シリーズ)

 

覚えるだけで終わらないのが数学です。

ステップ1の知識を組み合わせて問題に取り組みましょう。

参考書選定の注意点はステップ1同様です。

 

ステップ3

目的

「どの単元の知識を使って解くか、自分で判断する」

 使用教材

・青チャート(総合演習)

・ハイレベル理系数学

ハイレベル理系数学 三訂版 (河合塾シリーズ)

・スタンダード演習(B問題)

・数学重要問題集(C)

・文系の数学 実戦力向上編(例・演習問題)

 文系の数学 実戦力向上編 (河合塾シリーズ)

この段階までくると初手で何をしようかと悩むことが多いです。

今まで習得してきたキーワードを思い出しながら問題文に挑んでいきます。

 「キーワードを思い出す」ということは非常に重要なので後で詳しく説明します!

 

ステップ4(理系)

目的

「苦手分野を克服する」

使用教材

・ハッとめざめる確率

ハッとめざめる確率

・マスター・オブ・整数

マスター・オブ・整数―大学への数学

など。

苦手な単元のみを重点的に押さえます。

あるいは過去問などで傾向をみて、志望大学によって深い内容まで問われやすい分野のみに絞って別の問題集で演習します。

 

以上が各ステップの目的と使用教材です。

次に、志望校に対してどのステップまで学習をしなければならないのかを下の表で確認しましょう!

 

文系の場合

f:id:mystep-susukino:20190428172359p:plain

〈グループD〉
(私立)日東駒専成成明学独國武

〈グループC〉
(私立)GMARCH関関同立(国立)静岡、信州、新潟、埼玉

〈グループB〉
(私立)上智(国公立)横浜国立、埼玉、千葉、広島、金沢、熊本、大阪市立、大阪府

〈グループA〉
(私立)早慶(国立)神戸、旧帝大→大阪、東北、名古屋、九州、北海道

〈グループS〉
(国立)一橋、旧帝大→東大、京大

 

理系の場合

f:id:mystep-susukino:20190428172436p:plain

〈グループD〉
(私立)日東駒専成成明学独國武

〈グループC〉
(私立)GMARCH関関同立(国立)静岡、信州、新潟、埼玉、電気通信大

〈グループB〉
(私立)上智東京理科大(国公立)横浜国立、東京農工大、埼玉、千葉、広島、金沢、熊本、大阪市立、大阪府

〈グループA〉
(私立)早慶(国立)神戸、旧帝大→大阪、東北、名古屋、九州、北海道

〈グループS〉
(国立)東工大旧帝大→東大、京大

 

 参考書のステップ対応表にはステップ2とステップ3の間にステップ2.5(ステップ2~3)を設けました。

ステップ2はステップ1の知識の組み合わせで対応できます。

処理しなければいけないキーワードが複数あり、そのキーワードを処理していくようなイメージです。

しかし、ステップ3になると問題文からキーワードが見つけられず、最初から自分で考えて答案を作っていかなければなりません。

問題文をみていきなり何をしていいのかわからないという状況に陥ってしまう方はステップ2とステップ3の間にステップ2.5をはさみましょう。

ステップ2.5のイメージとしては問題文の半分はキーワードが見つからないけれど、もう半分はステップ1の知識の組み合わせを使えるという感じです。

ステップ2.5をはさむことで、完全に手が止まってしまうのを防ぐことができます。

 

当然ですが、これらのステップでは対応できないような難しい問題もあります。

例えば2019年の東工大の大問4は異常でした。

しかし、こういった問題は多くの受験生が解けないため差はつきません。

あくまでも合格のために必要な力をつけるための最低限やらなければならないステップだと思って下さい!

各ステップが終了したら過去問演習は必須です!

 

以上、高校数学の勉強法part1でした!

各ステップの具体的な勉強法はまた次回高校数学の勉強法part2でお伝えします!

お楽しみに!

