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【小・中学生向け】2018年度神奈川県公立高校入試分析②

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こんにちは!

あざみ野・新百合ヶ丘・たまプラーザの学習塾/予備校の

MySTEP(マイステップ)です!

今回は前回お伝えした「神奈川県公立高校入試の分析結果」から導き出した対策法についてお届けします!

前回の記事はこちら

 

mystep.hatenablog.jp

 

<対策>

入試対策をするにあたり、最も重要なことは「基礎の定着」です。

基礎的な語彙や理解がなければ、当然、入試対策はできません。

まずは、教科書やフォレスタレベルの内容の「理解・暗記・演習」がきちんとできているかを確認しましょう。

「基礎の定着」がなければ、どんなに対策をしても「無駄」と言っても過言ではありません。

 ※フォレスタは塾で使用している教科書レベル教材の名前です。塾に通っていない人はフォレスタでなくても教科書レベルのワークであれば代用可能です。


さらに、「基礎の定着」だけでは当然不十分です。

仮に教科書やフォレスタレベルの内容の「理解・暗記・演習」がきちんとできていたとしても、入試では30~40点程度しか得点できないほど難しくなっているのが現状です。

では、「基礎の定着」ができたとして、次はどのような対策をすればいいのでしょうか。

まずは、問題を解く際の3ステップ(読む・考える・答える)に応じた対策をご紹介します。

以下の対策は、普段の授業や自習の中でも活用できます。

ぜひ実行してみてください!

 

①読む

~設問に『マーク』をしよう!~

問題文には必ず「何」を「どう」答える、という2つのポイントがあります。

まずはこの2つ「何」「どう」に線や目印をつけましょう。

複雑な資料の読み取りにも有効です。

 

②考える

~過程をできる限り書こう!~

ミスを防ぐための基本は「書く」ことです。

作業が複雑な問題ほど、途中経過でメモを残し、書いて解くようにしましょう。

ミスの多くは、「なんとなく」決めたり暗算してしまったりすることで起こります。

途中経過(数学であれば途中式など)を必ず書いて残しましょう。

 

③答える

~特に『どう』に注目して点検しよう!~

答えるときは、「何を」や「どう」の指定を守れているかが重要なポイントとなります。

条件を守ったかどうかだけでも、時間の許す限り見直しをするようにしましょう。

よくあるミスとしては、「記号を2つ選びなさい」という問いで1つしか書かなかったり、「漢字6文字で答えなさい」という問いで文字数を守らなかったりすることが挙げられます。

ここまでは、通常の対策として実施している人もいるのではと思います。

しかし、上記の対策をした「だけ」では、「新傾向」の入試には対応しきれません。

では、「新傾向」と戦うために必要な対策とは何なのでしょうか。

 

「新傾向」に対応するための2つのポイント

①読解力(読む力)をつける
「わかる」とは「分ける」ことから始める!

②アフターケア(自己分析)を徹底的に
「丸つけをする」「解き直す」だけで解決はしない!

 

①読解力(読む力)をつける

「新傾向」の入試には、「読解力が必要な問題」が多く出題され、今後はさらに難易度が上がる可能性があります。

そもそも「読解力が必要な問題」とは、具体的にどのようなものなのでしょうか。

まずは、読解力を難易度順に分類したものを参考にご紹介していきましょう。

以下の問題(網かけ部分)から派生して「読解力が必要な問題」を解説します。

 

(例)
仏教は東南アジア、東アジアに、キリスト教はヨーロッパ、南北アメリカオセアニアに、イスラム教は北アフリカ西アジア中央アジア、東南アジアに主に広がっている。
この文において、以下の文中の空欄にあてはまる最も適当なものを選択肢から1つ選びなさい。

オセアニアに広がっているのは(     )である。
ヒンドゥー教 ②キリスト教 ③イスラム教 ④仏教

 

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実際の入試問題では、上記6つのうち4~6の項目に分類される問題に関しては、難易度が高く、正答率が低いというデータが出ています。

また、「5内容認識」は国語・理科・社会の問題に多く、「6具体例認識」は特色検査に多く出題されています。

では、こうした「読解力が必要な問題」に対応するにはどうしたらいいのでしょうか。

そもそも読解力には、生徒自身の「読書量」や「勉強量」だけが関係しているわけではありません。

読解力は、「必要な情報を探し見つけ出せる力」を言います。

この力は、テクニックさえあれば身につけられるのです。

読解力をつけるためのポイントとしては、「分割して整理する」ことができるかどうかが非常に重要となります。

「分割して整理する」とは、「文章を『図式化』して処理する」ということ

です。

 

(例)社会(地理)

「仏教は東南アジア、東アジアに、キリスト教はヨーロッパ、南北アメリカオセアニアに、イスラム教は北アフリカ西アジア中央アジア、東南アジアに主に広がっている。」

以上の文をまとめると・・・

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以上のように、「図式化」することで情報が整理され、問題が読み取りやすくなります。

理科や社会の問題では、あえて記号(abcやXYなど)を使い「暗号化」することで、問題を複雑にしている場合もあります。

そのような問題には、「図式化」が必要不可欠です。

このように、「読解力」は、問題文にマークをしたり、図式化してまとめたりすることで、ある程度身につけることができます。

さらに高度な「読解力」を身につけるには、「訓練」が必要です。

では、「訓練」の方法である「演習の振り返り方(自己分析)」をご紹介しましょう。

 

② アフターケア(自己分析)を徹底的に

これまでの記事でもお伝えしてきましたが、問題を解いた後の学習、

いわゆる「アフターケア」は何よりも大切です。

特に「新傾向」の問題では、

丸つけをした「だけ」、解き直した「だけ」では、「その問題の解き方」がわかるだけで、次に同じような問題を解く際に「どうやったら解けるようになるのか」ということはわかりません。

「どうやったら解けるようになるのか」を学ぶためには、「文脈のつかみ方」を身につける必要があります。

そのために、まずは自分が「何ができていないか」を可視化し、解決法を考えましょう。

解決法を見出すことこそが、「演習」の中で最も重要です。

「何ができていないか」を可視化する・解決策を考える

「何ができていないか」を可視化するためには、「自己(答案)分析の基準」を把握しておく必要があります。

たとえ正解していたとしても、「なんとなく勘で当たった」のか、「明確な根拠を持った上で当たった」のかは雲泥の差です。

正しい基準を持って分析を行うために、「自己(答案)分析の基準」をきちんと持っておきましょう。

自己(答案)分析の基準「7分類」

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問題を解き、丸つけをした後は、以上の「7分類」を自分の答案に書き込みましょう。(下図:青字部分)

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以上のように書き込んだ後は、①以外の問題を、基準に沿って復習しましょう。

ここで重要なのは、「7分類」のうちの「確認事項」をきちんとチェックしておくことです。

自分のミスの中でも優先順位を決め、基本問題は復習を行い、応用問題はパス(後回しに)するなど、効率よく学習を進めるために、状況に応じて判断する必要があります。

また、④~⑥に当てはまる問題があるということは、「理解・暗記」の勉強法において修正点がある場合が多いです。

二度と同じミスをしないためにも、自分の勉強法の中で「何を変えたらミスが減るのか」をきちんと考えましょう。

このようにして、自己(答案)分析を行うことで、次に同じような問題が出てきたときでも、修正点を明確にすることができているので、同じミスをする確率は減っていきます!

ぜひ、模試の解き直しなどで活用してみてください!

 

最後に


今回、2回にわたり、2019年度神奈川県公立高校入試に向けた分析・対策をご紹介しました。

3年生は今すぐ実行し、受験対策に活用してください!

1・2年生も日々の学習に取り入れることで来年度以降の入試の傾向をつかむことができます!

もちろん、ここまで伝えた内容は定期テストでも活用ができます。

中学校の先生方は、最新の入試に対応できるよう、高校入試の問題に合わせてテスト問題を作成します。

そのため、日々の学習に取り入れることは決して無駄ではありません。

「受験なんてまだまだ先のことだし・・・」と思っていると、受験直前になって焦ることになります。

ぜひ、今日からの学習に活かしてください!

英語長文の勉強法(part1)〜大学受験「一般入試対策」〜

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こんにちは!

あざみ野・新百合ヶ丘・たまプラーザの学習塾/予備校の

MySTEP(マイステップ)です!

 

 今日は大学受験「難関私大・国公立の一般入試対策」として、

 

英語長文の勉強法(part1)

 をお伝えします!

あくまでも「大学受験の一般入試対策」としての勉強法です!

実用英語・TOEICTOEFL等の勉強法とは異なるので注意してください。 

 

では本題!

入試英語長文の勉強は

 

①「単語力」

②「熟語力」

③「文法力」

④「短文解釈力」

⑤「速読力」

⑥「読解力」

 

 の6つを鍛えていく必要があり、①~⑥は勉強の優先度(学習順)となっています。

 今回は「英語長文の勉強法」として①~⑥を紹介していますが、受験英語の勉強は全てこの順番で学習してください!

 センター対策も、文法問題を含む一般入試、文法問題を含まない一般入試、

全て同じ順番です!

 ※難関大の文法問題(③)が解けるレベルまで学習が進んでから、

「短文解釈」(④)などの長文問題演習に進むべきという意味ではありません!

 

それぞれの勉強法を伝えていきますが、

最も大事なことは基礎を固めること!

 具体的には①~⑦のセンターレベルをマスターすることが、

難関私大・国公立合格への近道となります!

 

ではそれぞれの勉強法へ!

 

①「単語力」

英語長文を読むためには「単語力」が最も大事です!

どの単語帳を使うにしてもまずは

センターレベルまでの単語をマスターしましょう!

ここでよくありがちな失敗パターンは、自分のレベルに合わない単語帳を使ってしまうことです!

 「単語帳はどれも同じ!とにかく1冊を完璧に!」

 は半分ホントで半分ウソです。

 何が自分にとって一番良い単語帳か?

気になった人はこの記事も参考にしてください!

 

mystep.hatenablog.jp

 

単語の勉強法はこちら!

 

mystep.hatenablog.jp

 

 

mystep.hatenablog.jp

 

 

mystep.hatenablog.jp

 
英語長文の勉強をしている生徒から

「先生~なかなか英語長文が読めるようになりません」

もしくは

「英語長文を早く読むことができません」

 とよく言われます。

 その生徒からは

「読み方教えてくれませんか?」

「よい参考書はありませんか?」

 と質問されます。

ですが、 実際に英語長文の読解を授業中にしてもらい分析をすると、

 「読めない原因」

「読むのが遅い原因」

 のダントツTOPがこの「単語力不足」です。

 文章中で知らない単語が出てきたときには、前後の文脈から「推測」することで読み進めます。

 この「推測」回数が多ければ多いほど、英文を読み取る精度が低くなり、また速度も遅くなってしまいます。

 だからこそ「単語力」をつけ「推測」回数をできるだけ抑えることが長文読解には必要です!

 

この超重要な「単語暗記」ですが、、、

 「やる気にならない勉強」ダントツTOP「単語暗記」です。

 その結果、

単語暗記が中途半端な状態で、センターレベル、 MARCH レベルの長文読解の演習をして自信喪失する生徒が数多く存在します。 

早慶レベルになるとより顕著です。

  

以前、

「単語わからないけど長文読みながら覚えていけばいいじゃん!!」と言ってくる生徒がいました。

 

長文を読み、出てきた単語、熟語、言い回しをその都度覚えていくことができ、

忘れないように復習も自分でできるという強者でない限り、長文テキストを多読し単語を覚えていくのは非常に効率の悪い勉強です!

 

プライドを捨てて今すぐ長文テキストを閉じましょう!

 

もちろん、単語を簡単な文章とセットで覚えていきたいという人もいると思います。

そのような人には「速読英単語」や「DUO3.0」のような単語帳がオススメです。

 

速読英単語1必修編[改訂第6版] (Z会文章の中で覚える大学受験英単語シリーズ)DUO 3.0

 

ただし、「速読英単語」や「DUO3.0」は初学者にはあまりオススメできないので、英語が得意で自分に合っていると確信した場合に限り選択してください!

また、「単語力」が不足した状態での「文法」学習でも同じことが起こります。

詳しくは③「文法力」で!!

  

続いて

②「熟語力」

 センターレベルの「単語力」を身に付けたら、次はセンターレベルの「熟語」を覚えましょう!

 「熟語」は文法問題ではもちろん、国公立2次や私大の和訳問題など、直接問われることが多いので、得点に直結させることができます。

 「熟語」の覚え方(勉強法)は「単語」と同じです。

ただ、単語よりも圧倒的に覚えにくいのが「熟語」です!

 そこで、

「自分のレベルに合っている & 覚えやすい」熟語帳を慎重に選択してください!

 ターゲットを使用して単語を覚えている人も熟語帳を安易に「ターゲット英熟語1000」にするのではなく、「解体英熟語」や「システム英熟語」などの熟語帳を自分の目で見て選択しましょう!

 

「解体英熟語」は「熟語の成り立ち」や「前置詞の意味」など数多くの情報が掲載されているので人によっては覚えやすく、カード式になっているためランダム演習が可能です。さらに熟語に関する問題も載っているため、迷ったらこれ!と言える熟語帳です。

 

解体英熟語 改訂第2版[ブック型]

「システム英熟語」は解体英熟語ほどではないですが熟語に関する情報を掲載し、特に「前置詞のイメージ」を詳しく説明してくれているので、解体英熟語だと情報量が多くて・・・という人にはオススメの熟語帳です。

 システム英熟語 (駿台受験シリーズ)

「解体英熟語」「システム英熟語」ともに1冊のレベルは難関私大・国公立レベルです。

 

1冊全てを覚えるのではなく、あくまでもセンターレベルの「熟語力」を身につけることを最優先にしましょう!

「解体英熟語」であれば「必修語」「重要語」「上級語」の中の「必修語」のみを優先して覚えてください。

 「必修語」を覚えた後は③「文法力」の学習と並行して「重要語」「上級語」を覚えていくようにしましょう!

この「熟語」を暗記する際は必ずセンターレベルの「単語」をマスターしてから覚えるようにしてください!

なぜなら、熟語は「単語」と「単語」が合わさった言葉だからです!

ひとつひとつの単語の意味が分からない状態で熟語を覚えようとすると余計な苦労をすることになってしまいます。

この「熟語」を後回しにしてしまう生徒が多いのですが、③「文法力」の学習に進み、文法問題を解く段階までには必ず身につけておきましょう!

具体的な弊害は③「文法力」で!!

 

続いて

③「文法力」

センターレベルの「単語力」「熟語力」を身に付けたら、

次は③「文法力」を身につけましょう!

もちろんセンターレベルの「文法力」です!

 今まで、「センターレベル!」「センターレベル!!」と言ってきましたが、

「文法力」の学習においては、特に重要となります!

なぜなら、多くの高校生が、「正しく理解もせずに」「センターレベル以上の問題演習」 をしてしまうからです!

 

犯人は・・・

 

高校1年生に対して「ネクステ」「ビンテージ」「アップグレード」などの文法問題集を配布してしまう・・・

 

Next Stage英文法・語法問題―入試英語頻出ポイント218の征服英文法・語法VintageUPGRADE英文法・語法問題文法・語法・語い・熟語・会話・発音/アクセント―〈データ分析〉大学入試

学校の先生です!

基礎文法力もない高校1年生に「ネクステ」や「ビンテージ」「アップグレード」などの文法問題集を配布し、「とにかくこの1冊を!」「問題と答えを覚えるくらいやり込もう!」と言ってる学校の先生(近隣のとある高校の先生)がいますが、

 

何を考えているのかわかりません・・・。

 「中3までに高校英文法をマスターしている中高一貫校の高1生」

 「時間のない高3生」

 でもない限り、最初に手を出してもらいたくないのが「ネクステ」や「ビンテージ」「アップグレード」などの4択系文法問題集です!

 

この問題集は難関私大・国公立レベルまで網羅し、センターレベルを超える文法問題集です!

 

基礎文法力のない人がこの問題集を使用してしまうと、

 

「なんとなく訳して合いそうなものを選ぶ」

「解説を読み、自分なりに納得して勉強した気になる」

「1冊を何周もするべきだよ!という言葉を都合よく解釈して、問題と答えと解説を覚えるまで何度も繰り返し、満点がとれるだけで満足する」

「使っている問題集は満点をとれるのに、いざ、初見問題を解くと全然解けない、もしくは、解くのが遅いという状況に陥る」

 

といった落とし穴に落ちます!

 

 

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 ではどうすればよいのか?

 

それは

「基礎文法を正しく理解し」

「基礎文法問題を正しい解き方で解く」

この2つです!

 

「基礎文法を正しく理解する」ためにどんなツールを使っても構いません。

 

学校や予備校、塾の授業を受ける、動画を見る、参考書を読むなど。

「理解」できるのであれば、なんでもかまいません。

 

オススメの参考書はこちら!

 初学者向け

大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】 (名人の授業)カラー改訂版 世界一わかりやすい英文法の授業 

安河内の新英語をはじめからていねいに 1入門編 (東進ブックス 名人の授業)安河内の新英語をはじめからていねいに 2完成編 (東進ブックス 名人の授業)

 

 中級者向け

深めて解ける!  英文法 INPUT (大学受験Nシリーズ)深めて解ける! 英文法 OUTPUT (大学受験Nシリーズ)

  

中級者から上級者向け

 

総合英語Evergreen総合英語Forest 7th Edition一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法(東進ブックス) 

 ロイヤル英文法―徹底例解 

 

 ※初学者向け参考書「大岩」や「安河内」を使用する場合は、そのまま問題演習に進むと知識が足りずに困ることがあります。必ず「FOREST」や「Evergreen」など英文法が詳しく書いてある参考書で調べながら問題演習をしてください。 
 ※何が合うかは個人差があるので気になる人は相談に来てください!

 

このような参考書を活用してしっかりと「理解」していく際に注意!