 高校数学の勉強法part2はこちら

 

mystep.hatenablog.jp

 

f:id:mystep-susukino:20190131003403j:plain

 

大学受験帰国入試 TOEFL SATについて

f:id:mystep-susukino:20190425202519p:plain


こんにちは!

あざみ野・新百合ヶ丘・たまプラーザの学習塾/予備校の

MySTEP(マイステップ)です!

 

今回は、

「大学受験帰国入試 TOEFL SATについて」

と題して、TOEFLにも触れつつSATについて考えたいと思います。

帰国子女の皆さんや、これから海外留学を考える受験生の皆さん、そして、大学の英語単位プログラムなどに進学を考えている受験生の皆さんには是非知っておいてほしい内容です!

 

1 TOEFLって?どのくらい取れればいいの?

以前のブログでも紹介しましたが、4技能を一度の試験で測る、アカデミックな(学術的な内容を含む)試験です。

mystep.hatenablog.jp

 

日本では、TOEFL iBTという試験が実施されており、120点満点で、全てタブレット端末を使用した試験です。

講義系のリスニングやタスク型のライティングなど、非英語圏を対象にした英語試験の中では最高峰のものです。

アメリカやオーストラリアをはじめとした多くの国々で、ビザや留学の基準となっています。

最近では、日本の大学でも、帰国生入試やグローバル入試、英語単位プログラムの入試で基準が設けられており、第一の基準は60〜72です。(私立難関や海外の大学に出願する際には95が1つの目安になります。)

 

一般に帰国入試(大学受験)とは、海外の教育(原則12カ年目)を終えて、日本の大学に進学することを指します。
*原則と表記したのは、海外の教育機関には飛び級が存在し、飛び級の可能性がある為です。

近年、海外在住の子女の約半数が、現地・海外の大学・他高等教育機関に進学するとも言われており、帰国入試を受ける子女も母体数は多くはありませんがTOEICTOEFL、IELTSなど外資系英語試験と言える英語試験の導入が一般的になり、さらなる変貌を遂げる大学入試はホットな話題です。

 

*英語単位プログラム日本の大学にいながらも、大学の授業から卒業論文までの全てを英語で行えるコースのこと。早稲田(理系全般、政治経済学部など)慶応(経済学部、SFC)上智(国際教養学部)では学部により入試形態は違いますが、導入されています。

mystep.hatenablog.jp

www.waseda.jp

www.keio.ac.jp

www.sophia.ac.jp

 

2 どうしてTOEICじゃないの?

長らく日本でも注目されてきたTOEICですが、TOEICではアメリカのビザが取れなくなりましたし、イギリスやオーストラリア、カナダではそもそも認められたことさえありません。

1度で4技能を測れないということと、TOEFLに比べ、難易度が低いこともあってでしょうか、国際的な信用は得られにくくなっているようです。

mystep.hatenablog.jp

 

TOEICが高得点・満点でも英語が話せない学生さんや社会人の方をたくさん見たことがあります。そもそも、TOEICのリスニングの速度では、日常的に話されるスピードにはついていけませんし、映画やドラマを見ることさえ難しいでしょう。加えて、TOEICTOEFLに比べ出題語彙も易しく、問題傾向も捻られないため、対策をすれば高得点を狙える学校のテストのようなものです。

TOEICが高得点=英語が話せる

はウソかもしれません…

こういう点では、英検準1級や1級の方がよっぽど英語が話せるのではないかと思います。

 

受験生の大半は東アジア人です。国際的に公平な試験と言いづらくなってきているのでしょうか、TOEFLに注目が集まっています。

 

3 SATって何?

皆さんは、SATというテストを聞いたことがありますか?

Scholastic Assessment Test (大学能力評価試験)

いわば、アメリカ版センター試験です。

collegereadiness.collegeboard.org

アメリカでは、州によって教育内容が異なるため統一試験を設け、学生のレベルに応じて、進学できる大学を振り分けています。

国によって新学期や卒業、統一試験(日本のセンター試験のようなもの)の時期が異なりますから、日本の大学でも、帰国生にはSATを課す大学が少なくありません。

むしろ、TOEFLとSATで合否が決まる大学もあるほどです。

 

SATはまず、2つに分かれます。

SAT Reasoning TestSAT Subject Testsです。

 

SAT Reasoning Test

SATと言われれば多くはこちらを指します。

アメリカ人用(英語圏向け)の英語のテストです。当然ですが、TOEFLなんかより難しいです!