 

「理解する」とは「人に説明できる」ことを指します。

 「納得」しただけで満足する人がいますが。ダメです。

 

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文法書の目次だけ、見出しだけ見て、その単元を紙に書きながら説明してみてください。

 

サラサラと書きながら、正しく説明できれば「理解している」ということです。

 

予備校や塾で授業をどんなに受けても、動画を見ても、参考書を読んでも、

 

説明できなければ、すべてムダです。

 

受けるだけ、見るだけ、読むだけなら、小学生でもできます。

 

もちろん、「復習」をして全範囲を説明できる状態を作りましょう!

 

 

基礎文法を正しく理解したら

基礎文法問題を「正しい解き方」で解きましょう!

 

何度も言いますが、「ネクステ」「ビンテージ」「アップグレード」などは基礎文法問題集ではありません!

 

「レベル別英文法3」「英文法語法ベスト400」などの問題集を解きましょう!

 

英文法レベル別問題集 3標準編 改訂版 (東進ブックス)英文法・語法問題ベスト400

 

「正しい解き方で!」

 

この「正しい解き方」で問題集を解いている生徒は極めて少ないです!

 多くの生徒が「問題文を訳してから、訳的に適していそうなものを選ぶ」

という解き方をしてしまっています!

「文法問題集の正しい解き方」を簡単に言うと

 

①選択肢を見て、何が問われているかを推測する。

※まだ問題文は見ません。当然問題文は訳しません。

 

②選択肢を見て、文法的に正しくない選択肢を切る。

※まだ問題文は見ません。当然問題文は訳しません。

選択肢を切るときは文法的な根拠をもって切ります。

 

③空欄の前後を文構造的に見て、文法的に正しくない選択肢を切る。

※問題文全体は見ません。空欄の前後は文構造的に見るだけなので、当然訳しません。

選択肢を切るときは文法的な根拠をもって切ります。

 

④選択肢がまだ2つ以上残っていたら、空欄以外を必要最小限の範囲で訳し、訳的に適したものを選択する。

※ここで初めて問題文を必要最低限の範囲で訳します。 

 

この手順が「文法問題集の正しい解き方」です!

 

本番では必要ないですが、①~④を実施して正解にたどり着いた後、正解を見る前に全文を訳すことは必要です。

 

正解を導くために和訳するというよりは、この先の長文読解に向けたウォーミングアップとして訳します!

 

この解き方をマスターすれば、

必要最小限の時間で文法問題を解くことが可能であり、かつ、正解の選択肢の根拠だけではなく、不正解の選択肢の根拠まで考えることになるので、一問で多くの知識をアウトプットすることが可能です!

 

「レベル別文法3」「英文法語法ベスト400」に限らず、

ネクステ」「ビンテージ」「アップグレード」等の文法問題集を

「完璧にする」ということは、正解を導けるだけでなく、

その過程も「完璧」になるということです!

 

本当の意味での「完璧」な状態になれば初見問題も解くことが可能です!

 

問題文と答えと解説を覚えただけで満足するようなレベルでは初見問題に立ち向かうことは到底できません。

 

ここで!

 

「そんなこと言うけど、問題と答えと解説を覚えるくらいネクステやったら初見も解けるって先輩が言ってた!」

 

と思った人もいるのではないでしょうか。

 

もちろん「その先輩」のような人は実際います。

 

しかし、実際にその先輩がどのような思考プロセスで解いたのか(解説を覚えるとはどういう状態を指すのか、どのような解き方で解いたのか)を確認した人は少ないのではないでしょうか。

 

「問題と答えと解説を覚える」といっても、

 

先輩(A君)にとっては

「解説に書いてあることを理解し、書いてないことは調べ、理解し、不正解の根拠まで導けること」であり、

 

B君にとっては、「ただ書いてある解説を覚えただけ」である場合、

 

この2人の解き方の違いは目に見えません。

 

しかも、満点が取れるという結果も同じです。

 

ところが到達度では圧倒的に違いが出ます。

 

その結果、

 

ネクステ」などの文法問題集は満点が取れるけど、センター過去問の文法が5割も取れない生徒が生み出されてしまうのです。

 

違いはネクステの「解き方」です。

  

ネクステ10週して完璧なのに、初見問題解けません!」

 

という生徒のほとんどは、B君状態になっています。

  

 だからこそ、文法問題は「正しい解き方」で解く必要があるのです!

 

文法問題の「正しい解き方」をもう少し詳しく知りたいという人はこの記事も参考にしてください!

 

 

mystep.hatenablog.jp

 

以上、英語長文の勉強法(part1)でした!

 この続きはpart2でお伝えします!!

part2はこちら

 

mystep.hatenablog.jp

 

【小・中学生向け】2018年度神奈川県公立高校入試分析① 

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こんにちは!

あざみ野・新百合ヶ丘・たまプラーザの学習塾/予備校の

MySTEP(マイステップ)です!

今回は、昨年度に実施された

神奈川県公立高校入試の分析結果をもとに、

「今、入試に必要な力とは何か」についてお届けします!

 

<傾向>

神奈川県の入試問題において、5教科共通の特徴は2つあります。

まず1つ目が、「文字数(問題数)が多い」ことです。

そのため、限られた時間の中で自分が解ける問題を選別しながら解いていくという「処理能力」が試されます。

2つ目が、「マーク式」の問題形式になっていることです。

「マーク式」と聞くと簡単だと思いがちですが、「記述式」ではない分、文章や図表が複雑になっています。

そのため、「問題を正しく読み取る力」が必要となります。

以上の傾向は、今までにも見られた傾向ですが、

2020年度の大学入試改革・教育改革に向けて、全国的に高校入試の傾向も少しずつ変化しています。

その変化は、2018年度の神奈川県入試にも表れていました。

2018年度入試の「新傾向」として、以下の4つが挙げられます。

 

入試の「新傾向」

① 活用的性格の問題
② 非連続型テキストの読解
③ 記述・説明重視
④原理の理解・仮説検証的思考の重視

 

①活用的性格の問題

「活用的性格」の問題とはパターンにあてはまらない応用問題のこと

を言います。

数学であれば、公式を覚えただけでは解けない問題のことを言います。
現行の大学入試センター試験では、パターン(公式など)を覚えていれば解ける問題が多くありましたが、これからの入試では、公式を覚えた「だけ」、型を覚えた「だけ」では解けない問題が多く出てくることが予想されます。

このことから、高校入試でもパターンを身につけるだけでなく、使いこなす、つまり活用していく力も求められています。

 

②非連続型テキストの読解

「非連続型」とは複数の文章・データ・図版などを読解すること

を言います。

逆に、

「連続型」とは一般的な国語の文章問題のように、物語文・説明文というような同じテーマについて1つの文章を読解すること

を言います。

昨年の11月に行われた、センター試験(大学入学共通テスト)プレテストの国語の問題(下図)にも「非連続型」テキストの読解問題が出題されていました。f:id:mystep-susukino:20190612211104p:plainf:id:mystep-susukino:20190612211052p:plain

 

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このようないくつかの文章(会話文)やデータ等の資料から関連性を見出し、記述問題に答えていくという読解問題は、国語に限らず他教科全般にも出題されていました。
もちろん、今後の高校入試にもこうした「非連続型」テキストの読解問題は出題されるでしょう。

他県では、富山県(2018)で英語長文の中に、表から数字を読み取り計算する問題が出題されました。

英文を正しく読み取るだけでなく、読み取ったデータをどのように活用していくかが問われています。

神奈川県入試の中では、非連続型テキストの活用・読解の出題傾向が国語にみられます。

複数の資料から情報を読み取り、記述する問題が出題されています。

今後は、資料の数が増えたり、複雑化したりすることが予想されるでしょう。

センター試験(大学入学共通テスト)プレテストについて

詳しく知りたい方はこちら
https://www.dnc.ac.jp/daigakunyugakukibousyagakuryokuhyoka_test/pre-test_h29_01.html

 

③記述・説明重視

「自分の言葉や自分の意見の表明」が重視されています。

ただ覚えたことを答えるだけではなく、「自分の言葉」で説明することが求められます。

記述・説明の問題に関しては、中学校の先生も意識しており、定期テストの問題にも記述・説明重視の問題が増えてきています。

ただし、神奈川県入試では2018年度入試から記述式の中にマーク式が導入されたため、他県と比べると記述・説明重視の問題の割合は少なくなっています。

ですが、2020年の大学入試改革を考えると、記述・説明する問題は増える可能性も否めません。

 

④原理の理解・仮説検証的思考の重視

「原理の理解」とは公式などの結果に対して「どうしてそうなるのか」を考えること

を言います。

「仮説実験的思考」とは「もしAだとしたら○○」「Bだとしたら□□」というように、いくつかの仮説を立てながら答えを導き出すこと

を言います。

以上の2つの考え方を用いて解く問題が多くなっており、

主に数学や理科の問題で多く見られます。

2018年度入試では、社会にも原理の理解・仮説検証的思考の問題が見られました。

解答者の思考がどのレベルまで達しているのかが問われるため、難問となっています。

<難易度>

神奈川県の入試において、理科・社会は「全国的に見てトップレベル」と言われるほど難しくなっている傾向にあります。

英語・数学・国語においては「標準的」と言えるでしょう。

皆さんの中には、「記号問題は簡単で、記述式は難しい」と何となく感じている方がいると思います。

しかし、必ずしもそうとは言えません。

たとえ記号問題であっても、難しいテーマで手順を複雑にして、選択肢を紛らわしくすれば、かなりの難問となります。

また逆に、説明問題は「難しいからとばす(捨てる)」と言われることが多いですが、

何かしら書いてあれば部分的に得点できる可能性があるのも事実です。

では、一体何を基準に「難易度」を設定しているのでしょうか。

 

難易度設定のための3つのポイント

①「読む」レベル

・質問内容の難しさ

・設問の読みやすさ

 

②「考える」レベル

・問題を解くのにかかる手間

 

③「答える」レベル

・答えるのにかかる手間(選択→語句記述→説明記述の順に手間がかかる)

 

以上のような3つのポイントを知っていると、難易度に応じた対策の糸口が見えてきます。

次回は、今後の入試対策をお伝えします!

お楽しみに!

大学受験 英文法の正しい解き方とは?

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こんにちは!

あざみ野・新百合ヶ丘・たまプラーザの学習塾/予備校の

MySTEP(マイステップ)です!

 

英文法レベル別問題集 3標準編 改訂版 (東進ブックス)英文法レベル別問題集 4中級編 改訂版 (東進ブックス)英文法・語法問題ベスト400

 

 

今日は、

「英文法を“正しく”解いていますか?」
と題して、大学受験に(もちろん高校受験や定期テストにも)
欠かせない英文法の解き方(コツ・手順)
を紹介したいと思います。
NextStage(ネクステ)やVintage(ビンテージ)、レベル別英文法、

Scramble(スクランブル)や英頻などの
参考書・問題集を解く際にも重要な考え方です。
*あくまでも受験英語の域を出ませんから、
日本で英語を学んできた受験生や中高生を対象にしたいと思います。*

 

さて、次の問題を見てください!

 

Q 空欄に当てはまる語句を①~④から選んでください。
A: "Can you (          ) a duck from a goose?"
B: "I have no idea. I grew up in the city!"
① call ② choose ③ say ④ tell

 

 

さて、答えは決まりましたか?

 

実はこの問題、センター試験の問題なのですが、
正答率はなんと、23%程度なんです!

 

一番多かったのは、② choose 43%でした。

 

②を選びたい気持ちはわかりますが、
②を選んだ人!

 

もしかして、全文を訳しましたね!?

 

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引っかかった理由はソレなんです!

 

和訳すると
意味の似た言葉が見つかってしまって、
選択に迷ってしまうんです。

 

ところが!

 

今回の問題は、「tell A from B」
「AとBを見分ける・区別する」
という熟語であることを知っていれば解ける問題でした。

 

答えは④ tell です。

このように、英文法は“正しく”解かないと
知らないうちに損をしているかも知れませんよ?

 

 

ということで、様々な問題を使って、
熟語や文法の見つけ方
選択肢の削除の仕方
和訳しないと出てこないもの
を紹介したいと思います!

 

 

Level 1

Q1: We (          ) the world situation.
① discussed ② discussed about 
③ discussed in ④ discussed over (北海道文理科短大)

 

まずは、オーソドックスな「自動詞と他動詞」です。
高校英文法の初めにあって、
「これやってどーするの?」ときかれる
英文法No.1でもありそうな文法ですが、
コレ。

 

「discuss」は他動詞→前置詞を後ろにつけない動詞

 

なので、自動的になんです。

 

訳す必要もないんですね!
文法で学んだことが活きる良い一例だと思っています。

 

Q2: He survived the operation (          ) to die of pneumonia.
① but ② only ③ so as ④ until (南山短大)

 

さて、こちらの問題ですが、空欄の前後関係を見ましょう。
前:生存 ↔ 後:死亡 となっています。

ここから、「結局死んでしまった」というのがいいでしょう。

 

*英文は不謹慎な表現も多い気がしますね :)
つまり、「only to V(動詞)」で
結局Vする」という不定詞の慣用表現を使います。

 

答えは

 

ただし!
「survive」の意味くらいは知っていないと解けません。

 

単語を知らないと解けない
、というのもあながち嘘ではありません!

 

Q3: あの湖を見ると、君は必ずその美しさに心を打たれます。
You (          ) (          ) (          ) (          ) (          ) (          ) by its beauty.
① being ② impressed ③ never 
④ see ⑤ the lake ⑥ without (京都学園大)

 

さて、この問題は、
「~すると、必ず-する。」という表現に注目です。
「never ~ without -.」という動名詞の重要表現がありました。

 

直訳すると、「-せずに~することはない。」ですが、
意味的には「~すると、必ず-する。」と言えそうですね。

 

つまり今回は、
(You) never see the lake without being impressed (by its beauty.)
と書けます。

 

答えは③④⑤⑥①②です。

 

このように、重要表現(熟語)
が肝になった問題
ですが、
この問題も、
「without(前置詞)」
のうしろは名詞or動名詞

ということを知っていないと、順番もグチャグチャになりかねません。

 

ね?文法って大事ですよね?

 

TOEICTOEFLIELTSだって同じです。
規範文法と言われる
しっかりとした文法なしには

本物の「英語力」は
絶っっっっ対に付きません

Q4: "Jane won't be able to attend the party tonight? Why not?"
- "She says he son's caught a cold and (          ) care of him."
① must be taking ② must have taken 
③ will be taking ④ will have been taking (センター)

 

Level1最後の問題はこちら。

 

答えはですが、
58%の人が①を選んでいるんですね。

 

これは、文法が曖昧だから!なんです。

 

① must は「(今)~しているに違いない。」
なんです。今、なんです。

 

でも、前者のセリフには「tonight」がありますね。
「今夜」のことですから、
「これから」のことだと推測されます。

 

つまり、単純未来の「will」を使いましょう!
となるんですね。

 

さて、Level 1
問題を訳すよりも先に答えの出るシリーズでしたが、
Level 2では
「選択肢を切る」ことを中心に紹介したいと思います。

Level 2

Q1: Tom (          ) he would be absent from school next week.
① said ② says ③ told ④ was telling (大阪経大)

 

では、この問題を考えていくわけですが、
もちろん、訳しません!

 

まず、主語が2つある(複文)なので、
うしろは
thatが省略されたthat節(~ということ節)
だと考えてみましょう。

 

すると、うしろに直接thatが来るのは
sayなので、③・④はありえません

 

atのような時点を表す言葉もありませんから、
進行形である④はやっぱりありえません

 

さらに、that節の中はwouldなので
時制の一致より、②もありません

 

つまり、答えはですね!

 

文章で書くと長いですが、
これを考える時間は
長くて10秒
です。

 

文法・語法を知っているだけで
こんなに短時間で答えにたどり着けるんです!

Q2: The brakes need (          ).
① adjusted ② adjusting ③ be adjusted ④ to adjust (別府大)

次はコチラです!

 

まず、無生物主語ですね。

さらに、動詞がneedです。

 

この時点で「(物)が~する必要がある。」
というのはオカシイので、
「~される必要がある。」わけです。

 

続いて、wantとneedは、
通常、to+動詞の原形ですが、
~ingにすると、「~される必要がある
と受動態っぽくなる表現がありましたね。

 

というところから、答えはです。

ね?訳してないでしょう?

 

Q3: His paper is superior (          ).
① than I ② than mine ③ to me ④ to mine (東海大)

さて、3問目。

 

見るのは、(     )の前の"superior"だけ
ラテン語に由来する比較級は、
thanじゃなくてtoでしたね。

 

ということで答えは

 

今回の、be superior to~は優れているという意味ですが、
対義語は、be inferior to~で、劣っている。

他にも、be senior to~(年上)
↔ be junior to(年下)もありますね!

 

Q4: The athelete was standing so close to me that,
(          ), I could have reached out and touched her.
① had I tried ② I had tried ③ I have tried ④ I tried (北海学園大)

 

Level2最後の問題です!

 

随分と長いなぁ。訳さないと無理かなぁ…
と思ってしまいそうですが、大丈夫!

 

カンマで区切られた文章ですから、
A, B, C.のように考えてみましょう。

 

まず見るのはCです。

 

時制が完了時制なんです。

 

でも、Aを見ると
過去(進行形)時制なんです。

 

ここで疑うのは、「仮定法」

 

時制が違うってことは、Bでなんかあったんですよ。

 

今回は、Bに仮定法のIf節が来てたんですね。

 

でも、選択肢にifがない!!

 

よく見てみると、had I ~がありますね。

 

倒置するとifが消えるのも、
仮定法の特徴でした。

 

ということで、答えはです!

 

さて、ここまでは
訳を考えずに、熟語や構文、文法で乗り切りましたが、

 

最後に、Level 3では、訳を考える問題でも
手間を最小限にする方法
を紹介して終わりにしたいと思います。

 

Level 3

Q1: A big earthquake may reduce our civilization (           ) chaos.
① at ② on ③ to ④ with (東京薬科大)

 

さぁ、Level 3はここからスタートです。

 

難しいのかな。と思うと、そうではありません。
やってみましょう!