Reading Test、Writing and Language、Math(電卓あり・なし)、エッセイ

5セクション、2科目で構成されています。

教科ごとに200点から800点で合計1,600点満点です。

英語で600点・数学で800点の合計1400点は欲しいところです。

日本の数学ほど難しくありません!

 

構成

Section1 Reading Test (65分)

Section2 Writing and Language Test (35分)

Section3 Mathematics with No Calculator (25分)

Section4 Mathematics with Calculator(55分)

Section5 Essay(50分)

エッセイなしの場合、どこかのセクションにダミー問題が配置されており、解いても評価されません。

 

*日本では考えられないことですが、西欧諸国では、数学の授業では電卓(関数電卓)を使用しますし、テストでも使用が認められています。

 

SAT Subject Tests

こちらは、科目別テストです。

大学側が指定した科目を受験しますが、1つの試験では3科目しか受験できません。

英語、歴史・社会学、数学、自然科学(理科)、語学(日本語や中国語、スペイン語など9言語)の5分野・20科目です。

こちらも、各200点から800点のスケールで評価されます。

日本人も日本語の受験が可能ですが、母語規制があるため、評価されません。

 

TOEFL・SAT対策や受験科目選びについてはご相談ください!

peing.net

多くの場合は3科目が指定され、一度合格した科目は、合格を保持できます。(1年内)

 

4 最後に

「大学受験」という枠組みですが、
大学受験生だけでなく、
「これから海外転勤を考えているご家族、保護者の方」
「これから海外留学を考えている日本在住の中高生のみなさん、保護者の方」
「これから帰国・受験を考えている海外在住の中高生の皆さん、保護者の方」

こういった皆さんにお届けしたいと思います。
帰国枠を利用した、中学受験や高校受験の
 ご質問もお受けしています!

peing.net

講師紹介 中央大学 法学部 井上先生

講師紹介 中央大学 法学部 井上先生の記事はMySTEP新ホームページへ移行しました。

画像をクリック

mystep-study.com

大学受験 生物の勉強法 ~初学者から難関私大・国公立・医学部志望まで~

f:id:mystep-susukino:20190425030051p:plain


こんにちは!

あざみ野・新百合ヶ丘・たまプラーザの学習塾/予備校のMySTEP(マイステップ)です!

 

 今日は大学受験「難関私大・国公立の一般入試対策」として、

生物の勉強法

 をお伝えします!

 

生物は暗記科目と言われます。もちろん「知識」として用語暗記は絶対しなくてはなりませんが、志望校によってはそのうえでと実験考察における論述力も求められる科目です。その他にも「遺伝」単元における計算力や、作図力なども重要です。各分野で出題される図やグラフが何を示しているのかを把握し、問題によっては自分で図やグラフを書いて考える必要も出てくる点で、合格点がとりやすい科目である反面、満点を取るのが難しい科目といえます。

なお、受験科目として生物を選択した場合、早慶理工学部東京工業大学では生物受験を受け付けていません。(慶応大の薬学部は可能

このように生物選択だと工学部系の受験校・学部の選択の幅が狭くなるので注意しましょう。農学部や理学部、医療系を目指す場合は問題ありません。

  

では本題!生物の勉強は、

①「基礎用語の理解と暗記」

②「入試基礎演習」

③「入試応用演習」

という流れで学習していきましょう!

 

①「基礎用語の理解と暗記」

生物は基本用語を覚えないと何もできません。

以下の参考書などで用語を覚えましょう。

ただし、用語だけ知っていても点は取れないので、

「図と用語をリンクさせるように、各用語から図や表を書けるように覚える」

「周辺知識も一緒に覚える」

「一問一答の暗記ではなく、講義系参考書の文章と一緒に覚えて、用語からその前後の文章も人に説明できる状態を作る」

などの工夫をしながら用語を覚えるようにしましょう!