 

(     )の前後に注目です。

 

文明(civilization)と混沌(chaos)は、
およそ対義語であるとともに、
文頭のA big earthquakeは、
文明を崩壊させるかもしれない(may)
ので、状態の変化を表していますね。

 

つまり、答えは

 

前置詞のtoは、
変化のベクトルを表しているんですね!

 

もちろん、選択肢が全て前置詞ですから、
前置詞の問題だ!と考えてもいいですね!

 

あ、ちなみに、
「reduce A to B」
「AをBの状態にする(reduceなのでマイナスのイメージ)」
という熟語でもありますよ!

 

 

少し話が逸れますが、
単語はスペル・読みを覚えるのはもちろんですが、
イメージで覚えられることも確かです。
語源を遡ると
たくさんイメージだけで繋がるんですね。
また詳しく紹介しますね!

 

Q2: Come what (          ), I will stick to the dicision I have just made.
① can ② could ③ has ④ may (英検準1級)

 

今度は、
全ての選択肢が助動詞です。

 

ですが、これも、訳を考えるのは最小限です。

 

まず、カンマ以降を見ましょう。

 

「will stick」ですから、
貫き通す!という感じですね。

 

「will」ですし、
これからの話であることは間違いなさそうです。

 

つまり、
可能性の話ですね。

 

「come」
「来る」→「起こる」のイメージ。

 

つまり、カンマの前は、
「何が起こっても」
というニュアンスでしょう。

 

というところから、です!

 

単語(熟語)
文法
核となる考え方(イメージ)

 

この3つが揃えば、
英検準1級だって、へっちゃらです!

 

Q3: The significant changes (          ) humans
have occurred in only the last 200 years.
① bring about ② bringing about 
③ brought about ④ brought about by (獨協大)

 

少し文章そのものが難しそうですが、
実は、大事なことを知っていれば、
一瞬で決まるんです。

 

まず、
(     )の中に動詞が入ってしまうと、
have occurredの行き場所がなくなってしまいます
ここから、①はありえません

 

次に、
「significant changes (重要な・大きな変化)」
独りでに起こりませんから、

 

もたらされた(brought)ものである
と考えると、②もありえません

 

最後に、
「bring about」は
「〜をもたらす」
という群動詞
ですから、

 

「もたらされる」場合は
「群動詞+by」
ですね。

 

つまり、です。

 

ちなみに、群動詞とは、
「laugh at」や「speak to」などの
「動詞+前置詞」でセットになった動詞のことです!

 

Q4: Recycling is a process (          ) materials are given a second life.
① by which ② that ③ whose ④ with which (立命館大)

 

最後はこちらです。

 

ここまで問題を紹介して、
一つ言えるのは、
とてつもなく難しい問題を除いて、

 

紛らわしい英文は、
中堅層の大学に多いということです。

 

では、参ります。

 

まず、
(     )の前が
「process(手段・方法)」
なので、

 

後ろの文の後ろにも方法を表す文があったことが伺えます。

 

by+(手段・方法)

「〜することによって」

と言えます。

 

よって、答えはです。

 

では、実践編です!

実際に問題を解いてみましょう!
*まとめ・全訳
は記事の下の方です!*

Q1: All you have to do is (            ) for dinner tonight.
① get dress ② get dressed 
③ get dressing ④ get to dress (名城大)

Q2: I find it difficult to keep the coversation (          ).
① carrying ② coming ③ going ④ holding (英検2級)

Q3: There are few places downtown for parking,
(          ) is really a problem.
① what ② where ③ which ④ who (センター)

Q4: He came all the way to my office to discuss (          ) with me.
① about the plan ② as to the plan 
③ over the plan ④ the plan (上智大)

Q5: I think that's a very (          ) story.
① credential ② credible ③ credit ④ credulous (上智大)

Q6: You (          ) come with us,
since you are saying you have nothing better to do tonight.
① might as well ② shouldn't ③ would ④ would have (慶応大)

Q7: Asked about the new car's outstanding features,
the car dealer first mentioned (          ) of fuel.
① about its economic use ② about its economical use 
③ its economic use ④ its economical use (慶応大)

Q8: With the invention of agriculture, there was a (          ) explosion,
as it became possible to go on to much higher level of production than before.
① bomb ② food ③ land ④ population (中央大)

 

*解答・解説* 赤くなっているのが答えです。

Q1: All you have to do is (            ) for dinner tonight.
① get dress ② get dressed 
③ get dressing ④ get to dress (名城大)

 

まず、選択肢を見ましょう。

カタチの違う「dress」がありますね。

「dress」は「(服を)着せる」という

使役っぽい動詞ですから、

(     )の後ろには、人がいないと、着せれません。

すると、「着る」の意味として使うと言えます。

「dressed(過去分詞)」の状態で「着る」になりますね。

すると、です。

 

ちなみに、
「All you have to do is to V」
で「Vしさえすれば良い」

 

という意味ですが、今回は「to」が省略されています。

 

もちろん、解く際には訳しません!

 

Q2: I find it difficult to keep the coversation (          ).
① carrying ② coming ③ going ④ holding (英検2級)

まず、選択肢を見ましょう。

この問題は、分詞の問題ですね。

 

次に、(     )の前を見ると、「conversation(会話)」があります。

 

会話は
「続く(going)」性質を持っ
ていますから、です。

 

Q3: There are few places downtown for parking,
(          ) is really a problem.
① what ② where ③ which ④ who (センター)

 

まず、選択肢を見ましょう。

この問題は、疑問詞or関係代名詞の問題ですね。

 

「,」もあるので関係代名詞の問題とみていいでしょう。

 

次に、(     )の後ろを見ると、「問題だ(problem)」となっています。

 

ここで、先行詞1つ、今回なら駐車場(parking)を考えると、
駐車場が問題、では話がまるで通じませんね。

 

つまり、前文全体が先行詞(先行節)になっていた
前文全体を先行詞(先行節)にできるのは
「which」だけ
なので、

 

です。

 

Q4: He came all the way to my office to discuss (          ) with me.
① about the plan ② as to the plan 
③ over the plan ④ the plan (上智大)

 

これは、選択肢を見るまでもない問題です。

 

(     )の前が、「discuss」ですから、
前置詞(about, as, over)を取りません

 

よって、です。

 

Q5: I think that's a very (          ) story.
① credential ② credible ③ credit ④ credulous (上智大)

 

これは、選択肢をみましょう

 

似た言葉が並んでいますから、品詞の問題ですね。

 

次に、(     )の前後を見ましょう

 

「a ~ story」となっていますから、
大きく名詞句です。

 

更に、名詞の前に空欄がありますから、
形容詞(②or④)が入ることも推測できますね。

 

②は確実な→人&物、④は騙されやすい→人
に使うので、です。

 

Q6: You (          ) come with us,
since you are saying you have nothing better to do tonight.
① might as well ② shouldn't ③ would ④ would have (慶応大)

 

選択肢を見て、これしかない、と思った方もいるのでは!?
と思いますが、解説をしていきます。

 

「since」が理由を表す接続詞です。

 

ここから、後ろの文は理由の中身、ということになります。

 

その中身には、「何もすることがない」と書いてあるので、
(     )の前後から推測すると、「一緒に来たほうがいい」
と言えそうです。よってです。

 

それ以外を入れてしまうと、
②は冷たい人、③は意味不明、④は文法的に誤り
となります。

 

Q7: Asked about the new car's outstanding features,
the car dealer first mentioned (          ) of fuel.
① about its economic use ② about its economical use 
③ its economic use ④ its economical use (慶応大)

 

まず、選択肢を見るわけですが、
すごく似ています。。。

 

でも、(     )の前は「mention(述べる)」これも前置詞を取りません。
から、①と②はありえません

 

つぎに、「economic」と「economical」
ですが、それぞれ、「経済学の」「経済的な」
という意味です。

 

この場合、自動車・燃料の話がありますから、
「economical」が良さそうですね。です。

 

訳が必要になるパターンです。

 

Q8: With the invention of agriculture, there was a (          ) explosion,
as it became possible to go on to much higher level of production than before.
① bomb ② food ③ land ④ population (中央大)

 

最後です。

 

選択肢を見ても「何」についての問題か
はっきりしませんね。

 

ですが、(     )の後ろを見ると、
「explosion(爆発)」があります。

 

「a ~ explosion」は名詞句になります。

 

また、②食べ物の爆発と③島の爆発は意味がわかりません。

 

①か④になるのですが、

 

(     )の少し前には、
「the invention of agriculture(農業の発明)」があります。

 

ここから、推測すると、
文明の起源を考えて、「人口爆発」という単語がふさわしいように思います。
よって、です。

 

このように、推察力や一定量の知識が必要
であることもわかります。

 

最後に、
英文法の「正しい」解き方
まとめておきたいと思います。

・全文を訳さないこと。

もちろん、練習では全文を訳して、構造や文法を把握しましょう!
他の選択肢の意味や、ダメな理由も考えます!

・単語や文の構造を把握すること。

(     )の前後や「,」の前後での違いも重要です!

・選択肢を吟味すること。

ここで、「何を聞かれているのか」に注目します。
優先度的には1番です。

この3点に集約されていると思います。

もちろん、単語熟語、一通りの文法内容
を知った上でですよ!

今日から、「正しく」解いて

本物の英語力を身につけましょう!

質問はこちらまで。

 

*今回使用した英文の全訳*

Lv.1
Q1:我々は世界情勢について話し合った。
Q2:彼は手術で一命をとりとめたが、結局肺炎で亡くなった。
Q3:あの湖を見ると、君はその美しさに必ず感動する。
Q4:「ジェーンは今夜のパーティーに来られないんでしょ?なんで?」
ー「息子が風邪引いて、看病するからって言ってたよ。」

Lv.2
Q1:トムは来週学校を休むと言った。
Q2:ブレーキは調整の必要がある。
Q3:彼の課題は僕のよりも優れている。
Q4:その選手は僕のすごい近くにいたから、
やろうと思えば、手を伸ばして触れたと思う。

Lv.3
Q1:大地震が文明を混沌とさせた。
Q2:何が起こっても、僕は決めた考えを貫くよ。
Q3:人間によってもたらされた大きな変化はここ200年で起こっている。
Q4:リサイクルはものに第二の命を与える方法だ。

実践編
Q1:あなたは今夜の夕食の身支度さえすればよいのです。
Q2:会話を続けるのが難しいとわかった。
Q3:都心には駐車場が少ないのが問題だ。
Q4:彼は僕とそのプランを話すためだけに来た。
Q5:あれはかなり正確な話だと思う。
Q6:今夜何もすることがないっていうなら、一緒に来たほうがいいよ。
Q7:新しい車の特徴について聞くと、ディーラーはまず燃料の経済的使用に言及した。
Q8:農業の発明により、以前にもましてより高いレベルでの生産への移行が可能になったので、人口爆発が起こった。

 

以上!

大学受験 英文法の正しい解き方をお伝えしました!

 

中学受験 公立中高一貫校(神奈川県) 求められる力

こんにちは!

あざみ野・新百合ヶ丘・たまプラーザの学習塾/予備校の

MySTEP(マイステップ)です!

 

今日は、

中学受験「公立中高一貫校(神奈川県内)」

合格に必要な「チカラ」とは?

です!

 

中学受験というと、
私立の中学校を受験するというのが一般的ですが、
公立の中高一貫校もあります。

神奈川県内には以下の10校の公立中高一貫校が存在します。

 国立

横浜国立大学教育学部附属横浜中学校(連携型)
 *横浜国立大学教育学部附属鎌倉中学校(附属・連携先なし)

 地方公共団体

神奈川県立相模原中等教育学校(中等教育学校型)
神奈川県立平塚中等教育学校(中等教育学校型)

横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校附属中学校(併設型)
横浜市立南高等学校附属中学校(併設型)

川崎市立川崎高等学校附属中学校(併設型)

愛川町立愛川中学校(連携型・非受験)
愛川町立愛川東中学校(連携型・非受験)
愛川町立愛川中原中学校(連携型・非受験)

いずれの学校の受験も
簡単ではありません

というのも、
適性検査と呼ばれる
AL(アクティブラーニング)入試的な問題形式
があるからです。
一般的に思考力を問う試験ですから、
私立の中学校の受験とは一線を画した問題になっており、
知識よりも、今ある情報をどう使うか
というところに焦点を置いた、
非常に能動的な学びを必要とする試験です。

小学生の時期というのは、
発達教育の観点から言えば、
直感的思考から論理的思考に移り変わる
非常に重要な時期でもあり、
この時期に触れる思考プロセス
一生物になる、といっても過言ではありません。

通常の中学受験は未だ、詰め込み型を中心とする、
知識と発想の問題形式ですが、
公立中高一貫校の入試 (適性検査)は、
思考と発想に重点を置いた問題形式です。

どれだけ正確に情報を
読み取り
整理し
答えの糸口に辿り着く
が求められています。

この問題を解けるような受験生が
最大で10倍ほどの倍率で合格していくのですが、
その中には、
私立中学校の御三家や上位校を
併願受験している受験生も少なくありません。

ただし、
私立の上位校の受験生が公立中高一貫校を併願できても、
公立中高一貫校を目指す受験生は、
私立を併願しづらい

ということをお伝えしておかなければなりません。

先にお伝えした、AL入試ですが、
私立の導入はまだ多く無く
そうでない一般の試験では、
算数では
中学受験特有の特殊算を含む問題が多く
理科・社会では
思考に加え、
膨大な量の
(通常の公立中学3年分に匹敵する)知識
が必要になるため、
私立の受験生に対して、少々分が悪いということです。

私立中学の入試も含めて、
単なる一問一答ではまるでダメです。
原因と結果や思考プロセスを把握した上での
解答が求められます。

また、適性検査は(神奈川県・横浜市川崎市)の場合、
適性検査Ⅰ適性検査Ⅱに分かれており、

 適性検査Ⅰ国語・社会系の問題で、
与えられた課題文や資料をどう整理し、
自分の意見をどう展開するか、が重要になってきます。

 適性検査Ⅱ算数・理科系の問題で、
今ある情報からどの道筋を辿れば答えに行き着くのか、
という公式探しから始まります。
つまり、情報さえ与えれば、学習範囲は問わない
とも言えるということです。

時事的な課題文
理科年表を用いた動植物の様子や習性
多面体を文字どうり多面的に把握する空間把握問題
の出題が顕著です。

また、こういった中学校では、
定期試験の問題も思考力を問う問題になっており、
近隣のすすき野中やあざみ野中、王禅寺中などの
一般的な公立中学校の問題と比べると
かなり難易度が高いと言えます。

さて、公立中高一貫校は、
学区が指定されており、
私立中学では学区はおよそ無く、
神奈川県内の公立高校も学区は撤廃されましたが、

公立中高一貫校は、
神奈川県立であれば、神奈川県民のみ
横浜市立であれば、横浜市民のみ
川崎市立であれば、川崎市民のみ
の受験資格となっています。

高校入試や大学入試においても
思考型の問題が増えている昨今、
まず注目すべきは、
「公立中高一貫校」なのかもしれません。
*公立高校入試の問題が、
他の都道府県の公立中高一貫校
入試問題になっていたりするのです!

大切なことは、
どの段階の勉強・学び
においても、
能動的な学び
を大切にすることです。

公立中高一貫校受験では
特に顕著ですが、
自分のハテナを明確にする勉強をすること
自分のニガテを目の当たりにする勉強をすること
つまり、勉強において自分を知ること
が、能動的な学びを作り出すのです。

今後の学習指導要領や入試の変革によって
さらに必要になる能動的な姿勢。
皆さんも日頃の学びで意識してみましょう!

 

ちなみに…
私立中学
では、
NEW TREASUREBirdland
体系数学
のような中高一貫用教材を用いて、
4〜5カ年で公立中学・高校の
6カ年のカリキュラムをこなす学校も多く、
各校、進学率や必修科目以外の教育にも
力を入れています。
*近隣では、捜真女学校、青山学院横浜英和、
実践女子、中大横浜、森村、日本女子、跡見学園
桜美林神大附属、桐蔭 などがあります。(順不同)

【小・中学生向け】正しい問題演習の仕方(英語・社会編)

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こんにちは!

あざみ野・新百合ヶ丘・たまプラーザの学習塾/予備校の

MySTEP(マイステップ)です!

今回は、

正しい問題演習の仕方(英語/社会編)

をお伝えします!

MySTEP通信では、

正しい「勉強」とは一体何なのかについてお伝えしてきました。

正しい「勉強」とは

「理解・暗記・演習」の3要素が実施されていること
3要素の中に「説明する」という工程が含まれていること

を言います。

以前のブログで「理解・暗記・演習」の3要素の中の演習時における「説明」についてお伝えしました。

 

mystep.hatenablog.jp

 

 

mystep.hatenablog.jp

 

知識を理解・暗記したあとは、

演習の中で「知識の説明」と「勉強法の説明」を行うことが最も重要です。

演習時における「知識の説明」では、

「理解・暗記」した知識が正しく暗記できているか、
知識に修正があるか(あるとすればどのような修正が必要か)
「理解・暗記」がどのレベルまで達成しているか

を説明できることが必要です。

「勉強法の説明」では、

自分の勉強法の修正点・改善策を説明できること

が必要です。

このように、「知識」と「勉強法」の振り返りを行うことで、自分の勉強法の精度を上げていくことができます。

今回は、例を用いながら演習時における「説明」の方法や大事なポイントを詳しくお伝えします!

まずは、例を用いて「知識」と「勉強法」の詳しい説明方法についてご紹介します!