 

完全に暗記だと思って舐めてかかる人もますが、上記工夫をしないで丸暗記になり、自分で図や表などを再現できないと偏差値50以下でも難しい戦いになります。

日大レベル、成成明学レベルで止まるか、GMARCH理科大東京農大からそれ以上まで届くかはこの段階の精度によります。

発生や組換価など「遺伝」の単元ではもちろんですが、系統樹を書けること」「バイオームの順番を書けること」など工夫して勉強をしてください!

「学校の勉強で生物得意だったし」「暗記はだいたいできた」という人は早めに志望校の過去問を見て、どのくらい細かく聞かれるのか、整理して覚える必要があるのかなどを把握してから再度暗記し直しましょう!

 

オススメの参考書はこちら!

講義系

田部の生物基礎をはじめからていねいに (東進ブックス 名人の授業)大学入試 山川喜輝の 生物が面白いほどわかる本

大堀先生 高校生物をわかりやすく教えてください! (細胞・遺伝・生殖・発生)宇宙一わかりやすい高校生物(生物基礎)

理解しやすい生物 生物基礎収録版 (理解しやすい 新課程版) 

 

 用語暗記演習系

必修整理ノート生物基礎改訂版生物早わかり 一問一答 (大学合格新書 18)リードLightノート生物

  

②「入試基礎演習」

用語を覚えたら入試基礎レベルの演習をしていきましょう!

この段階で「計算」「グラフ」「遺伝」「実験考察」「論述」など自分の苦手分野が見えてくるはずです。苦手分野が分かった段階で分野別対策も並行して行うことをお勧めします!

実験考察は難しいですが、答案の仕上げ方(覚えた知識の使い方、採点基準への合わせ方、問題文をどのように読むか)を学ぶことが重要です。論述の答えを暗記するのではなく、問題文を読んでどのように論述するかという、過程を学び覚えましょう!

初見でどのように戦うかを意識して問題集を解く(一般化する)ことが重要です!

入試基礎演習初級が終了したら分野別対策を行い、次にセンター対策を行いましょう!センターの問題を通じて、自分が覚えている(覚えていると錯覚している)知識を難関大で戦えるレベルまで深く理解することが目的です。ただの用語暗記になってしまって、点につながらない暗記しかできていない人はこの時点ですぐに修正しましょう!

センター対策が終われば、中級、上級、③入試応用演習とレベルアップしていきましょう!

問題集を進めるにあたり、問題を解くだけではなく解説を読み込み、問題の見方や考え方を学ぶことを心がけましょう!

 

オススメの参考書はこちら!

初級

生物(生物基礎・生物)入門問題精講 改訂版生物基本徹底48 (駿台受験シリーズ)

 

中級(日駒~マーチ・地方国公立)

生物(生物基礎・生物)基礎問題精講 三訂版理系標準問題集生物 <四訂版> (駿台受験シリーズ)国公立標準問題集CanPass生物基礎+生物 (駿台受験シリーズ) 

理系標準問題集を使用する場合は志望校に合わせてA問題のみを実施するか、B問題まで実施するかを判断しましょう!マーチ志望の生徒はB問題まで実施することをおすすめします。基礎問題精講を使用する場合も同様です。

基礎問題精講は「必修」「実戦」「演習」の3種類のレベルに分かれています。「必修」がセンターレベルで「演習」がマーチレベルの過去問と同様のレベルとなっています。

志望校に合わせて使い分けましょう!キャンパスは国公立向けの参考書なので記述問題も多く、国公立志望の生徒は必ず取り組むようにしてください。

 

上級(早慶・国公立)

大森徹の最強問題集159問 生物[生物基礎・生物] (シグマベスト)

講義系オススメ

 大森徹の最強講義117講 生物[生物基礎・生物]