例:社会(歴史)

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~知識の説明~

① 

丸つけをしたあと、間違えた選択肢と正答の選択肢の解説を読む。
「aを選択肢4の神戸と答え、正答は選択肢2の堺だった。bは鹿児島で合っていた。」

理解・暗記していた知識の何が違っていたのかを確かめる。
平清盛が関西地方で日宋貿易を行っていたことはわかっていたが、詳しい場所までは暗記していなかった。また、勘合貿易大阪府の堺で行われていたことを忘れてしまった。」
「bの正答に関しては、勘で当たった。ザビエルが到着したのは鹿児島。」

間違えた選択肢と正答の選択肢以外にも注目し、知識の確認をする。
「選択肢3のアメリ総領事館がおかれたのは静岡県の下田である。」

選択肢の内容に関して、教科書等を使い、解説には載っていない知識の確認を行い、 新しく理解・暗記した知識をノートやよく使う参考書等に書き込む。

「選択肢1のザビエルが鹿児島に到着したのは1549年。その後、キリスト教が日本に広まった。」

「選択肢2の勘合貿易日明貿易)は1404年の室町幕府の頃に、明(中国)との間で行われた。勘合貿易により、日本の文化に中国の文化が加わり、北山文化・東山文化が生まれた。」

 

~勉強法の説明~

なぜ間違ってしまったかの原因を明らかにする。

「貿易や外国人の来航に関して、出来事の内容は把握していたが、年号や場所までは暗記していなかった。」

次に同じような間違いをしないために、勉強法の修正点を挙げる。

「出来事を暗記する際は、最低でも“いつ(年号)・誰が・どこで・どのように・どうなった”という項目を暗記するようにする。教科書等に載っていない情報は調べて付箋等で追記しておく。」

「時代順に暗記するだけでなく、“貿易”“日本に来た外国人”のようにテーマごとにまとめておく。」

実行する。

 

例:英語(文法問題)

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~知識の説明~

丸つけをしたあと、間違えた選択肢と正答の選択肢の解説を読む。

「選択肢3“Could you~?”を選んだが、答えは選択肢2の“Shall I~?”だった。」

理解・暗記していた知識の何が違っていたのかを確かめる。

「助動詞の会話表現を忘れていた。」

「“Could you~?”と“Can you~?”の違いがわからない。」

間違えた選択肢と正答の選択肢以外にも注目し、知識の確認をする。

「選択肢1の“Do I~?”は一般動詞の疑問文の用法である。」

「選択肢3の“Could you~?”は“Can you~?”『~してくれませんか?』を丁寧に言い換えたもの。『~してくださいませんか?』と訳す。」

選択肢の内容に関して、教科書等を使い、解説には載っていない知識の確認を行い、 新しく理解・暗記した知識をノートやよく使う参考書等に書き込む。

 

忘れている会話表現をまとめると、

○相手に依頼する場合
Will you~?/Can you~?
「(あなたが)~してくれませんか?」
○相手に丁寧に依頼する場合
Would you~?/Could you~?
「(あなたが)~してくださいませんか?」
○相手に許可を求める場合
May I~?/Can I~?
「(わたしが)~してもいいですか?」
○相手に申し出る場合
Shall I~?
「(わたしが)~しましょうか?」

となる。

 

~勉強法の説明~

なぜ間違ってしまったかの原因を明らかにする。

「会話表現の内容を暗記していなかった。使用しているテキストを確認したところ、会話表現について載っていたので、会話表現の他にも暗記が不十分な項目があるかもしれない。」


次に同じような間違いをしないために、勉強法の修正点を挙げる。
「今までは使用しているテキストのポイント(説明)部分の理解はできていたが、暗記せずに演習に入ってしまっていた。これからは暗記の精度を上げるため、確認テストを随時行う。1週間に1周はテストを行い、暗記が不十分であればテストの頻度を上げる。」

 

実行する。

 

模試の振り返り方法

 

次に、中学3年生向けに、演習時における「説明」を活かした模試の振り返り方法をご紹介します!

(中学1・2年生も模試の振り返りとして実践してみてください!)

模試の後は必ず「問題分析(知識の説明)」と「自己分析(勉強法の説明)」を実施しましょう!

 

<問題分析(知識の説明)>

 ×問題(偶然正解した問を含む)において、

「なぜその答えになるのか」
「なぜ自分の答えではダメなのか」

を分析します。

次に同じ問題が出てきたら、正解できるだけでなく「正解・不正解の根拠・過程まで」説明できる状態を作ります。

問題から答えを導く過程を理解するようにしてください。

×問題からその知識を吸収するだけでなく、×問題に関連する知識も復習するとより学習効果が高まります!

 <自己分析> 

「自分はなぜ間違えてしまったのか」を「知識」「学習法」の観点から分析します。
まず、「知識」の観点から分析し、自分の失点原因を特定します。

「理解不足?」「暗記不足?」「応用力不足?」「○〇力不足?」などを自己分析して失点原因を特定します。

その後、「学習法」の観点から、今までの学習法の改善点を特定し、改善策を考えます!

 

<分析の流れ>

英語長文で失点

問題分析をして回答の根拠まで説明できる状態を作る(次回解いたときに正解できて、根拠も説明できる状態)

失点の原因は何かを知識面から自己分析

「単語力?」「文法力?」「短文解釈力?」「速読力?」「文章読解力?」の何が足りないのかを特定する

その力をつけるために「勉強法をどのように改善するか」を自己分析

「今後○○○をする!」

※模試は時間的制約・精神的圧迫が失点の可能性があるため、解答を見る前に、時間を制限せずに解き直しを実施し、その後「問題分析」「自己分析」をして下さい。

教室には、大学受験生に向けた「模試の振り返り方法」を掲示しています。中学生もぜひ、実践してみてください!

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 以上です!

正しい演習法をマスターして、できるだけ塾に頼らず自分で勉強できる状態をつくりましょう!

英検・TOEIC・TEAP・GTEC・TOEFL・IELTS の 特徴と対策

こんにちは!

あざみ野・新百合ヶ丘・たまプラーザの学習塾/予備校の

MySTEP(マイステップ)です!

 

今日は、
英語外部試験
「英検・TOEIC・TEAP・GTEC
TOEFL・IELTS」

です!

大学入試の変革(センター試験の廃止・大学入学共通テストの新設)によって、
英語外部試験(民間試験)の需要が高まってきました。
 *大学入試の要件を満たした英語試験はこちら(PDFファイルが開きます)。

各大学が英語外部検定利用を薦めています。
 *詳しくはこちら(PDFファイルが開きます)。
 GMARCH早慶上智の基準スコアはやはり高めですね。

評価にはCEFR(ヨーロッパ共通参照枠)が用いられ、
級ではなく、スコアで判断されます。
移行期間が設けられてはいますが、原則4技能(LRSW*)測定です。
*... Listening, Reading, Speaking, Writing の略。

検定について
① 各試験の特徴
② 各技能の特徴と対策
の2本立てで進めていきます。

それでは、行きましょう!

① 各試験の特徴
各検定の説明をする前に、少しだけ。
多くの試験は、
General ModuleAcademic Moduleの2タイプがあります。
General Moduleは一般用。生活を意識して作られています。
Academic Moduleは学術用。大学等での場面を意識して作られています。

英検
General度 ★★★☆
Acadimic度 ★★☆☆
言わずと知れた、日本最長の英語検定ですが、
2017年度から3級にもWritingが加わるなど、進化しています。
また、大学受験の外部試験として採用されるために、
1日でできる英検CBT*も始まりました。
*...Computer Based Testの略。
ケンブリッジ大学の機関との業務提携もあり、
大学受験英語とは違った一面を持った検定です。
近年は、合否判定にスコア評価が導入され、
その数値でどの分野が弱点なのかも把握できます。
日本最長の検定であることもあり、対策本が数多出版されています。
大学入試での導入も多く、オトクな検定でもあります。
日本での認知度はバツグンですが、海外での認知度はほとんどありません。
あくまでも、日本の中の英語検定と言うところでしょうか。
私立高校の推薦加点では英検の級が影響します。
今の成績に何点加点されるのか、考えて受験をすることもできます。

1級では文法や語法の問題はネイティブでも難しい単語が出てきます。
各級ともに単語や熟語の対策が明暗を分けるテストでもあります。
小中学生(外国の在住経験・英会話の経験なし)
英語検定受験
は、
テキストを1〜2冊、単熟語も含めて完璧に仕上げること
が先決です。

TOEIC
General度 ★★★★
Acadimic度 ★★☆☆
ビジネスや留学などでも注目度の高いTOEICですが、
近年の受験者の4割は日本人だとも言われています。
大学受験英語でも選択肢の吟味に使用される「品詞」
この品詞の使用について詳しく学んでおきましょう。
アメリカ英語が中心となった試験ですが、
時々違ったアクセントに出会います。
昇進や手当の基準など、社会人の受験の割合も高いTOEICですが、
L&R(990満点)とS&W(400満点)の2タイプに分かれています。
L&R
文法・語法からメール文・新聞記事の切り抜きのようなものまで
満遍なく測定されます。945点以上はケアレスミスをするかどうか
運、と言えますね。
S&W
短時間で重要な技能(日常のワンシーンから会議・自分の意見まで)
の測定をされますが、400点を取ることは中々簡単ではありません。
他の英語試験に比べて効率の良い英語試験です。

ちなみに、
大学生のTOEIC平均は約580点、社会人のTOEIC平均は約600点
と、TOEICそのものの平均点が580〜600点であることを考えると、
非常に平均的なスコアです。

TEAP
General度 ★★☆☆
Acadimic度 ★★★☆
大学受験を見据えた4技能測定のために作られた英語試験
それがTEAPです。
高等教育(大学教育)で出会う場面や言葉・フレーズを想定して作られたもので、
全体のレベルが高めに設定されています。
他の英語試験は幅広く設定されてる事が多いのですが、
TEAPはアカデミック(学術的)な内容です。
長文では
語注がないため、知らない単語を推測する力
リスニングでは
一回しか流れないため、重要なキーワードを聞き取る力
ライティングやスピーキンでは
短時間でまとめて、述べる
が求められます。
他の検定に比べ高度です。

ちなみに、一般的なテストとアカデミックなテストとでは、
普通、アカデミックの方がレベルが高いです。
一般的なテストは「生活」が根底にありますが、
アカデミックなテストは「高等教育」を主とするからです。
世界的な大学(高等教育機関)進学率は60%程度です。
まだまだ、生活よりも高等教育のレベルの方が高いという事がわかります。

GTEC
General度 ★★★☆
Acadimic度 ★★★☆
ベネッセが主催するスコア型英語試験です。
公立高校でも1年生から、
私立の中学校では中学3年生から導入されるなど、
認知度の高い試験でもあります。
大学生や社会人向けに用意されたGTECもありますが、
英検に比べ、世界的な認知度は高く
アメリカとカナダの154の学校で、入試に用いられています。
こちらもTEAPと同じでアカデミックな内容を主体としていますが、
学年によって問題のレベルも変わるため、
今の英語力でできる事を測ることができます。

TOEFL
General度 ★★★☆
Acadimic度 ★★★★
日本ではIBT*と呼ばれるテストが実施されているTOEFLですが、
簡潔に言うと、TOEICのアカデミック版です。
*...Internet Based Testの略。
アメリカやオーストラリアをはじめとし国々で、
入学や進級、卒業の基準となっています。
この試験は4技能を測定する試験ですが、
Listeningが60〜90分と、
他の英語試験に比べて長く、講義を聞いて答える
ICUのリスニングのような試験です。

トータル120満点のスコア型試験です。
大学留学で61以上、大学院留学で80以上
が概ねの基準です。
TOEFLの世界平均が約80と言われていますから、
難易度も高く、受験者レベルも高いんですね。

IELTS
General度 ★★★★
Acadimic度 ★★★★
日本では認知度の低い英語試験ですが、
世界的な受験者は多いと言えます。
簡単に言うと、イギリス英語検定です。
TOEICTOEFLがUKVI(イギリスのビザ)に使用できないため、
日本で受験できるイギリス留学・在住のための英語試験は
IELTSのみです。
*イギリス国内ではGESEの実施もあります。
テストの形式は他の英語試験と大きく変わることはありませんが、
SpeakingはFace to Faceで行われ、
コンピューターは使用されません。
テスト形式もGeneralAcademicの2つがあり、
滞在・在住か留学か、目的によって受験タイプが変わります。

IELTSはスコア型ではなく、
バンドスコアと呼ばれる評価基準が取られており、
4技能それぞれのバンドを総合して、
全体のバンドスコアが算出されます。

日本ではまだ認知度の高い検定とは言えません。
テキストの数もまだまだ少ないですが、
テストの時間は他の試験と比べて短く、
イギリス・オーストラリア・ニュージーランドでの生活が想定されており、
アクセントから出題される地名や習慣までが
その地域を中心に構成されています。

② 各技能の特徴と対策
Listening
英語試験でのリスニングは
40~60分が多いです(英検5~3級は短いです)。
集中力の必要な技能でもあります。
日本語で小一時間話されていることを想像してください…ね…。

テレビでも方言が出てくると聞き取りづらいことがあるように、
英語のアクセントの違いから、聞き取りやすさが変わります。
アメリカ英語とイギリス英語との違いは有名ですが。

リスニングの速さですが、
英検は1級でも
TOEICTOEFLに比べて遅いです(体感)が、一会話が長いです。
これからTOEICTOEFLの対策を考えている方は、
英検の2級や準1級で慣れましょう。

対策はこちら!
STEP1 単語の正しい発音を知る
正しい発音を知ることで、聞こえてくる音を自分の知っている単語と結びつけます。
このとき、英語の接頭語接尾語語幹の持つイメージ
について知っておくと効果的です!(詳しくは質問してください!)

STEP2 書き取りの練習をする
ディクテーションと言います。
聞こえてくる単語を、穴埋めから書き取る練習をしていきます。
STEP1で知った正しい発音が正しく聞き取れるか、を練習します。

STEP3 要約の練習をする
聞き取れるようになったら、要約の練習です!
聞こえた話を要約します。
日常的な会話と同じように聞き取れるようになりましょう!

Reading
この分野はどの試験も(大学入試でも)問題の形として
似通っています。
1.文法・語法
文法(品詞含む)や単語・熟語・フレーズに関する問題です。
「選択肢を切る」という解答法が一般的です。
日本語訳を考えるよりも、
前後の文の関係から品詞や使える時制を把握します。
テキストで繰り返し練習しましょう。
単熟語帳を仕上げるのも効果的です!
mystep.hatenablog.jp 
2.整序・文完成
語順や文の順番を並び替えて、意味の通る文を作る分野です。
ここでも、いきなり文を作るのではなく、
熟語やまとまりを作ることから始めます。
作ったまとまりをどうやってくっつけるか
を考えましょう!

3.読解1
読解1は広告やメール文です。
センター試験でもそうですが、受験者の多くは、
見落としが多い!
読んでいるつもりで、読んでない
ということが多いです。
しっかりと情報をまとめて
本当にそのチラシやメールを受け取った人になって、
読み、解答しましょう。

4.読解2
読解2は物語や日記、評論文・新聞記事です。
日本語でも少し読むのを躊躇うようなものもありますから、
こういうものこそ、精読が必要です。
General Moduleでは取扱説明書のようなものが出てきます。
どれも、状況や状態を想定しながら、
まとめながら、
読みましょう。

Speaking
日本人が苦手、と謳われる技能です。
他言語に比べ、
言語の文構造が英語と遠いのが問題です。
地域によって話し方や使う文法の差はありますが、
簡潔に話すことが先決です。
長く言葉を話そうとするのではなく、
必要な情報だけを入れるようにしましょう。
短時間で言いたいことをまとめて、過不足なく話す
これが一番大事です。
自信を持って言えるフレーズを作るのも効果的!

他技能に比べて、練習がしづらい技能でもあります。
練習法について、詳しくは質問してください

まずは言いたいことを述べられるようになること、ですが、
次には、音の壁が待っています。
これも言語の構造と骨格の構造上、
日本語にはない音が必要になります。
私事ですが、カタカナすぎる発音やrの音を含みすぎる発音
かなり聴き取りづらいです。(発音についての質問も待っています!)
なるべく近い音が出せるような練習も必要です。
リスニングの練習も兼ねて、
まずは、外国人(好きな有名人など)のスピーチやインタビューを
真似してみましょう!

Writing
最後の技能です。
日本語でも文章を書くのが得意ではない人、好きではない人
がいると思いますが、それを英語で、となると
かなり労力が要りますね。

英検やGTECのWritingは比較的易しいです。
論旨が一貫していて、条件に従っていて、文法や単語のミスがなければ
およそ正答です。

対して、その他の試験のWritingはテーマも条件も
難易度が高く感じられます。
STEP1 言いたいことをまとめる
STEP2 話の展開を決める
STEP3 条件を確認する
この3STEPが必要です。
STEP1とSTEP2はマインドマップのように作成してみましょう。

さて、
英語外部試験
「英検・TOEIC・TEAP・GTEC
TOEFL・IELTS」

について話してきましたが、
諸外国のビザ要件って!?
など、今回お話しきれなかった部分もあります。
疑問が解決する・指針が見える反面
新たな疑問や霧が生まれた方もいると思います。
その際には、ご質問いただければ、可能な範囲でお答えいたします!

違いを知って、対策を知って、
最短で合格やスコアアップを目指しましょう!

今回紹介した英語試験ですが、
当教室の近隣では、
市が尾高校・中央大学横浜・川和高校など
GTECを取り入れており、
桐蔭学園では帰国生に
TOEIC S&Wの受験が義務付けられています。
すすき野中やあざみ野中をはじめとする
横浜市の中学校では
中学3年生の10月に英検の受験が公費で行われています。

ますます注目される英語試験。
気になる方はご相談ください!

 

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P.S.
この9月から、東京都江東区のTGG(Tokyo Global Gateway)、
東京英語村がオープンしました!
私も非常に興味のある施設です。
何と言っても様々な地域の英語話者がいることが目玉だと思っています。
まさにGlobal Gatewayですね。
日本には東京以外にも英語村がありますが、
ここまで本格的ではないような気がします。
いずれにしても、これからの日本の英語教育を変革させる
一石になることを望みます。