分野別対策

大森徹の生物 遺伝問題の解法 新装改訂版 (大学受験Doシリーズ)大森徹の生物 計算・グラフ問題の解法 新装改訂版(大学受験Doシリーズ)大森徹の生物 記述・論述問題の解法 (大学受験Doシリーズ)

生物記述・論述問題の完全対策 (駿台受験シリーズ)生物実験考察問題入門 (駿台受験シリーズ)

  

③「入試応用演習」

 入試基礎演習が終わったら難関大・医学部対策として以下の参考書で応用力を付けていきましょう!「新考える100題」は実験考察の難しい問題ばかりですが、応用力をつけるには非常に優れた教材です。「標準問題集」も同様ですが、1問1問を時間をかけて解きましょう!

 ちなみに日大レベル、早慶、国公立、医学部の生物の難易度の違いについてですが、

「知識の幅広さと傾向の違い」と言えます。

頻出の「遺伝」でいえば、キイロショウジョウバエの実験において、

遺伝子の表現型の比を求めるのが初級

表現型の比から検定交雑等の結果を求めるのが中級

その結果から遺伝子組換え価を求めるのが上級

という具合に一つの知識に対してどこまで、どのように聞いてくるかで難易度が変わっていきます。

一言で言うと、「知識と手順、そして記述が難易度に応じて増えていく」ということです。

 生物[生物基礎・生物] 標準問題精講 五訂版生物新・考える問題100選 (駿台受験シリーズ)お医者さんになろう医学部への生物 (駿台受験シリーズ)

 

 以上、生物の勉強法でした!

志望校や学習状況、学習環境によって何をいつまでにやるべきかは変わります!

いつでも相談に来てください!応援しています!

 

~役に立つオマケ~

「よくある勉強法失敗事例」

暗記時の注意点として既にお伝えしましたが、一問一答では中学校の理科なので、一問一答形式の学校のテストで満足する(点数が高いから得意と判断する)と失敗します。

むしろ、図や表、運動や現象、走性の仕組みを理解して、実験・記述の推測と考察ができるようにならないとダメです!

「尿ができる原理と反応を知らない」
「植物の同化・異化の区別がついてない」
「動植物の反応と走性の区別がついてない」

などは単純暗記勉強をしている人のよくある失敗事例です!

まさに「覚えてるだけで活きてない」状態です!

 

「生物と関連する仕事について」

生物が直接関連する仕事には医師・看護師・栄養士・獣医・庭師・畜産家・農家・動物園、水族館、植物園の飼育員などがあります。

直接ではないですが、化粧品の研究員や開発者、食品加工系の職業には関連してきます。

一括りに生物といっても、植物・動物の違いもあります。

代謝と吸収・消化・排泄」という身体的な分野
「遺伝・発生と系統で括られる生物の進化と誕生」を巨視的に見る分野
生命科学というもっと微視的な分野
植生環境と分布というTHE生物のような分野

などなど幅広くあります。

 例えば、医療系はもちろんですが、幼稚園教諭、保育士なども科目でいうと「子どもの食と栄養」という試験科目には食品衛生学を使いますから、生物の範囲といえます。

保健体育も生物学的見地から作られてる側面があるので、勉強して損はないです。

 

「最後に」

生物の教科書に書いてあることはほとんど解明されていて、入試に出ることもほとんど解明されており、そういう意味で「生物」はものすごくシステマチックな「科目」です。

しかし、「学問」としては未開な部分や多分一生わからない、ミステリアスな部分もあります。

本来、生物というのは動植物の発生や誕生の過程・そしてこれからについて、巨視的にも微視的にも学ぶ科目なので、そこに付随する理論や現象・システムや走性は解明できていないことが多いわけです。

ですから、暗記科目という概念を捨て、能動的に「覚える」のではなく、「知ろう」とすることで、苦手意識も薄れ、楽しく学べるかもしれませんよ!

応援しています!

 

質問はこちらまで!

peing.net

f:id:mystep-susukino:20190131003403j:plain